思考を整え暮らしを上質に叶えるホテルライクなモダン住宅 ― 光と陰影が整える、時間の質を設計するリビング ―

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

少し立ち止まって、

いまの暮らしを見つめ直してみたい。

そんな瞬間はありませんか?

忙しく成果を追い続ける日々。

予定に追われ、判断を重ね、

気づけば一日が終わっている。

けれど本当は、

もう少しだけ静かな時間が欲しいと、

心のどこかで感じている。

折り上げ天井を柔らかく縁取る間接照明。

ブラックウォールナットの深みある床。

石目調のアイランドキッチンが醸す落ち着き。

そして、

大開口の先に広がる中庭の緑。

派手さではなく、

整然とした静けさ。

高級ホテルのように、

空間が主張するのではなく、

そこにいる人の思考を整える設計。

ホテルライクとは、

豪華さのことではありません。

自分を取り戻す時間を持てる

デザインが宿る空間のこと。

住まいづくりを考えている方へ。

形を真似るのではなく、

思想から空間を考えてみませんか。

この一枚の空間が、

少し立ち止まって

考えるきっかけになれば幸いです。

暮らしを上質に叶える、

光と陰影が整えるリビング設計。

間接照明がもたらす「時間の質」という贅沢。

住まいづくりを考え始めたとき、

多くの方がまず

思い浮かべるのは「間取り」や

「広さ」かもしれません。

しかし、

私が設計の現場で

何より大切にしているのは、

そこで過ごす時間の質が、

どのように整えられるかという視点です。

LDK・・・特にリビングは、

家族が集まり、思考を整え、

一日の疲れを解いていく「暮らしの中枢」。

その空間の印象を大きく左右するのが、

暮らしの間取りゾーンの計画にも関連する

照明計画、

とりわけ間接照明の設計です。

直接光で満たされた空間は、

確かに明るい。

明るさは重要です。

けれども、

心が落ち着くかどうかは別問題です。

柔らかく拡散する光。

壁や天井に沿って滲む陰影。

素材の表情を引き立てる

グラデーション。

そこにこそ、

上質な住まいに共通する「静けさ」が

存在します。

リビングにおける間接照明の

具体的な設計手法・・・・・。

テレビ背面の間接照明という機能を

美へと昇華させるように。

最近では「テレビの役割」も

変わりつつありますが

それでも多くの場合

テレビはリビングの中心に

置かれることが多い存在です。

しかし、

黒い画面が壁面にぽつんと浮かぶだけでは、

空間はどこか無機質になります。

そこで有効なのが、

テレビ裏へのLEDテープライトや

バーライトの設置。

壁全体を柔らかく照らすことで、

・視聴時の目の負担を軽減

・壁面に奥行きを創出

・テレビ周りをインテリアとして昇華

特に電球色(2800K〜3000K)の光は、

落ち着いた風土にもよく馴染みます。

機能的な設備を、

佇まいへと格上げする設計。

それが、

やまぐち建築設計室の考える

照明計画です。

棚・壁面照明|空間に奥行きと知性を宿す

暮らしを丁寧に考える住まい手に

共通するのは、

「暮らしに思想がある」という点です。

本、アート、器、オブジェ。

そこに選択の哲学が宿っています。

オープンシェルフの棚板裏に

照明を仕込む。

壁面をウォールウォッシャーで

優しく照らす。

すると、単なる収納が、

ギャラリーのような存在感を

帯び始めます。

光が当たる面と、影になる面。

そのコントラストが、

・素材の質感を強調

・空間に立体感を付与

・知的で洗練された印象を創出

壁を光源化することで、

視覚的に壁が遠ざかり、

部屋は広く感じられます。

これは視覚心理学に基づく

設計手法でもあります。

コーナー照明|空間を広く見せる視覚トリック

リビングの隅は、

計画次第で「死角」にも

「アクセント」にもなりますし

「収納と動線」の役割も果たします。

フロアランプや縦方向に

光を伸ばす間接照明を配置すると、

・天井高さを強調

・視線を上方へ誘導

・空間に縦の伸びを演出

暗がりが消え、

空間全体が良い意味での呼吸を始めます。

奈良の落ち着いた住宅地に建つ住まいでは、

派手さよりも、

静かな品格が暮らしには馴染みます。

その品格は、

空間のコーナーに差す

一本の光から生まれることもあります。

間接照明がもたらす心理的効果

光の色と明るさが「心の温度」を決める。

光は、単なる明るさではありません。

光は多くの場合、

感情に直接作用します。

・電球色(約2800K〜3000K)…安心・温もり

・温白色(約3500K)…自然で穏やか

さらに調光機能を組み合わせることで、

・読書時は明るく

・食後は落ち着いたトーンに

・映画鑑賞時は最小限の光に

リビングは一日を通して、

意外に異なる表情を見せる空間へと変わります。

忙しい経営者の方、

仕事と家庭を両立する方にとって、

「自分を取り戻す時間」は何よりの贅沢。

その質を決める空間の要素が、

光だという事です。

陰影が生む高級感と奥行き

高級ホテルに共通する要素は何か?

その空間にあるのは、

均一な明るさではありません。

意図的に設計された「陰影」です。

凹凸のある壁材。

木目の美しい家具。

塗り壁の柔らかな表情。

そこに間接光が当たると、

素材が空間の意味を語り始めます。

光と影の対話が生まれ、

空間に深みとシーンが宿るように。

住まいづくりにおいて、

この「陰翳」の思想は特に重要だと感じています。

視線誘導という設計の工夫

間接照明は、

視線をデザインする装置にもなります。

・アートに光を当てる

・植栽を浮かび上がらせる

・折り上げ天井を強調する

視線が自然に流れ、

空間に場の効能が生まれます。

単調な明るさのある空間は、

人を疲れさせます。

皆さんも「経験」があるのでは?

疲れやすい場所を見直してみてください。

明るさだけを強調した空間に

長時間居ると神経が過敏になり

疲れが増す状態に

なることはありませんか?

光に意味のある陰影があり

良い意味で人に働きかける空間は、

人の気持ちを整えます。

設計とは、空間とそこで過ごす人に対して

視線と感情の流れを

整えることでもありますから。

住まいづくりにおける照明計画の重要性

奈良の住宅地は、

都市部ほどの過度な明るさはありません。

だからこそ、

室内の光の質がより重要になります。

外部の静けさと調和する、

穏やかな内部空間。

間接照明は、

その架け橋となります。

間接照明は「空間を整える思想」そのもの。

・テレビ裏で奥行きを生み

・棚や壁面で知性を際立たせ

・コーナーで広がりを演出し

・光色で感情を整え

・陰影で品格を纏わせる

単なる照明器具ではなく、

暮らしの質を設計するための工夫と思想です。

やまぐち建築設計室では、

間取りや意匠だけでなく、

光の流れ、影の濃度、

時間帯ごとの表情と質感を考えたうえで

材料、素材選定まで含めて

空間設計を施します。

住まいづくりを検討されている方へ。

あなたがこれから

過ごす事になるリビングは、

どのような時間を育てたい空間でしょうか?

静けさか?

温もりか?

洗練か?

光を整えることは、

人生の時間と空間を整えること。

その第一歩を、

暮らしの質から丁寧に考えてみませんか?

「カタチ」からではなく、

「過ごす時間の質」を整えるように。

少し立ち止まって住まい造りを考えてみたい

そんな方の目に

このブログが届けば幸いです。

○関連blog
冷暖自知という考え方から見つめ直す、五感が整える上質な住まいの設計思想

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail749.html

○関連blog
間取りを描く前に考えておきたい、住まい手の人生と暮らしを整える住まいづくりの考え方

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail752.html

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