費用対効果を重視した耐震補強・株式会社クレアール 井上英勝さん


耐震補強を行うことで古い建物でも安心して使用することができます。

耐震補強について株式会社クレアール 井上英勝さんに伺いました。

お話を伺った建築家

 

ユーザー 株式会社クレアール 井上英勝 の写真
横浜市神奈川区台町11-29 横浜エムアイビル701
045-317-5956

 

貴社が耐震補強をてがけるようになったきっかけがありましたら教えて下さい

 
私は社会に出てから、木造・S造・RC造・SRC造・組積造など、ありとあらゆる建築構造に携わることが出来ました。
その経験からそれぞれの構造の特徴(長所・短所)を融合した構造補強の模索を続けていました。
そして弊社において建物の改修設計及び改修工事を手掛けるようになり、多くの構造補強を実際に試して来ました。
 
そんな中で最も印象に残っているのは、築40年のRC造診療所の耐震診断調査です。
建物の存続利用若しくは取り壊し建替えの選択。
建築主より、思う存分に建物の耐震診断調査を行ってくださいと委託されたことからです。
 
コンクリートの中性化試験、コンクリートサンプルの圧縮試験、鉄筋配筋のX線撮影調査など。
多岐にわたる調査のお蔭で多くの経験を積むことが出来ました。
 
この経験を多くの施工業者様と共有し、協議検討を重ねることで、RC造の補強方法の凡例を構築しました。
今では、耐震診断、漏水調査、地盤沈下調査も行っております。
 

「鉄筋コンクリートラーメン構造の耐震補強工事」の耐震補強の費用はどれくらいでしょうか?

↑鉄筋コンクリートラーメン構造の耐震補強工事

RC造3階建て建物(事務所)がL字形となっておりました。

使用規模の変更及び耐震性能の検討からL字形をI字形へ減築。
躯体のバランスが崩れた柱・梁に対して、耐震補強を行いました。

具体的には、RCラーメン構造の耐力壁が少ないことから、外壁に面する開口部には鉄骨ブレース補強(H型鋼利用)。
室内の大梁には、炭素繊維巻き施工を施しました。

鉄骨ブレース(H2.2m×W4.5m)が4か所。
大梁(スラブ底から梁底で500㎜、梁幅300㎜、長さ6m)が4本。

もちろんこの作業には準備工事も含まれます。

結論、耐震補強の費用は、約500万円。
この提案のお蔭で、建物の存続使用が承諾されました。

耐震費用の補助金の申請などもやっていただけますか?

 
もちろん承ります。
必ず建築主様の御意向を伺い、負担費用の軽減や追加費用の精査も行います。
 

「鉄筋コンクリートラーメン構造の耐震補強工事」では鉄骨ブレースと炭素繊維シートを使っているそうですが、鉄骨ブレースとはどのようなものでしょうか?


鉄骨ブレースは、H形鋼(H-150×150×7×10)を組み合わせて、現場組立。
躯体梁と柱・スラブ面にケミカルアンカーを打設し、隙間を無収縮モルタル(グラウト)で充填。
意匠的な目的で、鋼材の配置バランスやH型鋼の寸法を検討しました。
 
炭素繊維シートは名前の通り、炭素繊維を縦横に編み込んだシートであり、梁底の垂れを制御するように梁側面と底面を下から包み上げるように巻き付けました。
固定には、梁上部に、あと施工アンカーを100㎜間隔で打設し、シートをそのアンカーに絡ませて緊張させます。
そのままエポキシ樹脂を塗布し、硬化させます。
 
大梁の垂れは、梁の中間部で約30㎜。
これ以上垂れないように、一度ジャッキアップ(約5~8㎜)し、炭素繊維シートを巻き付けました。
 

炭素繊維シートとはどのようなものでしょうか?


一般に1方向と2方向がありますが、今回の補強では、2方向繊維を使用しました。
1方向は長尺方向(ロール方向)に、梱包時に使用するビニルリボンテープのようなもので、2方向は縦横に編み込まれた織物生地のようなものです。
 
この繊維シートをエポキシ樹脂で含侵させて硬化により固めていく方法です。
 

耐震診断だけをお願いすることも可能でしょうか?

 
もちろん可能です。
 
炭素繊維補強の施工業者は近年、増加しておりますので、数社の比較も可能です。
また鉄骨ブレースについては、鉄骨製作業者(工場)であればどちらでも施工可能かと思います。
 
弊社は、耐震診断調査、構造計算及び施工アドバイスを行います。
 

工務店や建設会社ではなく貴社に耐震補強を依頼するメリットは何でしょうか?

 
建築ドクターとして建物と建築主の気持ちを十分に理解し、設計的な視点、施工的な視点、建て主の視点を兼ね備えて、費用対効果を重視した計画を考案できる事がメリットかと思います。
 

株式会社クレアール 井上英勝さんの耐震補強・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
鉄筋コンクリートラーメン構造の耐震補強工事

建物の使い勝手が変わったことによって、建物そのもののリニューアルを必要としました。
お客様は不要な部分は取り除き(解体)、残す部分は耐震性能を向上させ、永く利用できるようにしたいとお考えでした。

 

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