詳細な図面をもとにしっかりと打ち合わせ!
昨日、とある家づくりの打合せからスタート。
手前のタブレットにチラッと見えているような、詳細図面をもとに
細かなところを決めていく実施設計というプロセスです。
壁や天井の中がどうなっているのか。
階段の踏み板や蹴上がどうなっているのか。
手摺がどんな形状しているのか。
キッチンとキッチン背面の収納間の隙間がどれくらいあるのか。
キッチンがどこを基準に設置されるのか。
いろんな場所の有効寸法がいくつになっているのか。
書き出すと切りがないんですけど、全て、しっかり決めておかないと、
現場の担当者が、「標準的な」カタチで設置してしまいます。
「標準的」って?
なんとなく。
キッチンと背面収納の間は、1mあると便利とか。
階段はメーカーが出している既製品がよくつかわれるのでいいとか。
造り付けの机の高さって、75cmが一般的とか。
まことしやかなんですけど、それなりに語られます。
例えば。
分譲住宅の場合、施主が決まっていないので、
なにが根拠で決まってるのかというと、
よくわからない「標準的」な寸法だったりします。
これであれば、よっぽどいいとか、
今まで経験上、これくらいだったとか。
そんなもんです。
でも。
注文住宅であれば、実は、自由に決めれるんですよ。
例えば。
ものすごく身長の大きな人が暮らす家の場合、
造り付けの机が75cmって、低すぎるかもしれませんよ。
もう少し高くした方が、膝が当たりにくかったり、
パソコンの使うときに、肩がこらない高さかもしれません。
もちろん。
身長の高い人全てが、上記みたいでもありません。
座る時に、チェアの上で座禅を組むかもしれませんからね。
その人が、どんな使い方をするのか。
それを考えながら、今よりももっとこうしたい。
そういったことを、ひとつずつ積み重ねていくことで、
自分が無理なく、自然と使いやすい家になっていきますよね。
確認申請を通すだけの図面だと、そういった詳細までは
わからず、「なんとなく」つくっていくことになります。
なので。
こういった詳細設計は、とても重要なんですよ。
少し話を戻します。
昨日の打合せでは、そういった詳細図を提示しながら、
細かなところについて、お話しながら、確認したり、
変更したりしました。
何度か打合せさせていただいて、全てについて
しっかり決めることができました。
これから、何社かに見積をしていただくための準備に入っていきます。
午後は、とある家づくりのため、お客様と工務店に集合。
こちらの家づくりでは、最終の見積金額、工事する工務店が決定して、
工事の契約に向けた打合せ+顔合わせでした。
手前に見えているのは、その工事の流れを示した
工事の全体工程表となります。
工事の契約までに、こういった工程表を作成して、
いつまでにできるのかを共有します。
無駄なく、スムーズな流れを想定しているのか。
その辺はしっかりとチェックした上で。
こちらの家づくりでは。。
私が想定していたより、少し早くに、できあがりそう。
お客様からすれば、早くにできると嬉しいですからね。
ただ。
急ぐだけではいけません。
適正な時間をかけて、丁寧に仕事してほしいですから。
この工務店の監督。
とても段取りがよいので、その分、期間を短くできたようです。
もちろん突貫工事ではありませんから。
大事な大事な家づくりですので、
急がず、慌てず、しっかりと時間を確保して進めていきましょう。
いろんな家づくりが進行していて、楽しませていただいてます。
ほんとありがたいです。