造り付けの家具ってどう?⑨(減額するには?)
昨日は、家具に使う金物をいくつか
ご紹介しました。
ほんと。いろんな金物あるんですよ。
あれもこれも紹介していくと、
すごい長編になりそうなので(笑)
この辺にしておきましょう。
ほんとにご興味ある方は。
ぜひスガツネ工業のサイトを見たり、
ショールームに行ってみると面白いですよ。
特に。
ショールームに行くと、私でも
いろいろ発見あるくらいですから。
全国にあるはずなので、チェックしてください。
さて。
今日のお話しは、このプロセスで
よく話題になる、減額提案のお話しです。
家具屋さんが、オンリーワンな家具を製作してくれる。
それってすごく嬉しいことなんですけど、
どうしても、その分、価格に反映されてしまいます。
全体予算との調整で、減額候補になることが
とても多いのが、家具だったりします。。
もちろん。
家具にこだわりがあるんです!という方であれば、
それ以外を削ってでも実現するんですけどね。
いざ。減額を考えるとなると、
やり方って、ほんといろいろあります。
それをすべてお話しできないので、
代表的な事例を、いくつかお話ししておきますね。
まず最初に思いつくのは。
家具に使う素材についてでしょうか。
例えば。
無垢の質感とか経年変化が好きで、
扉とか引き出しに、無垢板を採用している。
仕上げのところでお話ししましたが、
無垢板って、とても値段が高いんですよね。
もし、質感を残したいのであれば、
表面にスライスした木を張った突板にするだけでも、
だいぶん減額にはつながると思いますよ。
おそらくですけど。
表面の見た目だけであれば、一般の方には、
いずれなのかが分からないくらいですから。
さらにもっと下げたい。
そうであれば、突板ではなくて、
メラミンの化粧板やポリ合板をうまく使いましょう。
メラミンであれば、本物の質感にはなりませんが、
木目の柄とかツヤ感をしっかり見極めることで、
かなりいい雰囲気にすることはできます。
店舗とかで見かける家具って、
機能的な意味もあって、メラミンにすることが多いです。
なので。
どこかの店舗で見かけた家具でお気に入りがあれば、
写真撮っておくといいかもしれませんね。
そうそう。
メラミンの場合、選定間違えると、
いかにも偽物感が出てしまうので、
しっかりと設計士と相談して、決めてくださいね。
長くなってしまったので、
別の減額案のお話しは明日に続きます。