美容室兼自宅

ユーザー アトリエそらまめ 落合晋也 の写真

①集客を意識した計画とエントランス
美容室兼住宅は、店舗併用住宅と言い換えられますが、
店舗と見たときに集客に対しての建て方が重要になります。敷地前面道路、もし二方向道路に面しているのなら幅員が大きく車通り、人通りの多い道路に対して店舗の存在を認識していただけるように計画し、店舗用と住宅用の玄関、アプローチも可能な限り分離して計画できるといいですね。
お客様にも配慮ができ、また住人のプライバシーも守れる計画になるかと思います。
 
②美容室(店舗)部分と住宅部分の室内での行き来
住宅の住人が店舗を営む形態が考えられますが、その際外部だけでなく室内でも行き来ができる間取り構成を考えられると便利かと思います。家族形態にも寄りますが、営業時間中に子どもの様子を見に住宅側へ戻ったり、急な雨が降ったときバルコニーに干している洗濯物を取り込みに移動できたりと、建物中で簡単に行き来ができると家事育児が楽になる点もいくつか出てくるのではないでしょうか。兼用住宅は、職場への移動時間がないといった点が大きな利点です。それを最大限活用できる間取りは大変便利ですね。

ほか、店舗と住宅をまとめて建てることで別棟で設けるよりもコストを抑えて建てられるという点等もメリットとしていえる部分かと思います。