浴室のお話し②
昨日から浴室のお話し。
最初は、広さについてでしたね。
何を目的にするのかで、広げ具合が異なる。
そんなお話しでした。
今日は、浴室についてですが、少し違う内容です。
浴室というと、最近では、ユニットバスが主流ですよね。
いろんな色柄があったり、シャワーの種類があったり。
浴槽のカタチや素材とか、いろいろと自由に組み合わせします。
ある程度規格になっているとはいえ、
組み合わせ方しだいで、見た目を個性的にすることも可能です。
ただ、ユニットバスを採用する場合みなさんの大事なポイントは
「掃除しやすさ」にあるようです。
壁は、目地が最小限になるよう、大きなパネルですし、
床も継ぎ目がなかったり、浴槽を人工大理石にしたりして、
清掃性が高いことを、アピールしています。
最近では、シャワーと蛇口以外は、何も造り付けず、
さっぱりとしたユニットバスにする方が多いです。
インスタなんかで紹介されていますが、
マグネットタイプで、取り外しして掃除できる。
そんな棚や鏡を採用する感じです。
徹底していますよね。
もしかすると、見た目は、賃貸と同じくらいかもしれません。
見た目より、清掃性でしょう。
そんな視点であれば、それも一つの考え方ですから。
そうそう。
掃除しやすくするために、ユニットバス。
そんな発想の対極にあるのは、在来の浴室です。
「在来」って言葉は聞きなれないかもしれませんが、
壁や床に、防水の下地をつくって、タイル等で仕上げる。
そんなタイプを総称しています。
戸建て住宅でも、昔は、この在来が多かったです。
昔の家では、床と壁はタイル張じゃないですか?
タイルはずっときれいなのですが、その目地が。。
カビが生えたり、掃除しにくかったりしますよね。
そんな在来を採用するなんて、今はないでしょう?
と聞かれそうですが、そうでもないんですよ。
実は。
ユニットバスって、浴槽の長手の大きさに制限があります。
身体の大きな方だったり、ゆったりつかりたい人には、
その浴槽が狭く感じてしまうことに。。
浴槽を大きくしてほしい!
といっても、規格になっているユニットバスでは、
なかなか難しい。
そうなると、浴槽の大きさが自由に設定できる、
在来の浴室をつくることになりますね。
その場合、どうしてもタイルなんかを採用する機会が多いので、
目地の掃除はついてまわります。
つまり。
何を優先したいのかで、在来が最適な場合もあるということ。
いずれにするのかは、何を大事にするのかで違うので、
じっくりと考えてみていただけるといいかなと思います。
明日は、ユニットバスのいいところを残しつつ、
もう少し自由なことをしたい場合について、お話ししますね。