洗面台のお話し⑥(ナチュラルな造作タイプ)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日までは、メーカー等から出ている

既製品の洗面化粧台をご紹介してきました。

機能性なのか。

見た目なのか。

その中間なのか。

その中でも、機能性がとてもよいという内容でしたよね。

では。

造作の洗面台の場合、それがどうなるのか、気になるところ。

というか。

待ってました!という声が聞こえてきそうです(笑)

全てをご紹介するとなると、相当な量になるので、

いくつか類似したタイプを重ねながらご紹介していきます。

まずは、こちら。

ナチュラルな雰囲気が好きであれば、

ビビッとくるかもしれませんね(笑)

ゴム(という樹種)の集成材を使って、

カウンターと本体をつくりこんでます。

そのハコに、大きなサイズの洗面ボウル。

この洗面ボウルは、「病院用流し」なんて呼ばれてます。

病院の診察室や処置室で使われるからだそうです。

陶器製で、とにかくサイズが大きい。

それと、深さがあることが大事なポイントですね。

実は。

こういった造作に使う洗面ボウルって、

サイズは大きくても、深さがあまりないことが多いんです。。

不思議なんですけど。

なので。

しっかりと深さがあるものがいい!ということだと、

このタイプを採用することが多いですね。

一つ注意点は。。

オーバーフローがないので、水をためながら

水を流しっぱなしにすると、当然ですが溢れます(笑)

それと、話は戻りますが。

木製のカウンターって、憧れる方が結構多いんですけど、

しっかりと表面に塗装をしておくことが大事です。

水が浸透してしまうと、シミができたり、反ってしまったりするので。

その辺は、工事してくれる方や設計士さんに相談してくださいね。

そうそう。

それと、こちらの洗面で特徴的なのは、水栓。

曲線的なデザインが、とてもかわいらしさを演出してくれてますね。

造作の洗面台の場合、水栓って結構目立つので、

自分らしい、自分好みなタイプをセレクトするといいですよ。

こちらの水栓は、見た目だけでなく、壁付なので、

汚れがたまりにくいので、掃除の面もよいですね。

それに、水のかかる壁面は、モザイクタイルなので、

見た目はいいですし、水撥ねも心配ありませんね。

洗面ボウルまわりの清掃性は別として、

見た目と機能性を、バランスよく取り入れた

素敵な造作洗面台だと思います。

どう感じましたか?

ということで。

明日に続きます!