狭小住宅は恥ずかしい?

ユーザー オープンサイト建築設計事務所 双木洋介 の写真

実は現在、自邸を建設中です。

事務所のある埼玉県飯能市という田舎で、約160坪の土地に建設中・・・と言うとどんな豪邸を作っているのかと思われてしまいそうですが、実際は土地の半分は崖地・そのまた半分は長大な羽竿状ということで(笑)建設可能な平場は少なく、しかも崖に対して何か面白いアプローチはできないか?さらに中庭のある家も昔から良いなと思っていたこともあり、その結果「崖と中庭に面した、延べ床面積:約22坪の狭小住宅(平屋)」という形に落ちつきました。

コンセプトは、狭小住宅=面積は狭くても、細くても・長い(視線が奥まで抜ける)/高い(天井を感じない)空間であれば、気持ちの良い住宅になるのではないか?という私なりの仮説です。 まだまだ基礎ができた段階で上棟前ですが、すでに周辺環境に対して不思議なスケール感を与え、小さいながらも自然と寄り添いながら建つイメージができています。

狭小住宅でも、設計の工夫次第で素晴らしく豊かな空間にもなりますし、ましてや恥ずかしいという感情とは無縁ですね。 小さいからこそ、アイデアを詰め込んだ素敵な建築を作っていきたいと考えています。