マンションのリノベでよく聞く話題
![](https://kentikusi.jp/dr/sites/default/files/styles/w700/public/123_R.jpg?itok=9uBV88bq)
自転車が見えてるところは、玄関土間。
とても開放的でゆったりとしてますよね。
こちら、実は。。
戸建てではなくて、マンションの玄関なんです。
自転車が置けて、しかも、画像では見えていませんが、
3人は腰かけれるベンチがあったりします。
しかも。
大きな窓があって、そこから、たっぷりな光が差し込むので、
ビックリするほど、明るくて、快適な居場所になってます。
マンションのリノベーションに関わらせていただくときに、
改修前のマンションを見ながら、お客様からよく話題になるのが、
この玄関周りの広さがあります。
私は、独立前に、マンションの設計監理をたっぷり(笑)
やらせていただく機会があったので、よくわかりますが、
マンションって、居室をより多く、広く確保することが
最優先なんです。
ですので、玄関というと、最小限になってしまうのは
当たり前なんですよね。
でも。
その窮屈さって、賃貸ならまだしも、所有して、
そこで暮らすとなると、相当なストレスになりますよね。
なので、玄関を広くしてくださいという要望はよくうかがいますが、
ここまで広く確保するのは、難しいかもしれませんね。
だって。
こちらの玄関って、改修前に、寝室だったところを一部
取り込んで、玄関にしちゃってますから(笑)
大胆ですよね。
でも、それくらいすることで、これだけの開放感を
得られるのであれば、いいアイデアかもしれませんね。
![](https://kentikusi.jp/dr/sites/default/files/styles/w700/public/114_R_0.jpg?itok=tcqBtnjh)
そうそう。マンションでもう一つ話題になるのが、廊下ですね。
玄関からまっすぐ伸びる、細い中廊下を歩いていくと、
LDKにつながる。
そんな間取りが一般的ですよね。
それも、先ほどの玄関同様、居室優先で考えれば
廊下が狭いことって、合理的なんです。
でも。
こちらのマンションでは、思い切って、廊下を広くしています。
通常の幅の1.5倍ほど。
しかも、奥に見えているのは、先ほどご紹介した玄関土間。
視線の先に、明るい場所があると、気持ちいいですね。
そのゆったりとした廊下って、少し無駄に感じるかもしれませんが、
途中に絵画を飾ったり、チェアを置いてみいたり、
オブジェを飾ってみたりすれば、「ただの」廊下ではなくなります。
そのちょっとした幅が、家全体に、ゆとりを感じさせてくれます。
![](https://kentikusi.jp/dr/sites/default/files/styles/w700/public/122_R.jpg?itok=mETd_Pus)
こちらは。。
先ほどのメインの廊下と並行して展開している、
裏動線の廊下だったりします。
この通路幅が、一般的な廊下の幅でもあるんです。
下足入があったり、コート掛けがあったり、
ちょっとした収納があったり、寝室へのドアがあったり。
お客様の目にふれたくないものを
しっかりと隠しながらも窮屈に見せないよう工夫しています。
こちらも、あまり閉じすぎず、開放的な感じにしてるので
明るくてさわやかな印象になってます。
マンションのリノベって、制約はあるのですが、
想像しているより、自由度がたかかったりします。
ちょっとした発想の転換で、自分らしい家づくりに
つながることもあったりしますから。
そうそう。
最後に一つ、大事なことを伝えておきます。
こちらのマンションですが、家中が仕切りなくつながっていて
開放感がすごかったりします。
でも。冬場の寒さは、あまり感じません。
というのも、しっかりと断熱改修もしているからです。
いくら見た目かっこよくしても、快適に暮らせなかったら、
本末転倒かなって思います。
見た目だけでなく、性能も考えてリノベすることを
オススメします。