予算をオーバーしてしまったら?
昨日、とある家づくりの打ち合わせでした。
何度も打ち合わせをしながら、
家のいろんな仕様を決めてきました。
詳細な内容を決めていく前に、
予算とのバランスを見るという
プロセスの時間となりました。
設計スタート当初、総工費(諸経費を含むすべての費用)は
予算内に入っていたのですが。
いろいろ決める中で、プラスになったり、マイナスになったり。
ありますよね。
それもそのはず。
真剣に選んでいきますし、目も肥えてきたり
家のイメージが広がっていきますから。
打ち合わせの時に、あまり大きな変更の場合は、
その都度、コストについてお話はするのですが。。
それはさておき。
まず最初に、現段階の総工費を提示しました。
結果は。
予算よりアップしていました。
さて。
ここからが大事なんですよ。
何を変更したことで、どれだけコストが上がっているのかを
共有していきます。
いきなり、コストダウンのお話でなくて。
一通り説明した後、私からの問いかけは。
「この家づくりで何を大事にしてますか?」
です。
当初からアップした内容の中で、
なんとなくいいなと思ったものと、
どうしても取り入れたいことを
一緒に精査していきます。
床をヘリンボーン張にしたい!
キッチンの天板をステンレスにしたい!
和室を小上がりにしたい!
トイレはタンクレスがいい!
限られたご予算の中ですが、何が大事ですか??
ただやめればいいということではありません。
例えば。
「2階のトイレ。
タンクレスだとかっこいいよね。
でも。
使うのって、私たちだけだよね。」(お客様)
「しっかりと機能が同じであれば、タンクあってもよいかも。」(お客様)
「壁紙や照明器具や小物でアクセントやインパクトをつけて、
かっこよくするのもいいんじゃないですか?」(ナイトウ)
「なるほど!それでいきましょう!」(お客様)
どうですか?
ネガティブな印象ありますか??
やりたいことって、
トイレをタンクレスにすることじゃないですよね?
トイレをかっこよくしたいんですよね???
だったら、私のご提案も一つの方法になるはずです。
こんな風に、一つずつ、精査しながら
進めていくと、あっという間に、減額していけますから。
こちらのお客様。
最後は、10万円ほどの追加まで寄りつきました。
それでも、大事にしていたことは、残してますよ。
ここでここまで詰めておけば、安心です。
納得に家づくりになりそうです。
ちなみに。
最初に提示する資金計画が曖昧ですと、
このプロセスは不可能です。
(「坪単価」という言葉を使う業者はご注意くださいね)