脱衣スペースのお話し①

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昨日までは、洗濯スペースということで
いろいろとお話してきました。

そもそも。
洗濯スペースっていうと、お風呂の脇で、
洗面台と洗濯機が横並びになっている。

そんなカタチをよく見かけますが、
それに決まってるわけでもないんです。

もっと自由な発想で暮らし方に合わせて
決めていいんですよ。

そんなお話でした。

今日は、そのつながり(?)で
お風呂の脇にある脱衣についてお話します。

脱衣っていうと。
先ほどお話した通り、洗面台と洗濯機がある
2帖ほどの広さをイメージする方が多いはず。

実際、何も意図しなければ、それで
充分事足りますから。

でも。
女子のお子様がいる御家族の方であれば、
そのカタチって、あまり嬉しくないのでは?

子供が小さいうちはいいのですが、
思春期を迎える頃になると。。

娘がお風呂に入っていると、洗面台を
使えませんよね。

夏の時期だったりすると、
朝シャワーを浴びたりすることもあれば、
出勤前に歯磨きできなかったりします。。

そういうことも想定して。
脱衣を洗面とは切り離しておきたい。
そんな要望を聞くことがよくあります。

ということで、脱衣室として洗面と別で
部屋をつくるとしましょう。

どれくらいの広さを確保しますか?

そもそも。
服を脱いだり、タオルで体を拭いたり
服を着たりするくらいですから。。

そんなに広さ必要ないでしょうね。

最小な広さでいいんじゃない?
ということで、1帖ほどにする方もいます。

でも。ここで、少し想像してみてください。

もし。
トイレで服を着替えください。
っていったら、みなさんどうですか?

着替える時に、腕が壁に当たりそう。。
私個人的には、窮屈な感じがします。

それと、体の大きさも影響しますよね。

いやいや。
着替える時には、お風呂の戸を開けるから
大丈夫という考え方もできますね。

とはいえ。
かなりタイトなスペースになるので、
もう少し広めにするとよいでしょうね。

例えば。
幅を1.2mほどの内法にすれば
扉を閉じていても、よほど使えますから。

ということで。
ここまでは、脱衣を独立させたお話でした。

明日は、少し違う視点からお話しますね。