保育所の設計をお願いしたい。27年度施設整備の補助金の申請をしたい 敷地面積1,396.60㎡隣接する民家が「音」に対して非常に神経質でクレーマー隣家からの苦情を避けて活動を制限しているところがあるので、のびのびと気にせず活動できる空間がほしい。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
片流れ屋根。陽の当たる南窓庇とバルコニーに耐久性のある木材を使っている。
吹き抜けを設けて空間を大きく見せています。外壁はメンテナンスしやすいガルバリウム鋼板にしています。
吹き抜けを介して、窓からの柔らかい光が差し込む。
2階リビング。
ロフト階の書斎。2階リビングとつながる。
1階リビング。北の高窓から光を取り入れる。
2階リビング。窓から緑の借景。
オリジナルの洗面台。
造作の本棚。
階段から見下ろす。
夫婦二人のための平屋建ての住宅です。
あまり常識や前例にとらわれず、シンプルで自分たちの暮らし方にあった家を希望。予算が限られているので、思い切ったことや面白いことができないと思っていた。
ハウスメーカーや工務店、他の設計事務所にも依頼をしてさまざまなプランを検討していらっしゃいましたが、どうしてもしっくりくるものが無く困っていたところ、共通の知人を介してお会いしてプランを出させていただきました。ファーストプランで気に入っていただきすぐ契約となり、設計者も驚きました。決め手は「遊び心のあるプランで生活が楽しくなりそう」とのことでした。
屋根はココヤシマットの上に芝が載っています。道路に面した玄関部分は空中に浮かんでいるように見えます。リビングには大きな開口があり、面した庭との一体感が楽しめます。坪庭はキッチンと浴室から眺められるように配置していて露天風呂気分が味わえます。コストを抑えるために自然素材を使う部分とそうでない部分を明確に分け結果的にメリハリの利いた雰囲気を出すことができました。
「外観はちょっと個性的で、カフェのような雰囲気がありますが内部は落ち着いて、心静かにくつろげます。無垢のフローリング(栗)は裸足で歩いても気持ちよくメンテナンスもしやすくので気に入っています。壁の珪藻土も調湿作用があるようで室内でも空気が清々しく感じられます。」
庭とつながるリビング
玄関ホールからリビングを眺める
庭からのリビング眺め
玄関クロークとホール脇のカウンター付手洗い
坪庭を眺められる浴室
スキップロアにはメリットデメリットがあります。今回は手がけた物件の中から、両方を交えながら…矢部の家とヤマザキアパートメントをご紹介します!
①矢部の家二世帯住宅の計画。22坪の狭小敷地にお母さんと息子さんご家族の住宅です。お母さんの個室も含めて、要望する部屋が割りと多かったので中庭が中心のスキップフロアを考えました。半階づつアプローチすることで各部屋へのアップダウンの感覚を軽減したく…スキップフロアは最適な選択だったと思います。大きなワンルームが欲しいという場合ではなく、このように細かい個室が集まるプランの場合はスキップフロアは有効的な手段です。1階にピロティ・中庭・書斎・多目的室、2階に母の個室・ユーティリティ・テラス、3階に居間・食堂・寝室、そして屋上庭園で構成されてます。
②ヤマザキアパートメント敷地及び周辺地域は昔からの工場も残る準工業地域で、東京下町の要素を持つ場所です。その場所に、地上3階建のクライアント住居も含む集合住宅を設計しました。1階にクライアントの住宅、2・3階に大小の賃貸ワンルームを7戸用意しました。廻りには高いビルも多く存在し、日照も決して良い条件ではありませんが、全ての住戸には、中央に配したコートから光・風・水の自然要素を取り込む計画としました。1階にはなかなか光が落ちないので、半層ずらすことで生じる部分を1階のプランに取り込むことで1層半の天井の高い空間をつくることで少しでもゆったりした感じを出せたのです!建物は、吹抜を持つコートを挟んで2つのコンクリートの箱が建つ形状を持ち、外階段がつなぐ構造となっています。そしてこの2つの箱は半層ずれたスキップ形状でつながっています。今の集合住宅はあまりにもプライバシーが守られ、昔あった住人間の交流がなくなり寂しく思います。交流を願って建物の中心に、スキップした共用スペースを持つ階段・コートを配しました。
スキップフロアはこのようなプラン形態の時に威力を発揮します…お試しあれ(^^ゞ
矢部の家
ヤマザキアパートメント
面している道路の関係で、写真の部分しか道路から見えません。外部は、メンテを考え、目地補修をしない漆喰を選択しています。屋根も塗装の必要が無い平瓦です。集会室が柱無でかなりの広い間口なので、トラスを使った空間です。
集会所としての機能が第一でしたね。居住性よりも、多くの人に使用できる装置という感じです。
もともと地元だったこともありますが、相談事を約3年 無償で聞いていたら、自然と自分になった次第です。
様々な人の意見を取り入れる事がもっとも難しく、誰しもの悩みでした。
構造体にも特徴があるのですが、新築前の旧集会所のイメージも引きずっているので、天井の高い空間が欲しいなど、空間的な要望もありました。断熱材についても、通常のグラスウールだと耐火性能がイマイチだったので、耐火性もあり、かつ 消臭・調湿の機能のある断熱建材を使用しました。もちろん、構造についても、3等級を確保しました。
皆さんが使える集会所ができ、感謝しています。
ペットボトル蓋は発展途上国の子供のワクチン寄付に繋がります。1本のワクチンを寄付するには数百個の蓋が必要なようです。PET本体はコンビニや自販機脇にも回収ボックスがあるのですが、早い話がポリエステルの一種で衣類などの繊維にも再利用されます。衣類の場合、綿に比べて通気性が良いのがポリエステルの良い所ですね。同じく断熱材もあります。最近はコレを使う事が多いです。自然素材ではありませんが、繊維の接着方法が熱融着で接着材を使わず、害虫食害の不安も少ないので薬剤が不要で、火であぶると燃えずに溶けてしまい、その際有毒ガスも出ない事から他の物より安全だと思っています。また衣類同様に通気性が良いことで壁内の結露防止にも良しです。通気層の無い古い家では、壁の内部の断熱材が湿気でカビが生えていたりする事があります。断熱リフォームに使うのも良いでしょう。
住宅の設計は、スペースをどのようにして有効に使用するのかということが重要になります。 住宅地は斜線制限等の規制が多く、敷地面積が少ないときに、いかに空間を利用するかと考える時、 スキップフロアー(床の段差を利用して、視覚的、機能的にスペースを利用する方法)は、 有効な手段になります。住宅は、地下、地上2階、屋根裏とスペースが大きく分けられますが、 あまり部屋を階ごとに区切ると、狭く感じてあまり快適ではありません。スキップフロアーは、 部屋どうしを連続させ、空間の広がりを演出します。階段とのデザインを考えると、 空間の自由度を増します。また、断面の工夫により、斜線制限等をクリアーして、2階建てで、3階建てのような スペースを生み出せます。しかし、スキップフロアーは、地震等による水平挙動に対して、断面が複雑になるため、 構造的に配慮が必要です。構造計画は重要です。写真の住宅は、2世帯住宅です。家族間の距離を段差を利用してはかり、また、つながりもあるように設計しました。
中庭とスキップフロアーを組み合わせて、空間の広がりを演出しました。
和紙風クロスなどもありますが、調湿性能や質感を大事にしたいので本物の和紙を貼ります。手漉き和紙や高価なものである必要はありません。ここでは和雑貨屋さんで見つけた和紙を貼ったりしています。天井・壁・襖、全て厚めの和紙を重ねながら喰い裂きして貼っています。この方法だと職人を選び、少々手間が掛かるのと、技量に左右されやすいのですが、最近ではクロスと同じように貼れて安価な製品もあります。コストを抑えたい場合はそちらを選択しています。
こちらはやや薄手の物で下の和紙が薄ら透けた感じになっています。葦簀の天井ともよく合います。破れたり汚れたりが心配な所ですが、張った和紙はそうそう破れたりはしませんし、上から重ね張りしてしまう事も出来るので意外と安心です。
数えてみたら14件のスキップフロアの住宅を作っていました。ライフスタイル、与条件によってすべて違う構成ですが特徴は同じです。各フロアが半階ずつずれてつながっていくため、最下階に床下収納や半地下、最上階にルーフガーデンが出来やすい特徴があります。一つのフロアから上下階が同時に見えるため、家族の気配を感じやすい構成といえます。また自分が今何階にいるのかどうでもよくなってくるのも特徴です。上下階を立体的につなぐ手法ですが吹抜けより面積効率がいい点が長所です。欠点はワンフロアが約半分の狭さになってしまうことですね。
写真は15坪の敷地に木造3階建て、吹抜け付スキップフロアの事例です。
吹抜け見上げ
床下収納
リビングから半階下にDK,半階上にルーフバルコニーが見える
リビングから見下ろす
敷地の30坪程度しかなく、南面のみの接道でした。湿気が多く、以前お住まいでは、お役所の耐震調査で、「直ぐに倒壊」と言われ、新築を決意。あくまで、意匠上は普通の家でです。
湿気対策・耐震性の高上 が主な悩み。風が通り抜けやすく、湿気のついても調湿建材の使用で、湿気対策を。耐震性については、耐震等級を取る事で、許容応力度計算による構造設計を行った。
構造設計ができる事が第一。
設計しながら、構造の検討できるので、他社だと、検討しながらは不可能なので、その点を評価頂いた。
間取りについては、風通の良いものを。そして、湿気対策は、調湿建材の使用で、問題解決。構造については、当事務所で問題点、方向性も決められるので、後は、意匠面の強化で、様々な意匠についても提案しました。
おかげさまで快適に生活しております。問題点はほぼ解決し、満足しています。
手摺等、実際に使うと、細かい点でほしい点もあるのですが、生活上の高上は実感でき、快適そのものです。頼んで良かったと実感しています。
1階の和室-ダイニングキッチン
2階の洋間の壁を利用した本棚。外周部の壁だと、断熱材が入るので、隙間はありませんが、通常の間仕切り壁であれば、壁の中には空洞があり、そこがもったいないので、本棚として活用しています。
2階は南北に部屋があるのですが、風通しを悪くしますので、部屋との間にある収納の上下が風邪抜き穴となっています。
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