洗面台のお話し⑩(ミニマルデザインの)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、スッキリとした見え方の洗面台を

ご紹介しました。

どちらかというと、見た目のスッキリ感を重視したので、

収納力や清掃性という機能的な面は少し気になるかも。

その辺のバランスもとりつつ、見た目も考えた洗面台。

例えばこちら。

モノトーンで統一したミニマルなデザインの洗面台です。

洗面ボウルと水栓以外は、すべて造作しています。

天板は、ブラックの人工大理石。

石目のタイプもあったのですが、いかにも!な質感だったので、

柄のない、プレーンなブラックにしています。

それに色合わせした、マットなブラックのメラミン化粧板。

流行りでマットにしたわけではありません。

ツヤを出すと高級感につながるといわれたりしますが、

そのツヤの見え方が、結構大事だったりします。

柄のあるメラミン化粧板であれば、ツヤありにしても

高級感を演出することはできるのですが。。

柄のないプレーンな場合、表面のフラットさが見てわかりやすく、

ピアノのようなフラットな質感には到底到達できないんですよね。

例えばこちら。

左側の扉面を見ていただくと、ほぼ鏡じゃない?というくらい、

きれいに床が映り込んでますよね。

こちらは、鏡面の塗装仕上げ。

こちらが、メラミンやシートですと、少しゆがんで見える感じです。

だからなんだって?

もしかすると、一般の方を基準で考えれば、大きさ差ではないかも。。

ただ。怖いのは。

高級感出したつもりが、逆にチープに見えてしまうということ。

実際あり得るので、その辺は設計士さんと相談してくださいね。

話を少し戻しましょう。

黒いハコは、洗面ボウル以外、すべて引き出しになっているので、

しっかり収納できます。

さらに、鏡は、三面鏡になっていて、奥行を深めにしているので、

既製品に比べると、しっかり収納できます。

洗面ボウルは、以前ご紹介した、深いタイプで、

水栓がボウル内にあるので、掃除はしやすいですね。

ということで。

ミニマルなデザインでスッキリしつつ、

しっかり収納できて、掃除もしやすい。

そんな洗面台になっています。

今日はこのくらいにしておきましょう。

明日は、半既製品で、人気のある洗面台をご紹介します。

お楽しみに!