外壁の素材を決めるポイントは?
投稿日時:
2019-10-26 07:40
数カ月前に竣工した、とある家の外観です。
チャコールグレーとライトグレーの組み合わせと
木目との組み合わせが、いいバランス。
チャコールグレーの壁は。。
画像で見ると、窯業系サイディング(いわゆるサイディング)
に見えますが、違います。
細いボーダーの磁器質タイルなんです。
サイディングは、セメントを固めて、表面に凹凸を付けた
タイル「風」の仕上げ材。
タイルは、そのまま、タイルです。
近寄ってみると、質感は全然違いますよ。
ここまでふんだんに使えると、やはり重厚感が違いますね。
でも。
こちらの家づくりでは、見た目以外にも大事にしたことがあります。
それは、メンテナンスです。
サイディングやガルバにすると、10-15年に一度
塗装の塗り替えが必要になります。
それに比べて、タイルは焼き物なので、
そもそも色褪せがありません。
なので、もちろんですが、塗装の必要はありません。
15年のメンテナンスが必要ないんです。
その視点で、もう一度、画像を見てください。
1階も一部タイルですが、2階はすべてタイルですよね。
こうすることで、足場が必要なくなります。
1階だけでしたら、脚立でもメンテできますので。
外壁の素材を決めるには、長期的な視点が必要です。
しっかりとメンテナンスのことも考えながら、
家づくりを進めていくことをオススメします。