巾木って何とかなりませんか?⑥
先日から、内壁と床の取り合いにある、
巾木をなくせないのか?
そんな問いかけへどうお答えしたのか
についてお話しています。
昨日は、巾木の見た目をスッキリさせる
という切り口で、アルミのアングル等を
使った巾木をご紹介しました。
今日は、それ以外でスッキリ見える巾木
についてお話していきます。
巾木がスッキリみせるためには、
シンプルなのですが、巾木の高さを低くする
という方法が、結構効果的だったりします。
例えばこちら。
巾木の高さがかなり低いですよね?
そのおかげで、存在感はかなり少なくなってます。
低くするといっても、ルンバなどの掃除機が
巾木に当たるような高さに設定する方がよいです。
それと。
無垢の木製巾木の場合は、あまり小さくし過ぎると、
反ったりすることもあるので、注意が必要です。
経年で反って、床との隙間ができてしまう
なんてこともありますから。
もっと違う方法はないんですか?
って声が聞こえてきました(笑)
例えば、こちらはどうでしょう。
かなりスッキリしてますよね?
こちらはアルミなんです。
先日、壁に張り付けるアルミの巾木をご紹介しましたが
見た目はスッキリではありません。
その差は、巾木の高さを抑えてるかどうか。
この巾木が面白いのは、仕上がった壁に貼るのでなく
床の固定しておいて、その上にボードを載せます。
この方法だと、巾木が床から浮いてしまうことを
防ぐことができるんですよね。
昨日ご紹介したアルミのアングルの場合だと、
壁側に固定しているので、ちょっとした経年変化で
隙間が空いてしまったりすることもあるんです。
さらに。
何かが巾木に当たって、巾木が取れてしまう
なんてこともないのも、メリットでしょうね。
そう考えると、とてもいい巾木に見えてきますね。
ただ。
気になる点もないことはありません。
例えばなのですが、巾木を取りかえる必要が出た時、
巾木だけでなく、壁まで壊さないと取りかえができません。
よくあるのは、傷がついたり、削れてしまった場合。
傷は、頑張れば、補修できますが、削れた場合は、
パテ等で埋めることもできませんから。
とはいえ。そういうケースはレアなので、
気にする必要もないかもしれませんが。。
巾木について、いろいろとご紹介してきましたが、
皆さんは、どの方法がよいと思いましたか?
設計士さんと相談しながら決めてくださいね。