緑化屋根・インタビュー・KAZ建築研究室 小磯一雄さん


 
屋根を緑化すると断熱性能が高くなります。
冷暖房負荷が削減できるのでエネルギー消費の軽減になり冷暖房費が節約できます。
大の字で昼寝をしたり、休日は屋根の上でお弁当なんてのもいいですね。
   
緑化屋根についてKAZ建築研究室 小磯一雄さんに伺いました
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー KAZ建築研究室 小磯一雄 の写真
館林市堀工町963-5
0276-75-1701

貴社が緑化屋根を手がけるきっかけがありましたら教えて下さい

 
私が住んでいる群馬県館林市周辺は夏場は本当に暑い場所です。特にここ数年は異常とも思えるくらいの猛暑です。
 
きっかけは群馬県太田市の「mat house」です。ご主人からの「草屋根が面白そう」という一言から始まりました。
その後も埼玉県熊谷市の「BEAT HOUSE」でも緑化屋根が実現し、今年は群馬県榛東村で2階に芝生デッキをつくりました。
 

↑mat house 外観
 

緑化屋根のメリット・デメリットを教えて下さい。

 

<主なメリット>

  1. 緑と土壌層による断熱性能が高いので居住性が向上する。(通常の屋根に比べて、真夏日中の熱進入率が約20分の1に軽減される)
  2. 冷暖房負荷が削減できるのでエネルギー消費の軽減になり冷暖房費が節約できる。
  3. ヒートアイランド現象を緩和できるので地球にやさしい。
  4. 「緑の保護層」により酸性雨や直接紫外線などによる建物の劣化を防ぐ。これにより建物寿命は4倍伸びると言われている。
  5. 昼夜の温度差による熱膨張収縮による亀裂等を防ぐ。
  6. 外部に対しての熱反射がない。
  7. 屋根自体に保水するので、雨水流出の緩和効果がある(都市型洪水の緩和)。
  8. ストレス解消効果がある。
  9. 空気の浄化効果。植物には有害な大気汚染物質を吸収・分解・浄化する機能がある。
  10. CO2の削減効果がある。

などなど・・・
 
そして何と言っても、家族全員が楽しくなるということが大きなメリットです。
「ホントに楽しい♪気持ちいい♪」というのが設計者としての本音です!
 
建物の一部としての屋根という概念を通り越してニワとして成立してしまう訳です。
ニワいじりならぬ屋根いじりをしたり、大の字で昼寝をしたり、休日は屋根の上でお弁当なんてのもいいですね。
 
これまでの住まいのイメージを飛び越えて、ライフスタイルに屋根が加わることで、これまでにない新たな生活の楽しみが広がります。
そんな楽しみながら地球環境にもやさしいエコプロジェクトです。
   

<デメリット>

  1. 屋根の緑、軽量土壌等の費用がかかる分、通常よりコストアップとなる。

 

↑芝屋根づくりの様子
 

緑化屋根は木造でも可能なのでしょうか?

 
可能です。
 

緑化屋根の形状はどのようなものがいのでしょうか?できればその理由も教えて下さい(切妻・片流れ・寄棟・陸屋根など)

 
基本的にはどのような形状でも可能と思いますが、日当たり・手入れ・コスト面から片流れにしています。
実現した二つの住宅は、屋根が身近に感じられるように平屋としています。
平屋とすることで屋根面が身近になるので手入れや昇り降りも気軽にできます。
 

緑化屋根の防水はどのようになっているのでしょうか?

 
緑化用シート防水やFRP防水を採用しています。
 

緑化屋根に使う土はどのようなものですか?

 
人工軽量土壌を使っています。
 

緑化屋根に使う植物はそのようなものですか?

  
これまでの家では芝生を使いました。
しかし、少しずついろいろなものを植えて野原のように変化させようと考えているクライアントもいます。
 

 
 

KAZ建築研究室 小磯一雄さんさんの緑化屋根設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
BEAT HOUSE (埼玉県熊谷市)

リビング、愛車の居場所、屋外テラスの床をすべてコンクリート土間とすることで、それぞれを連続させながら全体を一つにしています。愛車を眺めながら食事をしたりくつろいだり、愛車を感じながら暮らすことができます。

mat house (群馬県太田市)

閑静な住宅街の一角に建つ4人家族のためのコンパクトな住まいです。
クライアントのライフスタイルがあまりにも個性的なので、それに負けないくらいに力強く大地に根付く家を考えました。

W HOUSE (群馬県榛東村)

薪ストーブのある多目的な1階土間と、ロケーションを楽しむための2階リビングが特徴です。特に2階にはリビングに面して広い芝生デッキを備えています。空中庭園のような気持ちのいい芝生は、断熱性も高く居住空間への熱反射を軽減してくれます。そして周辺の景色と一体になり生活空間をさらに豊かにしてくれます。

 

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

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建もの探訪ファン
感想: 

朝のジャムがなくなった。
と、いいところに八百屋さんで紅玉の山を見つける。
お砂糖の色のせいで、りんごのやさしい色は濃いワイン色に。
それでもその華やかな香りと味わいがぎゅっとつまったビン4つ半。
ああ、幸せ。
 
            ◇ ◇ ◇
 
さて、今回の建ものは「昭和テイスト薫る家」。
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2014/29
丁寧な家づくり。
 
            ◇ ◇ ◇
 
建築家の自邸だったかしら、と、ふと思ってしまった。
いやいや、そうではなかったはず。
それくらい、ご夫婦の暮らしぶりはしっくりとお家に馴染んでいたし、
案内される口ぶりが、まるで自分たちの頭の中にあることを自分たちが形にしたようだった。
すごくおおざっぱなイメージから、すごく具体的なこと、ほんのちょっとしたことまで。
建築家の存在は、文字を書く時の鉛筆みたいに感じられた。
鉛筆は確かにある。だから文字が現れる。
でも、文字を形作るのは書き手から溢れてくるもの。
 
設計を担当した建築事務所のWebページを開いてみて、
なんだか納得できたような気がした。
「どんな部屋が必要かではなく、イメージされるライフスタイルについて話をしましょう。」
 
建築家との家づくりの経験が私にはないから、
建築家がどのように施主と対話し仕事を進めているのか、実際には知らない。
どのくらいそのやりとりや進め方が、建築家によって違うのか知らない。
だからこの「どんな部屋が、、、」と、この事務所がまず挙げていることが、
どれくらい特徴あることかは分からない。
それでも、あえて掲げているこのことが、確かに大切にされているのだと感じた。
この建ものは、この設計事務所が大切にしている対話の結果だ。
 
そんな家だった。
 
もっとも、施主であるご夫婦がまず存在あってのこと。
「『自分達にとって、心地良く住みやすい住まいとはどのようなものなのか』
ということをじっくりと考えたい」
という施主であるご夫婦の言葉があったという。
家具や持ち物、番組の中での言葉からも、自分たちが好きなこと、自分たちがしたいことを、
具体的に、きちんと言葉にできるだけの力と個性、感性をお持ちのご夫婦なのだ、
ということを、私は感じた。
 
            ◇ ◇ ◇
 
「昭和テイスト薫る家」。
建ものが薫るのか、そこに設えられたものが薫るのか。
前述のような家づくりだから、とにかく、もう、すべてが一体となって薫っているのだ。
その薫っているものが「昭和テイスト」かと言われると、そんな言葉にしなくたっていいと思う。
時間をかけて大切にされたきたものがもつ独特な雰囲気がある。
新しい家だのに、もうしっかり、時間の流れに根を下ろしているような感じだ。
 
個性的な色遣いの壁。
土間のような、モルタル仕上げの食堂と台所。
整えすぎない、菜園のある庭に草屋根の芝生。
色遣いの楽しいタペストリーやカーペット。
楽しく選ばれた家具や小物。
 
見ていて飽きない。
 
             ◇ ◇ ◇
 
そして、にんまりこだわりの一室は、この家を語るに外せない。
オーディオ室。
細かに、細かに、機器や音響板を調整して設置する。
お風呂につかるように、リラックスして腰掛けて音につかる。
そういう至福をご主人が味わっている姿を想像すると、本当にほほえましい。

ユーザー 建築家紹介センター 仲里 実 の写真


  

沸騰ワード10で旗竿物件が紹介されていました

 
先日、「沸騰ワード10 住宅&旅行 秋の激アツ2時間SP」という番組を見ていたら旗竿物件というキーワードが紹介されていました。
旗竿物件について知りたい方もいると思いますので解説します。

旗竿物件とは

 
旗竿物件とは道路から路地状の通路を通って奥の方に敷地がある形状の土地のことを言います。
土地全体の形が旗竿ののような形になっているので旗竿物件と呼ばれています。
旗竿敷地・敷地延長・路地状敷地などと呼ばれることもあります。

旗竿物件のメリット

 
旗竿物件の最大のメリットは価格が安いと言うことです。

旗竿物件のデメリット

 
・デメリットは四方を家に囲まれているため、採光・通風・プライバシーの確保が難しい。
・駐車が難しい。
 
などですが設計の工夫などで解決することができます。
番組内でも色々と工夫された住宅を紹介していました。
 

旗竿物件に家を建てるなら

 
旗竿物件に家を建てるなら旗竿物件の得意な建築家に設計を依頼することをご検討ください。
土地代が安くなるので、土地+建物全体としては安くなる可能性もあります。
 

 

西有田の家

●設計事例の所在地: 
佐賀県西松浦郡有田町
●面積(坪): 
55.61
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

模型の全体像です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

敷地は山に囲まれ、自然豊かなロケーションに恵まれた場所でした。大変仲の良いご家族からは、みんなの憩いの場と来客のための和室空間を求められました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

設計コンペで4人の設計者から選んで頂きました。選んで頂いた理由として、敷地周辺の細かい調査、住まいに関する熱心さとお聞きしました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ハレの空間(来客スペース)を南、ケの空間(生活スペース)を北に配置し、玄関を挟んで明確に分けることで動線が交錯ことを無くしました。ケの空間は憩いの場としてのリビングを中心に配置し、西に個室群、東に水廻りと主寝室を配置しました。また、敷地が西から東に傾斜しているのを利用してスキップフロアとし、冬の吹き上げる北風対策の為、平屋に近いプランとしました。このような「敷地に逆らわない」構成とすることで生じる床高と天井高の違いにより、各部屋にふさわしい空間ができ、また、各部分での多様な景観や四季の変化を取り込む仕掛けが、日々の生活の中でゆとりをもたらしています。

その他の画像: 

アプローチを見る。舗石は施主親子による施工。

中庭からリビングと寝室を見る。敷地の傾斜を利用したスキップフロア。「敷地に逆らわない」構成は床高と天井高に多様な変化をもたらします。

リビングの小上がり。ハイサイド窓から山を望む。

リビング。タタミの小上がりと造作家具。左のキッチンに立つと寝室の屋根の上に設けられた、ハイサイド窓から山を望めます。

南側道路から見る。左に「ハレ」としての和室の来客空間。右に「ケ」としてのモダンな生活空間。真ん中の玄関をはさんで明確に動線を分けています。

二間続きの和室。仏間と床の間。欄間は以前の住まいから移設したもの。(2回目の引っ越し)

I-0223、自宅の建て替え・手のかからない家(佐賀県)

ユーザー くま の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
佐賀県
現住所‐郡市区町村: 
佐賀市
依頼内容: 

自宅が古くなったので、建て替えを希望。低予算でお願いしたい。
土地は100坪ほどで、車を5台置けるようにしてもらいたい。
狭くていいので5部屋と居間、仏間がほしい。
もう一つの土地70坪を頭金として使用したいのでその相談もできればしたい。
デザイン性は重視しないで、なるべく手のかからない家がよい。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





I-0222、傾斜地 高低差15m程度の第一種低層に賃貸併用住宅(宮城県)

ユーザー アイ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
宮城県
現住所‐郡市区町村: 
仙台市
依頼内容: 

仙台市内で南向きの100%傾斜地 高低差15m程度の第一種低層に賃貸併用住宅を模索しています。
資金計画や分離発注などに協力的で。優柔不断な施主に付き合っていただける方
宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

茨城県で新規依頼物件の土地探しで水戸の不動産業者さんをご訪問…
現地付近の様子を散策…
お彼岸に来れなかったお墓参り…...
茨城事務所に戻ってお掃除…IBS茨城放送を聴きながら…気持ちよくお仕事(^^)d…

茨城事務所(^^ゞ

ROKU Marugame

●設計事例の所在地: 
香川県丸亀市
●面積(坪): 
230.8㎡(69.7坪)
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ボートレース丸亀既存建物内の部分改修による特別観覧施設/カフェ。室内とパーゴラで覆われたテラスが連続します。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

オフィスだった既存建物の部分改修によるコンバージョン。既存外構も合わせて整備すること。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

気候の良い瀬戸内海に面する敷地での、室内外の一体的な改修。室内の客席スペースからパーゴラで覆われたウッドデッキテラス、芝生敷きの庭、水面へと至る一連の空間を、はっきりと内外を分離し区切るようなやり方ではなく、連続していて一体的な空間と感じてもらえるよう配慮しました。

その他の画像: 

客席スペース

ROKU Edogawa

●設計事例の所在地: 
東京都江戸川区
●面積(坪): 
455.473㎡(138.02坪)
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ボートレース江戸川既存建物内の部分改修による特別観覧席/カフェ。アルミ押出材による自立的なユニットの集合によって構成されています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

若い女性を中心とした新たな客層を惹きこむためのプロジェクト。主要な設計条件は、50名程度のカフェを中心とし、地域貢献として開放された時に様々なイベントが行えるようにすること、全国のBR場において同一イメージで展開できるように、設置条件の違いに柔軟に対応できること、できる限り軽量化することでした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

具体的な設計に先立ち、基本的なユニットを変形し組み合わせる一つのシステムによって設置条件の違いに対応することを考えました。ユニットの基本的な構成は、断面形状から設計した一組のアルミ押出材フレームの間にパネル材を張り、床・壁・天井を形作るようになっています。ペアになったアルミフレームは、引き伸ばされ、すぼめられ、押し広げられて様々に変形し、空間を流れていきます。この流れる線材は、水面を広がる波紋や絡み合うボートの軌跡というボートレース特有の要素と響き合います。このアルミフレームは中空になっており、照明・映像・音響設備の配線スペースにもなっています。またアルミフレーム梁上部に内蔵されたLEDの間接照明は、既存天井面に向かって柔らかい光を放ちます。

その他の画像: 

客席スペースと両側のギャラリー

客席スペース

ギャラリーから水面方向を見る。右寄りにスカイツリーが見える。

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