●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
東松山市内の市街化調整区域で敷地が240㎡と広く、周りはのどかな畑地です。
今回は敷地における建物のあり方がいろいろと考えられるので、5案目まで出しました。
リビング・ダイニングと直行方向に畳スペースがある、全体をL型平面でまとめた案に決定しました。南に面したリビング・ダイニングの吹抜けに、段板が浮いているような階段と透明感のあるFRPグレーチングのブリッジがかかりました。
畳スペースは、大きい引込戸でリビング・ダイニングと完全に分離もできるし、一体化もできます。こ
れは建て主の奥様の提示されたコンセプトです。
2階部分はブリッジで分けられた予備スペースが2つと主寝室があります。現在はご夫婦2人ですが、将来家族が増えたら間仕切を設置して子供部屋になります。
昼間誰もいなくなるため、防犯上、1階の大開口部には、デザインを考えて、シャッターボックスの付く縦に引き下ろす雨戸ではなく、当事務所でよく採用するすっきりした納まりの横引き通風雨戸を設え、1階小窓は防犯ガラスを採用しています。