●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
夫婦+元気な男の子二人の住宅である。
敷地は登り坂を少し歩いた、小高い山の上に位置する。
道路から1.5m上がった地盤に、30度曲がった木の箱を置く。
少し曲げることで全ての部屋から海と空への視線軸を成立させる。
一家4人の生活において必要なスペースをなるべくコンパクトで単純な平面に納めた。
木に囲まれた内部空間は、おだやかで、あたたかく、やさしい方が良いと思う。
移ろいゆく光、吹抜けていく風、朝陽に照らせれていく伊勢湾、四季折々で周囲の緑を日常に取り入れながら生活する住宅である。