鉄骨造の増築 

ユーザー 清水正勝建築研究室 清水正勝 の写真

鉄骨造の建物を増築する場合、
増築する内容によって構造で注意する点が違ってきます。
ただし、規模によって確認申請など法的な申請が必要となります。

まず、平面的に既存建物と縁を切るような増築(EXP.J等でつなげる)の場合、
別々の建物と考え、増築部分のみの構造計算で足ります。

ところが、既存建物の上部に増築したり、既存建物の柱や梁を利用する場合、
内容によっては既存建物と合わせた構造計算が必要となります。
この場合、既存建物の構造図や構造計算書が必要となります。
図面などがない場合、現地で使用部材の調査などをすることになり
容易に増築工事ができないことが多いようです。

構造の検討以外に建築基準法の検討が必要となりますので、
簡単に考えずに、鉄骨造に詳しい一級建築士に相談されることをお勧めいたします。