★20160624更新■菅谷の家屋根、外壁、サッシ枠、家具…現場は順調に進行中■安行藤八の家スタディ模型を現地に置いて想いを巡らす■西千葉たんぽぽ保育室完成
パッシブデザインの建物は自然エネルギーを有効活用したデザインなので、極力機械的な空調システムを使なくても生活できるようになります パッシブデザインについて森建築設計 森健一郎さんに伺いました。
パッシブは直訳すると「受動的な」というような意味になります。パッシブに対する対義語は「アクティブ」で積極的なという意味ですね。 両者を見比べると何やらアクティブの方が勝っているように感じますし、「受動的なデザイン」と言われてもどんなものか分かりませんよね。 これは例えてみると分かり易くなります。海の上の船をイメージしてください。 風を帆に受けて前進するヨットと、スクリューを回転させて前進するモーターボートです。両者は共に人が操作して海の上を前進しますが、前者は風という自然エネルギーで前進し、後者はガソリンなどを燃焼させて得るエネルギーを使って前進します。 このように、自然エネルギーを上手に使いながら建築手法やデザインに取り入れるのがパッシブデザインです。
広義な意味でのパッシブデザインは建築設計を始めたころから意識していました。 太陽角度を計算して庇の出幅を設定したり、風の流れを読んで窓の位置を決定する、南側に落葉樹を植えるなどの一般的なパッシブデザインです。 より専門的なパッシブデザインに取り組み始めたのは13年前に自邸を建築した後です。自邸は南側の公園と北側の多摩川の景色を取り入れて東西の住居の存在を感じないよう窓の位置を大きさを決定し、夏の陽ざしが室内に入らないように庇の出幅を決定しました。 このような設計意図は高い効果をあげてとても気持のよい空間にはなりましたが、温熱環境的には快適なものにはなりませんでした。 このような経験から、断熱性能や日射遮蔽性能、日射取得性能、換気回数などを設計時に計算で確認しながらプランやデザインを決定する設計手法で設計するようになったのです。
自然エネルギーを有効活用したデザインですので、極力機械的な空調システムを使わなくても生活できるようになります。結果的に消費エネルギーを減少させ空調ランニングコストも少ない建築になります。
私が昨今設計した住宅では年間光熱費は12万円~15万円程度で生活されています。そのうち冷暖房費に占める金額は年間2万5千円程度です。広い視点で考えると温暖化防止にもつながります。 意匠デザイン的にパッシブデザインのメリットを考えると、大地に根を下ろしたような普遍的なデザインに近づくように感じます。 光、風、温度差などの自然な要素と向き合い有効活用しながら設計していきますので、室内の温熱環境が自然な状態で快適域に近づく住宅にもなります。
私が行っているような定量的な数値で性能を確認しながら設計していると、ある種鎖で片足を固定された状態のような動き辛さを感じることもございます。 窓の位置や大きさ、庇の出幅、建物形状、色、間取りなど、自然エネルギーを有効活用することを考えていくと自由なデザインは出来ない面があるのです。 しかしよく考えると建築の設計というのは様々な規制との戦いであり、敷地の規制や法規制、予算による制約や施主の要望など様々な条件のなかの一つであり、それらを乗り越えた先に真のデザインがあると考えて実践しています。
そうですね、計算ばかりの頭でっかちにならず、竣工後の建て主の声を積極的に聞いたり、竣工後の温湿度実測や光熱費収集などを通して設計と実際の差異を常に肌で感じながら次の設計に活かすようにしています。刑事は現場100回などといいます が、温度や湿度、風などの目に見えない要素と建築デザインの関係なので自分の肌で感ずる感覚はとても重要だと感じます。
パッシブデザインで工夫した点で特に申し上げたいのは断熱性能と窓面積の関係です。日本には四季があるので冬だけとか夏だけの快適性に特化した住宅にならないよう気を配りました。 冬は日射熱だけで室内が快適域に達するように家全体の断熱性能と窓の日射取得性能のバランスを図りました。 中間期は窓を開ける事で自然な通気が発生するように水平方向と垂直方向の通風ルートを確保し人が滞在する場所を風が流れるように工夫しています。 夏は直射日光が室内に入らないように取り外し式の大きなテントを南側に設置できるようにしました。大きなテントの下で毎朝コーヒーを飲むのが建て主様の楽しみのになっているとお聞きしました。
採光、通風、日射取得、日射遮蔽、熱利用(地熱、放射冷却熱、気化熱など)、色選定など様々な手法がありますが、最も重要なのは適切な断熱性能をを確保することです。 上記の様々な手法を活かす為にはまず第一に適切な躯体性能が必要なのです。 例えば通風利用を考えたとき、適切な窓位置で通風性能を上げたとしても、断熱性能が低く外部の日射熱が室内壁面に達しやすい構造では室内の表面温度から受ける輻射熱で体感温度が上がってしまいます。 このように断熱性能は冬だけのものではないのです。まず第一に建物躯体の断熱性能を適切な性能に設定する、これがパッシブデザインで最も重要なことです。
パッシブデザインの間取りで注意しているのは、開放的ななかに落ち着けるスペースを設けることです。家のなかを極力間仕切りのない開放的な空間とすることで、夏の通風効果を高め、冬の室内環境を安定させることができます。 反面、開放的にするとプライバシーの低下、音や臭いの問題などが発生します。これらの問題をクリアしながら各人が落ち着けるスペースを作ってあげるようにしています。 開放的な空間とするための建築手法としては第一に引戸があげられるでしょう。開閉できる引戸はとても重宝します。 引戸やドア上に欄間を設けたら開閉式の通風子扉を設けることもあります。天井まで壁を立ち上げず1,5mや2.0mの高さで止めることで開放性を高めながらプライバシーの度合いを調整することもできます。 あとはそうでね、断熱性能が高まってきたことで吹抜けを作っても不快感を感じないようになってきましたが、吹抜け上部の窓からのコールドドラフト(冷風落下)と上下温度差の問題は残ります。 吹抜け上部には大きな窓は設けない、吹抜け上部にプロペラファンや小さなエアコンを設置して夏稼働させることでずっと快適になります。
パッシブハウスの認証制度としては民間団体が運営している「パッシブハウス大賞」や「エコハウス大賞」などがありますがパッシブハウスに特化した公的な認証制度はありません。 公的にあるのは省エネ性能を認証する制度だけです。省エネ性能とはつまり二酸化炭素排出量のことです。 ZEH(ゼロエネルギーハウス認証制度)、CASBEE(エコロジー度の認証制度)、低炭素住宅認証制度などがありますが、今後はBELS(べルス)に一本化されすと言われております。 BELSは「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System」の略称で、「ベルス」と読みます。 同じ計算法に則って一次エネルギー消費量を算定する。消費者にとって、省エネ性能というモノサシで建物の「燃費」を横並びに比較できる認証制度です。
長期優良住宅、低炭素認定住宅など依頼されれば取得していますが、クライアントにとってのメリットが薄いためお勧めはしていません。上記のBELSは住宅版は本年度開始された制度ですがこれは今後の物件で取得していきたいと考えています。
パッシブデザインの設計手法は様々あることをご説明しました。これからパッシブデザインの建物を建てたい方に言いたいことは、「定量的な数値や視覚的な表現で効果を確認しなさい」ということです。 目に見えない自然エネルギーを活用するものなのでイメージや感覚で設計してしまう設計者がとても多いのですが、そこに落とし穴があるのです。失敗しても数値での確認が無ければ成功なのか失敗なのか分かりませんし、そもそも失敗している事に気付かない設計者も多いです。 計算やシュミレーションで確認することを設計条件に掲げて設計依頼をしてください。もちろん計算やシュミレーションを行っても設計値と現実とのギャップはありますが計算無しに行うよりもずっと誤差が小さくなります。 見掛け倒しのパッシブデザインにならないよう建て主様は強く主張してください。
・耐震等級3・熱損失係数 Q値2.34W/m2K・夏季日射取得係数 μ値0.041・エネルギー性能 65.62GJ・年間ランニングコスト 161000円・木造平屋 延床面積105.09m2
・耐震等級3・熱損失係数 Q値2.05W/m2K・夏季日射取得係数 μ値0.028・エネルギー性能 48.48GJ・年間ランニングコスト 99000円・木造2階建て 延床面積89.75m2
・耐震等級3・熱損失係数 Q値2.00W/m2K・夏季日射取得係数 μ値0.034・エネルギー性能 親世帯:50.84GJ、子世帯:47.26GJ・年間ランニングコスト 親世帯:84000円、子世帯:97000円
・耐震等級3・熱損失係数 Q値2.04W/m2K・夏季日射取得係数 μ値0.031・エネルギー性能 50.84GJ・年間ランニングコスト 110000円・木造2階建て 延床面積88.61m2
・耐震等級3・熱損失係数 Q値2.23W/m2K・夏季日射取得係数 μ値0.047・エネルギー性能 57.94GJ・年間ランニングコスト 180000円(プロパンガス給湯のため高めとなっている)
建築確認通知書上、用途08440(百貨店、マーケットその他の物販販売業を営む店舗)となっている場所で飲食店をしたい。面積は127㎡です。 場所は高松中央商店街で、アーケードに面しています。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
土地探しから建築まで全般を依頼したいです。予算を土地も含め総額で3000万で建てたいと思っています。建坪は32坪位を希望しております。土地は山形市を予定しております。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
昨日、とある家創りの引き渡しに立ち会ってきました。
その他、一部工事が仕上がっていないところがあるため、
現場監督から、その残工事について概要を説明してもらいました。
残工事のリストを作成して、来週引越し日に
最終確認をするということになりました。
その後、各設備機器について、ひと通り使い方の説明を実施。
いろいろ説明はしていくのですが、一度使ってみないとわからないですよね。
使い始めて、何か不思議な点があれば、
聞いていただくのが良さそうです。
白くて、清潔感のあるキッチン。
とっても素敵です。
ウォルナットの床との相性も抜群です。
アイアン調の階段手摺です。
白い壁、そしてウォルナットの床との相性がとってもよいです。
お客様が、最後の最後まで、
じっくりといろいろ考えたこともあって、
とってもスッキリとしたセンスのいい家になりました。
まさにお客様らしさ満載です。
今後、この家で御家族が生活されていくことを想像すると
何だか嬉しいですね。
次回は引越しの日に集合。
残工事の確認のあと、大きなTVを設置するということになっています。
また、伺うのが愉しみです!
下記のキャンペーンは終了しました。ありがとうございました。 建築家依頼サービスを利用して建築家と面談した後、お客様の声を投稿した方にもれなく書籍「最新版 “地域一番"美容院 開業・経営のすべて 」をプレゼントいたします。 賞品:書籍「最新版 “地域一番"美容院 開業・経営のすべて 」 賞品紹介:激戦時代を勝ち残るための「サロン開業・経営のバイブル」最新版が登場!全国に23万店以上の美容院がある現代は、念願の独立をはたし、開業にこぎつけても、それだけでお客様にご来店いただける時代ではなくなりました。「経営」の勉強、情報収集をしなければ、勝ち残ることはできません。「一流の美容師」であることと「美容院を経営する」ことはまったく別のことなのです。本書では、・テナント決定までに80%の準備を終えておく「スケジュールの立て方」・開業3ヶ月までに新規客を獲得する「オープニング戦略」・スタッフのカウンセリング能力がグンと伸びる「カルテの活用法」などのスムーズな開業準備のやり方と、口コミしたくなるサロンになる方法など、美容院経営に必要な情報をふんだんに紹介。「売上」は「お客様の満足の結果」です。お客様の期待以上のサービスを提供して、口コミが広がる美容院になりましょう。
1、建築家依頼サービスに建築家に依頼したい仕事の内容を投稿してください。 2、返信を頂いた建築家の中から1社以上と面談してください。 3、お客様の声を会員専用ページから投稿してください。 投稿した記事の中に必ず面談した建築家の名前を明記してください。 4、nakazato@kentikusi.jpまでメールであなたのニックネーム・賞品のお届け先・ご本名をお知らせください。
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□建設予定地:宮城県岩沼市 □建設予定の建物の種類:木造2階建て □工事種別新築 □建物に関する希望: はじめまして、以下に要望を記載しますので、よろしくお願いします。・木造であれば工法は問いませんが、将来、家族の増減に伴いリフォームし易い構造であること。・木造はアルファピネンの放出が人体によく人に優しいと聞いています。・シックハウスを避けたいので、自然素材を多用し合板等の接着剤にも含まれる化学物質を極力回避・配慮できること・娘の夫が喘息持ちなので(あまりひどくはありませんが、)とくに、配慮できればと思います。・予算にもよりますが、できればフローリングは避け畳かコルク床にしたいと思っています。・家の規模は、敷地約86坪なので家屋約40坪2階建て、駐車場3~4台を考えています。・家族構成は、高齢の両親+娘夫婦2人+子供1人+12月出産予定1人=6名・オール電化は、電磁波の影響があるため考えていません。・冬暖かくヒートショックがないこと。どのような暖房の選択が良いか、ご提案頂ければと思います。・予算に余裕があれば、床暖房が良いとは思っていますが・・・・耐震性に優れていること。・間取りが優れて、無駄な動線がなく通風に配慮されていること。・大きく質が低い家より、適切な広さで質が高い設計を希望します。・以上の希望に素人なので間違っている点があるかもしれませんので、ご容赦下さい。・私は富山在住のため、設計等の打合せはメールかスカイプで行い必要な都度、娘夫婦が伺うようになると思います。・6/25PM~6/27AMまで仙台に帰省するため、もしも、時間があえば相談できればと思います。 □土地・建物の所有について:家族が所有中の土地に建設予定 □土地・建物について:・2種中高 建蔽率60% 容積率200%・水田を区画整理事業で整備した場所です。 □どのような建築家をお探しですか?:・建築地が岩沼ですが、娘は青葉区在住なので、できればその付近(車で30分程度)で打合せできることを希望します。・娘夫婦は、2人とも仕事があり、中々打合せに行く時間がとりづらいです。・基本的な打合せは私が行い、適宜孫娘が伺って相談できればと思います。 □特別な条件:・とくにありません。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
熱海の物件の購入を検討しています。急傾斜地崩落区域に指定されており、RCかつ深基礎が条件と言われています。南東側セットバックも必要なのですが擁壁になっております。
昨日は、朝から晩まで、一日事務所で過ごしました。
デスクワークの日はあるのですが、
朝から全く外出しないのも珍しい感じです。
デスクワークの日。
いつものように、パソコンや図面を向き合いながら、
状況と頭の整理をしました。
このところ、新しく家創りをされる方と
お会いする機会が増えてきているため、
少々、頭の中が混乱気味になっていたので、
整理整頓には、とてもいい機会になりました。
少し外を眺めて、深呼吸する時間を持って満たり。
あまり緊張が続くと、体が参ってしまうので、
いい意味で、リラックスしながら、進めていきます。
そうそう。
リラックスという意味では、
少し前に竣工した家の写真の整理が出来ていなかったので、
昨日、少しだけ整理しました。
珍しく、和の強い和モダンな家。
カチッとしたデザインの和室が中心ですが、
日本人だからか、少々大人になったからか、
とても居心地のよい空気に仕上がっていました。
いろんなお客様がいらして、
その方々で、全く好みが違うんです。
でも、不思議なほどに、出来上がった家って、
とってもお客様らしいんです。
「○○なデザインをする設計事務所」
といった枠にとらわれないスタンスだからこそ、
いろんなデザインにチャレンジしながら、
お客様らしさを追求していけます。
お客様が一生を過ごしていく家なので、
建築家らしいデザインではなくて、
お客様らしいデザインであってほしいです。
どうやって、そのらしさをデザインするのって?
仲良くなること。
私であれば、それで十分です。
そうなれば、自然とわかってきますので。
道路拡張により移転を余儀なくされ、代替地に移転新築しました。昔からの根強いファンを持っているお店で移転後も変わらず繁盛をしています。
リーズナブルでボリュームがあるメニューは豊富。家族連れから仕事帰りの一杯を求めて来る幅広い客層に対応出来る店舗にして欲しい。そして、庶民的であること。
旧店舗の建具を再利用しました。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
本日資料を受け取りました。
有難うございました。 6人の建築士の方から資料やご連絡をいただき感謝しています。
内容は、...
こんばんはご連絡ありがとうございます!御社を含め数件のご連絡を頂き、まだはっきりと家族間ではまだ話し合いも進んでいません。ご依頼する、...
お仕事を依頼した建築家:加藤哲也建築設計事務所 建築家相談依頼サービスに投稿する前にどんなことで悩んでいましたか?:...