●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
好きに作れば良いと言うことでしたが、両親に今まで育ててくれた恩返しとしての設計と考えていましたので、最大限の努力をしたつもりです。納得が行くまで細部を詰めていましたので、設計には、ほぼ四年が掛かりました。
冒頭にも書きましたように別府という地域性を出す為に、どこかに竹を使いたいと考えていましたが、居間の天井に使うことにしました。壁の一部に銀箔の和紙を貼る予定でしたので、その銀に合わせて黄色い竹を天井に張りたいと考えました。竹を二つに割り節を取り除いて張り上げたものですが、施工が難しく4度目にようやく合格点を出せる物が作れた次第でした。