基礎パッキン工法

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「基礎パッキン工法」は、住宅などの建築物の基礎と土台の間に専用の樹脂製パッキンを設置する工法です。主に床下の換気性能を高める目的で使われており、従来の「床下換気口」に代わる新しい方法として普及しています。

特徴は、床下全周換気が可能で パッキンを基礎の立ち上がり全体に敷くことで、全周から空気が入れ替わり、従来の換気口タイプよりも効率的です。

シロアリ対策が可能で、床下の湿気が減ることで、シロアリの発生リスクが低くなります。防蟻性のあるパッキンも使用されます。

また基礎の強度を保てます。 従来は換気口のために基礎に穴を開けていたが、基礎パッキン工法ではそれが不要になるため、耐震性が向上します。

施工が簡単な点もありパッキンを基礎に置くだけなので施工性がよく、工期短縮にもつながります。

一級建築士 南俊治