コンクリートのかぶり厚

ユーザー アトリエそらまめ 落合晋也 の写真

コンクリートのかぶり厚さとは、鉄筋表面とこの廻りを覆うコンクリートの表面までの最短距離のことを言います。木造住宅であれば基礎工事、建物全体を鉄筋コンクリートで計画するのであれば建物全体でこのかぶり厚さを確認しながら工事を進めることとなります。柱、梁、壁、床スラブや基礎の箇所でそれぞれ屋内外での定められた基準に沿ってかぶり厚さを確保します。この定められた基準は、耐久性、耐火性および構造耐力上の諸点を考慮して規定されています。コンクリートを打設する前に、配筋工事を行い型枠を組みます。この型枠と配筋された鉄筋の最短距離がコンクリートを打設してもしっかり確保できるよう、スペーサーを挟み込みかぶり厚さが不足しないよう配慮します。