家の当たり前を考え直してみる(81)(外構㉒)

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家づくりにおいて、いろんな当たり前があります。
その当たり前を考え直してみると、もっと自由な
家づくりができるんじゃないか。

そんなことで、ずっとお話してきてます。

昨日は、車好きにはたまらない駐車場として
ガレージについてお話しました。

その切り口としては防犯対策でした。
外に対してオープンなカーポートに比べると
防犯的には、かなり安心になりますから。

ただ。。
ガレージは、相応に金額もします。
それをなんとかしたい!
そんな声が聞こえてきたので、今日はそのお話です。

防犯の側面から、出来るだけ囲って
外から見えないようにしたい。

さて。どうするといいのか。

そもそも、カーポートって、壁はなくて開放的、
そこに屋根がかかってる。
そんな印象です。

もし、少しでも隠したいということであれば、
カーポートのオプションにあるサイドパネルが
第一ステップですね。

柱のある側面に半透明なパネルを設置できますから。

道路側正面は、以前お話した通り門型とシャッター。
この二つの組みあわせだけでも、かなり効果あります。

いやいや。
もっとしっかり隠したい!

もしそうであれば、オプションのサイドパネルでなく
隣地境界際に、目隠し壁を設ければよいですよね。

それはアルミの既製品のフェンスでもいいですよ。

ただ。
せっかくなら、家と同じ外壁仕上げにすると、
パッと見た感じ、ビルトインガレージみたいです。

シャッターが取り付く門型まで同じ外壁仕上げにすれば
もっと一体感のある印象になります。

防犯と見た目はとてもよくなるんですけど。。
屋根と壁に隙間がどうしてもできるので、強い雨の日は
中に雨が降りこんでしまいます。

愛車を大事にしたい!ということも必要であれば。。

ヨドコウやイナバといった物置メーカーの既製品を
使うのも一つの方法です。

えぇぇ・・あの見た目?
機能的にはいいけど、鼠色だし、かっこ悪い。。

そう思った方も多いじゃないですかね。

それ先入観ですから。

大丈夫です。
そのガレージの壁に、家の外壁仕上げを追加すれば
いいですから。

ガレージの壁を塗装するというよりは、ガレージの壁に
壁を付加するという意味です。

コスパよく見た目いいガレージを実現できる方法です。

いろんなアイデアを組み合わせれば、自分らしい
ガレージが実現できますよ。

参考にしていただければと思います。