細長い土地の間取り

ユーザー アトリエそらまめ 落合晋也 の写真

一言で細長い土地の間取りと言ってもいろいろな敷地状況が考え得ります。
南北に長い場合、東西に長い場合、道路から奥に長い場合でも敷地の間口がどれくらい有るかにより計画し得る間取りは様々かと思います。
ここでは、南北に長く東西間口4-5m程度に限られた土地を想定して書きたいと思います。
このような敷地の場合、先立って話に上がるのが駐車場の計画です。道路境界線から玄関までの青空空間で駐車場を計画する場合もありますが、限られた敷地に計画する際ビルトインガレージの計画を盛り込む場合があります。仮に計画できたとすると、残りの建物間口で玄関スペースを計画できるかどうかよく話に上がる検討カ所かと思います。
その次に、階段の計画。2階建てもしくは3階建て以上の住宅を計画するにあたっても、限られた間口の計画ではコンパクトに効率よく階段の計画を落とし込み、下階も上階も主要室となる居室の面積が確保できるかどうか見極め、階段の位置を検討します。
このようなかたちで間取りを計画しながら居室に採光を取り込めるかどうか、この辺りも意識します。京都の町屋のように建物の奥や中央に庭を造りたりし、場合によっては建物を庭を囲むようにコの字型に計画し、コートハウスに様な取り合いで光を各部屋に取り込む計画をしたりもします。
ここの敷地で周辺環境も異なりますので、一概には言えませんが、いろいろなアイディアを添えながら、敷地に合った間取りをご提案するようにしています。