板倉工法のメリット・デメリット

ユーザー エヌスペースデザイン室 佐藤 直子 の写真

板倉工法とは、建築業界の人でもあまり知られていないかもしれません。
木造の軸組みがベースで、柱に板を落とし込んで壁にしています。
昔は収納庫をこの方法で建てていたようです。
内外装の仕上げが不要でローコストだったのでしょう。

現在もJパネルなどを使った板倉工法があります。
耐力壁をJパネルが負い、内装は木造打ちっぱなしのような杉板あらわしです。
Jパネルとは杉の間伐材をタテヨコに張り合わせ36ミリの3×6(尺)にしたパネルです。
最小厚CLTでもあります。

打ちっぱなしといっても、結局外断熱+外壁材は必要になりますし、
コンセント等の設備の配線のため腰壁を設けて壁をふかしたり、
さほどローコストにはならないとは思います。
木の温かみの感じられる癒しの住まいにはなるので個人的にはいいなと思っています。

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