土地の境界線を調べる方法

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

土地には少なくとも3箇所の敷地境界ポイント(点)があり、境界線は3本存在します。
もちろん、四角形や五角形・・・、旗竿地と呼ばれる土地など、土地の形状は2つとして同じものはなく、それぞれの土地が唯一無二です。

土地の境界線を調べる方法は、まず境界ポイントを見つけることが重要です。
この境界ポイントは、四角い金属プレートに赤い矢印が入っている金属標や十字の印が彫られたコンクリート杭などで示されています。
矢印であればその矢印の先端、十字であればその交点が境界ポイントになります。
それらの境界ポイント同士を結んだ線が境界線ということになります。

一般的に、この境界線に沿ってブロック塀や万年塀、フェンスが設置されていますが、無い場合ももちろんあります。
ここで重要なのは、そのブロック塀・万年塀・フェンスが境界線上にあるのか、それとも
その土地側にあるのか、または隣地側にあるのかを確認することです。

これらの境界線を確認する上で、敷地測量図や公図と呼ばれる図面が存在します。
公図はその土地を管轄している法務局へ行けば、入手可能です。

これから土地を購入して住宅を建てようとご検討されている方は、もし気になる土地がある場合にはその土地を仲介している不動産会社に問い合わせをした際に、境界ポイントが存在することと、敷地測量図があることを必ず確認されることが最も重要です。
そして、その敷地測量図と現地にある境界ポイントが一致していること、さらに境界線の長さの照合、境界線にあるブロック塀・万年塀・フェンスの位置を確認することが大切です。