和モダンを研究してみる

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある建築家が作り出す和モダンなデザイン。

その建築家の考え方やデザインを取り入れた、

工務店が、全国各地にあったりします。

元が同じということもあって、

どの家も、なんとなく似たようなデザイン、納まり。

でも。

人気があって、どんどん増えたりしてます。

それはそれでいいことなのかもしれませんね。

実は。

これから家づくりをスタートする案件の

メインのコンセプトが、「和モダン」。

今までに、和をベースにモダンな要素を入れたり

モダンな中に、和の要素を取り入れたり、

いろんな和モダンを創り出してきました。

ただ。

お客様の持っているイメージは、

一枚目の写真にあるようなスタイルなんですよね。。

何も考えずに進めていくと、

同じようなデザインになってしまいます。

同じような。

というのも、面白くないので、

そのデザインが持つ空気感を抽出して、

取り入れようと思っています。

そこで。

そのデザインの根幹になっている書籍を

一気に購入して、昨晩、読み切りました。

なるほど。なるほど。

今まで、なんとなく理解してきたのですが、

一気に理解が進みました。

空気感は取り入れつつも、

しっかり違いも出る家にできそうです。

昨晩のプロセスで、大事だなと思ったことが二つあります。

一つは、オープンであること。

このデザイン!という凝り固まった考え方ではなくて、

オープンで、フラットな視点を持つと、得るものが多いですね。

もう一つは、経験ですね。

いろんなデザインや空気感にチャレンジしてきた経験のおかげで、

ちょっとした差に、気が付きやすく、表現も容易。

このプロセスのおかげで

新しい表現を手に入れることができました。

「らしさを引き出して、カタチにする」

もっと、もっと貫いていけそうです。