労働をかけて、お金をかけない修繕-塗装を考える(1)

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

屋根塗装は6年前に行いました。

今回は塗装外壁の塗替えと駐車場床の塗替え、玄関・窓木部の塗替え。

塗料は予め数量を見積り、専門学校での教え子で設計兼塗料屋さんのクロサキくんに依頼する。作業は屋根塗装でお世話になった親方オカダさんと私。

親方の洗浄機はエンジン式のため、私の電源式ケルヒャーを使う。以前この家の洗浄をしているのでホースも問題なし。

塗り部分は1階廻りなので脚立足場で十分です。

設計は屋根材、2階廻り壁材がコロニアル、1階廻りは素材感のある塗材です。

屋根は勾配が緩いため足場なしでい行いました。

かかった費用は塗料代と親方の2日日当、コロニアルの雨水吸上げ防止スペーサー代、取付はもちろん私です。

手順は洗浄のあと親方が窓周り、見切り部の足場かけ養生。私は外壁クラック部のカッター、トップライト廻りシーリング処理を終え、養生が終わった部分から下地調整のシーラー塗り。たっぷりとの指示の下、体に浴びながらの作業、養生を終えた親方もシーラー塗り。一連の動作がゆったりと経験を感じます。

天気が良好のため、外壁の1面を1回塗り完了で1日目終了。

2日目は親方が外壁塗装、私が駐車場床塗装。下地調整の乾燥時間に外壁塗装とばたばた動き回る。

親方は今日も淡々と作業し外壁塗装終了。

床面塗装は、やってくる蟻を追いやり、追い詰めながらの作業。

何匹かが犠牲になりました。

作業は手順・段取・淡々とはとても大切だと思いました。

これを会得するために修行を行い職人となれるのです。

蟻と遊ばない、惑わされない平常心私には向いていないと思います。

改修前です。18年前に塗装改修。汚れが気になり数年前に洗浄。

塗装後

クラック部にカッター入。

カッター部にシーリング入。

クラック部の塗装後

シーリング改修