トップライト(天窓)の位置について
投稿日時:
2014-08-25 13:09
このあいだ引渡しをした中古一戸建てのリフォーム工事では、
建売住宅には珍しい開閉式のトップライト(天窓)がありました。
しかも2箇所あり、1箇所は2階の個室でもう1箇所はなんと
1階の和室でした。
トップライトは、天井面(屋根面)に設置された開口部(窓)で、
隣家が接近しているような住宅密集地のように、壁面の窓から
では採光や通風が期待できないような場所に取り付けることが
多いです。
実際に建築基準法では、トップライトにおける有効採光面積は
設置される開口部面積(W×H)の3倍の面積があると見なされ
ます。
上部から差し込む陽の光は室内を明るくして良いのですが、
上部ならどこでも良いというわけではありません。
トップライトを南面に設置しますと、冬場は明るくポカポカして
気持ちいいのですが、夏場の直射日光はかなり暑いです。
したがって、南面に設置する場合には、夏場対策のために
ブラインドをあらかじめ取り付けておくと良いでしょう。
さらに西面だと、西日が直接室内に入り込むので、避けたほうが
賢明です。
トップライトは日中の陽の光が一定していて直射日光が
当たらない北面に設置するのが最も効果的だと思います。