●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
子世帯の玄関を通り土間として、その長い壁面を利用し収納を充実させた。また、60cmと低めのスキップフロアとして、通り土間から半地下の収納へアクセスできるようにした。
このスキップフロアにより、寝室とリビングとの関係は、通常の階高よりグッと近くになった。
リビング・ダイニング・キッチンのパブリックな空間と、ファミリールーム(実験室)とランドリーお風呂、フィッティングルームを同じフロアであるが、ブリッジによって明確に分けた。
プライバシーを確保しながら、繋がりのよい空間が生まれた。
親世帯については、これから迎えるであろう介護を意識したプランで、建築中に静岡大学名誉教授に見ていただいたところ、100点満点以上の点数と太鼓判を押された。ノーマライゼーションを研究していたので、それが活かせた。