ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

住まい造りの際に

考えておきたい収納の計画とその基本。

※廊下・階段近くに設けた扉付き収納
 扉を開けると可動式棚になっていて収納物のサイズにあわせて
 棚の段数を変えることが出来るように(移動途中での収納)

収納物の住所を決めるという事。

オフィシャルのblog等でも書きましたが

物の収納は「使う場所」または「その近く」で

計画するという事。

部屋がなかなか片付かない

と悩むケースの場合に、

多くはどこに何を収納しているのか決まっていない

というケースが多いです。

ものを収納する場所を

間取りからも

ある程度でも決めておく。

その場所で何をするのか?

使う場所と収納する場所を

近くに計画する。

そして使うものは何か?

使用頻度が高いものを選別して、

取り出しやすく計画。

そして・・・それが

どれだけ必要か? 

ストックは多すぎないように。

例えばですが

玄関まわりで何をするかを

想像して物の場所を

決めておく。

収納物としては

シューズケアのアイテム(ブラシ、布、靴クリーム等)

雨の日のアイテム(傘、レインコート、タオル、防水スプレーなど)

宅配便受け取りのアイテム(印鑑、ペン、はさみなど)を

グループにして、

収納の為の「住所」を決めておく。

例えば洗面所で

何をするかを想像して

ものの住所を

決めておくものは何か?。

洗濯のアイテム(洗剤、柔軟剤、ネットなど)、

お風呂のアイテム(シャンプー、石鹸、タオルなど)、

決まった場所に収納すれば

基本的にはすっきりとした状態になります。

ただ、シャンプーなど

ストックが増え過ぎると

収納場所に収まらなくなる事もあります。

シャンプーのストックは2本まで

という風にに

ストックの数を決めておくと

片付けや普段の買い物の際も

自身で決めたルールの中で

整理整頓が出来れば

それぞれのものを

使い切る期間(消費日数)を把握して、

どのくらいストックが必要か

という事も判断しやすくなります。

※勿論・・・家の設計やリフォーム整理収納アドバイスのご依頼をいただいた場合は

個々にヒアリングし検討します。

家族分の下着や部屋着などを

収納できる場所が

洗面所内にあれば便利ですが

廊下等、それぞれの「移動の途中」に

収納を設けるケースもあります。

大事なことは「使う場所」と「収納」の関係性。

すぐに片づけが出来て

出しっぱなしの状態や別の場所に放置する

という事の防止を考える事です。

無理のない中で

使ったら元に戻す習慣づくりを

マイホーム計画の中で、

この基本を事前に

押さえておくことが重要。

その場所で何をするのか、

その時に使うもの、

あると便利なものを決める、

物の住所を考える、

必要なスペースを確保する、

動きやすい動線を考える。

そして部屋の構成を同時に

プランニングしていく。

使いやすくて

スッキリとした室内。

そう考えると

収納も楽しくなりませんか?。

僕は新築の場合でも

リフォームの場合でも、

部屋模様替えの際、

勿論「整理収納」アドバイス依頼での

悩み相談での際も、

暮らしの内容に紐づけしながら

解決法を考えさせていただいています。

片付け上手になりたい方、

スッキリした部屋で

有意義にイメージした

間取りのカタチを考えてみませんか?

住まいの設計・デザイン

新築・リフォーム・建て替え等

ご相談・ご質問等は

■やまぐち建築設計室■

ホームページ

Contact/お問合わせから

気軽にご連絡ください

-------------------------------

やまぐち建築設計室

建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp

-------------------------------

※洗面・脱衣室は洗面化粧台を用途と収納に合わせて二台設置(使い分け)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

先日、とある家づくりの打ち合わせで
ズバッと?!質問をいただきました。

今日は、それについてのお話しです。
(明日からいつもな感じになっていきます)

家づくりをスタートされたお客様。
数回目の打ち合わせの中で、こう質問されました。

「結局、どれが一番いいの?」

その回答をする前に、少し話をさせてください。

弊社では、家づくりをするときに、
毎回テーマが決まっていて、そのテーマについて
話をしていきます。

仮に、テーマを絞らず、家全体について、
一気にお話しすると、気持ちに余裕がなくなってしまい、
おそらくですけど、迷ってしまって、お任せになったり、
意図しない方で、決めてしまったりします。

というのも。
家づくりで決めることができる項目って、
想像以上に多いからです。

依頼先の「オススメ」「標準」があって、
特にこだわりないので、それでいいですよ。
そんな感じであれば、たいした量はありません。

でもそれって、結局、他人に任せているのと同じですから。

弊社の場合って。
家のすべてを分解して、その選択肢を説明して、
調べていただいて、決定していただく。

そんな流れにしているんです。

えぇ?めんどくさい??
もしそう感じたのであれば、プロにお任せな家づくりが最適です。

しっかりと、隅々までこだわって納得したい!
というのであれば、そういうプロセスが必要になりますね。

例えると。
外壁を決めるとして、すべての外壁について、
いいところと気になるところを一通り説明します。

もちろん、一般論だけではなくて、自分で採用してみた
意見も交えてですよ。

あれ??それって・・・
って思われた方は、こちらをよく御覧いただいてますね(笑)

そうなんです。
こちらでずっとお話ししている内容のバージョンアップ版を
普段の打ち合わせでお話ししています。

全てを知って、その中から、自分が一番気に入ったものを
内容を納得の上、選定していただきたいですから。

迷っちゃうんじゃないかな。。
そう思った方もいるはず。

迷ったら、何に迷っているかをお聞きして、
それを踏まえたアドバイスをしますので、
自然と決まっていきます。

やっと話が追い付きました(笑)

「結局どれがいいの?」

先日、外壁のお話しを直接した際に、
お客様から質問があった内容なんです。

その返答は。。
「外壁の何を大事にしていますか?」

「どれがオススメなんですか?」

「大事にしていることがわからないと、オススメできません」

そんな流れでした。
今日の話をしっかりお伝えしたら、お客様は納得!
次回までに、いろいろ調べて、考えみますとなりました。

最後に私から一言。
「いろんなYouTubeで解説してる内容は、ほどほどで。。」

またの機会でお伝えしますが。
どこか一面的な見方の場合が多いと感じるので。。。

どの素材が一番いいのか。

そうではなくて、お客様が、何に一番こだわるのか。

それを大事にした家づくりをしています。

長くなりましたが、今日はこの辺で。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※レイアウトの工夫と視覚的効果で広く使う事の出来るLDK提案(天井の化粧梁も広く見える為の工夫です)

インテリアと家具と暮らし。

例えばですが

小サイズのテーブルでも

ゆとりを持って

使用するためにはどうすればよいのか?。

間取りの構成の中で

家具とのバランスを考えた時に

家具側で調整を施す事もあります。

特にテーブルは

ゆとりを持って

使用できるものが

望ましいものです。

テーブルというものは

主に食事や団らんを行う場であり、

同時にそれ以外にも

様々な目的のために

使用されることのある家具です。

ただそこにいる、

というものも含めて

何かしらの「動作」や

「行動」を伴う場所であり、

それにはある程度の

スペースが必要となります。

そのスペースは

狭いよりも広い方が

心身ともに快適であるのは

間違いないです。

つまり、

テーブルは心身ともに

ゆとりを持って

使用できるサイズである事が

望ましいと言えます。

皆さんの自宅や職場ではどうですか?

小さなテーブルの上で

物が沢山置いてあったりすると

使いにくいですし

気分的にも少し「とげとげしく」

なったりしませんか?。

小さいテーブルでも

ゆとりを感じながら

使用できるように・・・・・。

ゆとりを持って使用できる、

という観点から言えば

いわゆる「大きいサイズのもの」を

選ぶことが自然な流れです。

4人掛けテーブルのサイズ

といっても実は

決まったものはないのですが、

4人がぎりぎりで座る事が出来る

サイズよりも

着座した際に

隣や正面に対して

適度な余裕があることは

身体的なゆとりに直結し、

より快適な気分で

その場にいることができる

精神的な「ゆとり」にも

つながります。

そのことから

テーブルサイズは本来は

できるだけ大きな方が良い訳です。

とはいえ、

自宅の状況によっては

そこまで大きなサイズのものは

置くことが出来ないケースも

あると思います。

最初からの計画性の部分も重要ですが

中古住宅を買ったり

引っ越しだったり

家族の変化だったり

所謂「小さいサイズ」「小サイズ」の

テーブルを置くことを

余儀なくされるケースもありえます。

しかし、

テーブルの使い方や

その周りの環境を整えることで、

ある程度は小さいサイズのテーブルでも

ゆとりを感じながら

使用することは出来ます。

テーブルの上にはものを置かない。

テーブルのサイズが

限られている場合、

その与えられたサイズを

最大限有効に

使用することが必要。

そのための大前提として

テーブルの上に

余計なものが載っていない事、

つまり常にテーブル上が

片付いている事。

例えば冊子が重ねて

テーブル上に置いてあるなど、

常に何かが載っている

そのような状態は

皆さんも覚えがあると思います。

事実、帰宅した後や

普段の暮らしの中で

丁度良い場所に

適当な高さの

適当な大きさの場所があれば、

ついついそこにものを

置きたくなってしまうものです。

片付けのblogで書いたように片付けが習慣化するように工夫も。

ただ、それでは散らかるもとにもなり

いざ目的のものを取り出す際に

想定外にそれを探すための

時間を取られる事も

あるかも知れません。

そして何よりも

実際に活用できる面積が

狭くなることは、

ゆとりを持って使用するための

スペースを削っている事になります。

先ずはテーブルの上を

常に片付けておく。

それだけでも

享受できるスペースは

大きく変わります。

テーブル近くに

収納家具を配置する。

テーブルの上に物が置いてある理由は

よく使うものだから

という事もあります。

ダイニングテーブルが

食事だけでなく

様々な目的で

使用される事もありますから

それもわかります。

良く使うものは

手元にある方が便利だが、

テーブルの上は

常に片付けておきたい。

それを叶える手段として、

小さなものでもよいので

テーブルの近くに

邪魔にならないような

収納を配置する事もポイントです。

見え方と使い勝手を

両立させる意味では

テーブルの真後ろ、

あるいはカウンター下などを

有効利用することが望ましく、

テーブルからは

あまり離れていない場所に

レイアウトするのが理想です。

テーブルから収納家具までの

距離が遠くなると、

片付ける行為そのものが

億劫になる可能性があります。

そうすると、

収納家具を置いたにもかかわらず、

結局元の状態、

つまりテーブル上に

物が積み重なっている

そんな状態のままとなってしまいます。

どのような収納家具が理想かは

何を収納するかでも変わりますが、

もし迷ったら「引き出し+扉」の

構成となっている

腰高さ程度であり

部屋の構成に違和感のないものを

お勧めします。

細かなものを仕分けながら

収納しやすく

取り出しやすい引き出しと、

収納の自由度が高い

扉収納の組み合わせは

様々な状況に対応しやすい仕様で、

腰高のものなら

その上を飾り棚や、

ブックエンドなどを利用した

本棚などに使用する事もできますから。

適切なサイズ決定による

周囲のスペース確保。

テーブルには椅子は付き物です。

椅子の出し引き、

つまりテーブルからの

着脱が窮屈であったり、

あるいは隣にいる人に

一度席から離れてもらわないと

テーブルからの移動が

できないという場合、

やはりゆとりを感じる事は出来ませんよね。

椅子に座る時、

あるいはそこから離れる時に

多少なりとも

ストレスを感じることは

本当の意味で快適であるとは言えず、

それが続くことで

テーブルの使用自体が

少なくなってしまうと

それはテーブルを設置する

意味がなくなってしまいます。

テーブルの周囲に

適切なスペース、

具体的には

椅子の出し引きや

自身の着座時でも

他の人が後方を通過できるような

周囲の余白がキチンとある事は

快適なテーブル使用の肝となります。

また、その「適度なスペース」が

抜け感を出すことにつながり、

空間の圧迫感も軽減できるハズです。

テーブルの周囲に必要な

スペースというのは

大まかに決まっています。

例えば椅子の出し引き

及びその後方の

他者の通過スペースを

確保するなら

テーブルと壁などの間は

75~90cmを

確保しておきたいところです。

また、テーブルの横を通過する、

そのうえで

椅子は置かないのであれば

60cmあれば問題なく

回遊が可能です。

※身体的特徴にもよります。

テーブルの近くに

ソファ等の他の家具がある、

そのような場合は

両者の間隔は100cm(1メートル)も

離れていれば

互いの圧迫感はありません。

その数値からの引き算で

導き出される最大値が

配置可能なテーブルの

最大のサイズになります。

そうすれば大きすぎず、

仮に小さいサイズでも

見た目も含めた

全体の「ゆとり」を

感じながら使用することができる

テーブルとなります。

そのうえで自分に合った椅子、

体型や目的に合った椅子を

あわせる事ができれば、

それが快適な居住性と

ゆとりある使用感を

さらに高めるハズです・・・。

たとえ小さなサイズのテーブルであっても、

その周りの環境を整えるだけで

ゆとりを持ってテーブルを

使う事はできます。

暮らしの状態を変化させる家具の存在。

特にダイニングテーブルは

多目的な家具であり、

そこでの快適性やゆとりが

部屋(空間)と共に

日々の暮らしのクオリティを高めます。

家の間取りと共に

家具との融合を

ロジカルにラテラルに考える事で

暮らしはもっと良くなります。

過ごし方について

丁寧に考えてみませんか?。

-----------------------------------------------

住まいの新築・リフォーム

模様替え・整理収納アドバイス等

ご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

オフィシャルホームページの

Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

-----------------------------------------------

■やまぐち建築設計室■

建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

-----------------------------------------------

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日まで長いこと外壁について
お話ししてきましたので、小休止。

気分転換で、少し違うお話しを
しようと思います。

お話しのテーマは「実物を感じる」です。

実は、昨日、とある玄関ドアの実物をみるため、
岐阜のメーカーショールームへ行ってきました。

事務所からだと、高速で1時間半くらいでしょうか。
時間はほどほどですが、距離は結構ありますね。

玄関ドアだけのために?
って思った方もいるかもしれませんね。

見学してきたのは、こちら。

玄関ドアXE

【LIXIL】玄関ドアXE コンセプトムービー
玄関ドアXE コンセプト紹介動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=KSupYjOpZZg

ありそうでなかったデザインの玄関ドアで
メーカーが製作した性能を確保できるのは魅力。

とある家づくりで採用を検討しているので、
実物を見たくて、遠征をした流れとなります。

これまでの既製品の玄関ドアの中、
大きな意味で変化していないのであれば
想像できるのでよいのですが。。

そうでもなかったので。

近くのショールームにはなかったの?
そんなふうに思う方もいますよね。

近くのショールームにもありましたよ。

でも。。そこで見たのは、
一番気になっていた仕上げではなかったんです。

これまで、メーカーが出している玄関ドアというと、
表面に化粧をしたシートを貼りつけるタイプが主流。

一部、天然木を貼ったりするケースもありますが。
圧倒的に、レアケースですね。

えぇ?よく見る家は、木材でしょう?
と思われる方いると思うんですけど。。

おそらく、大多数の木材に見えるドアは、
上記のタイプになります。
木材だと、外壁の時にお話ししましたが、
結構メンテナンスが大変ですから。。

それはさておき。

私のお目当ては、表面仕上げが、
シートではなく、セラミックのタイプなんですよね。

最近、キッチンのトップなんかで
とても人気のある素材ではありますが、
玄関ドアに採用って。。

そもそも、ドアが重くなるでしょうから、
開閉の具合がどうなのかなとか。

セラミックの質感や肌触わりがどうかとか。

どこまで、セラミックが使ってあるのか。

端部の納まりはどうなっているのか。

といった感じで、いろいろ気になります。
カタログや図面なんかでも想像はできますが、
やはり実物見て、しっかり把握しておきたいですね。

だって。
実情を知らずして、お客様にご話できませんから。

実物見れたので。
しっかりと細かく触れたり見たりしましたし、
いろんな説明を、実物見ながら聞けました。

なるほどぉ。
そんな感じですね。

玄関ドアに限らずですけど、実物を体感すること。
とっても大事にしています。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※天井付近を照明で明るくすることによる広さを感じる工夫の提案

部屋を広く見せる壁の使い方。

自宅について

部屋がもっと広ければ・・・・・。

という悩みを持つ人は

決して少なくないはずです。

広い家を建てようと考えても、

あるいは

今より広い部屋に引っ越したい

と思っても、

なかなか簡単ではない事が

多いと思います。

僕もよくホームページの

■問合わせ■から

部屋の模様替えや

インテリアコーディネートの

ご相談をいただく事もあるので、

ここでも「少しだけ」そういった仕事での

工夫を書いてみたいと思います。

部屋の「壁」をうまく使う事で

空間を広く見せる方法が

ありますので。

新しく住まいを計画する場合や

リフォームの場合にも

有効な方法なので

そういった場合には

間取りや家具打ち合わせの際に

事前にお話しを

させていただいている内容です。

壁にどのような素材を

選定するのか?。

あるいは壁を

どのようなものにするのかは

熟考すべき部分です。

賃貸マンションや

一戸建て賃貸では

既に引っ越しの際に

新しい壁紙が貼ってあるなど

選択の余地がない場合もありますが、

現在はDIYで手軽に

貼り付けることのできる

壁紙もあり、

物件によっては

色や素材感そのものを

変更することは

決して不可能ではありません。

壁はその色によって

空間を広く見せる効果、

あるいは逆に

狭く見せてしまう事もあります。

また、

明るい印象、

落ち着いた印象など

その空間そのものの雰囲気も

左右することから

分譲マンション系などでも

専門のコーディネーターが

存在するほどです。

日本では賃貸も含め

壁紙・クロスを使用している

そんなケースが多く、

その素材感も多様です。

色については「白(あるいはその基調)」のものが多く、

これには様々な理由があります。

第一に「無難である」という点。

飽きがこない色である

ということは

毎日暮らす空間においては

重要です。

白い画用紙に色を塗るようなもので

合わせる家具や

他のインテリアを

選ばない点もメリットであり、

光を取り入れやすく

部屋を明るく見せる事が

出来るできるなども

利点として考えられます。

その他施工性なども

影響しているケースもあります。

例えば「工事期間」の短縮など・・・・・。

白基調の壁のメリットを

活用すると

実は部屋が広く見えます。

逆に黒に近くなるほど

空間は狭く感じやすくなり、

好きな色だからと言って

壁紙の色を決める事は

おすすめできません。

壁の「色」を決める際には

それがクロスを使用するのか

塗り壁やタイル、

その他の素材などを

採用するかは別として

色が持つイメージや効果を

知ることが重要です。

色にはそれぞれが持つ

イメージや効果がありますが、

その部屋を

どのようなものにしたいのか、

というイメージを

考えることで

方向性と色選びが

しやすくなります。

部屋の床や

建具の色との相性も

忘れてはいけない部分です。

フローリングでも

それが白やベージュ系なのか、

赤味がかっているのか、

あるいは茶系などの

落ち着いた雰囲気なのか。

室内の建具も含め、

それぞれの色のバランスを

確認してから

壁色を決めていくと

失敗しにくくなります。

同時に一か所(ないし数か所)に

アクセントとなる壁色を

差し込むことで

コントラストが生まれ、

空間を広く

見せることができます。

例えば部屋の3面が

白系のリビングの場合、

残り一面となる壁に

寒色系を入れる、

あるいは石材調のものを入れると

対象物を遠くに見せる

という後退色の効果により、

空間に奥行き感を

出すことが出来るようになります。

同時に壁に装飾を取り入れる。

この場合

手軽且つ確実で

実用性もあるのは

絵画や鏡を壁に掛けるのも

空間の広さを

演出するのに有効です。

例えば絵画を飾ることは

空間に窓を一枚増やすのと

同じ効果を持つと

言われるのは有名です。

その意味では

サイズを調整する事は重要ですが

非常に有効だったりします。

視界に入る情報が

自然に整理され

開放感が生まれる事で

空間を広く感じる事が出来るはずです。

背景の色とのバランスで

自分が見て落ち着くような

絵を飾るのも良いです。

水色や白などの爽やかな色は、

見ているだけで

開放感を感じることができ、

空間に奥行き感を

生み出します。

飾る場所は

あまり家具などを置いていない、

余白の大きなスペースに

飾るのがおすすめです。

あるいはソファやベッド、

ローボードなど

背の低い家具の上もお勧めです。。

絵画自体も映え、

周囲の余白が

空間全体を大きく見せる

効果を併せ持ちます。

その理由から

絵は何枚も飾るよりも、

存在感のある絵を

1枚だけ飾った方がより効果的です。

もしも何枚か飾るなら

掲示の高さと

互いの絵画の間隔の

調整には気を付けたいところです。

また、壁の前に立った時の

自分の目線の高さに

飾ると絵を眺めやすく、

この確認作業は

少し離れた場所から

椅子に座った時なども含め

行うことをお勧めします。

現場でのリアルな昇華によって

空間の持つ魅力や効能にも

差が生まれますから。

そういうところは

僕の建築家としての

仕事の一部でもあります。

鏡も空間を広く見せる

効果を持つ点ではマストです。

壁にサイズの大きな

鏡を掛けておくと、

鏡に映った室内が

そのまま奥行き感と広がりを

空間にもたらしてくれます。

また、外の景色を

映し出すように置くと

外の光を反射して、

とても明るく開放的になります。

ここで抑えておきたいのが

鏡のフレームと

家具の素材をマッチさせること。

空間の統一感につながり、

いつもの空間の格を

ワンランク上げてくれます。

間接照明による陰影の効果は

部屋に奥行き感を出すことに

貢献しますが、

壁を主題にした場合、

光を壁にどのように

当てるのかもポイントになってきます。

空間を広く見せるには「隅」を

うまく使うように事。

隅・・・つまり部屋の隅とは

空間の入口から

対角線上にある角のことですが、

そこに床置きのスタンドや

スポットライトを使い、

そのことで部屋の入口から

対角が他の場所よりも

明るくなります。

部屋に入った時の視線が

行きやすくなり

部屋に奥行きを

感じられるようになります。

また、壁だけでなくて

天井にも光を当てると

部屋を広く見せることができ、

より効果的です。

工夫次第で

住まいの印象は

大きく変えることができます。

家具やインテリアも含めて

住まいの設計やデザインでの

話はもとより、

このような工夫に関しては

インテリアコーディネート依頼で

お受けしています。

理想と現実をデザインして

心地よく感じる暮らしの提案に。

----------------------------------------------

住まいの設計・デザイン・コーディネート

ご相談・ご質問・ご依頼は

ホームページContact/お問い合わせから

気軽にご連絡ください

----------------------------------------------

やまぐち建築設計室

建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

----------------------------------------------

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

マイホーム/注文住宅を建てる時には、

今まで住んでいた家、

暮らしてきた家には無い

設備や機能が

付いていた方が良いのか悪いのか?

また使い勝手の変化も

分からないので迷う

という方も多いと思います。

建築空間は体験や経験によって

紐づけられるものなので

余計に分かりにくいと思います。

なので僕は

間取りの計画や

イメージを具体化する前に

色々な体感の時間を提案していますが

特に話題に出やすいのは

キッチン周辺の

広さと収納について。

そういう事もあり、

キッチン周辺収納としての

パントリーについて・・・・・。

パントリーの計画について

家の間取りに関してを

迷っている方には

自身の価値観を見直しながら

ぜひ読んでいただきたいと

思います。

よく聞くとは思いますが

「パントリー」とは、

「食品庫」や「貯蔵庫」とも

呼ばれている

収納スペースの事です。

キッチン近くに設ける事の多い、

常温保存が可能な調味料や

食材等を保存する

スペースの事です。

ホテルやレストランでは

当たり前の設備ですが、

このパントリーは

一般的な家庭でも

間取りの計画や

生活スタイルによっては

検討する事があります。

パントリーがあると、

食材や調味料

比較的多くのものを

保管できますので、

キッチンのスペースを

その分広く使う事も可能になりますし

設計プランによっては「キッチン家電」となる

炊飯器や電子レンジ、

ウォーターサーバー等を

パントリースペースと組み合わせて

キッチン周辺を

スッキリ見えるような

提案をさせていただく事もあります。

家事動線、

キッチンでの作業を考慮する事で

そういった

間取りの考え方もありますから。

また、家庭事情や

家族構成にもよりますが、

離乳食用の調味料や、

ベビーフードのストックなども

増える事も多い場合、

また買い物の習慣が

ストック食材や

大量の食品「ありき」という場合等

パントリーがあれば、

食材や食品関連も

安心して購入できますし

管理がしやすくなります。

家飲みが多い方の場合は

通常の冷蔵庫以外に

パントリースペースへ

冷蔵庫を設置する場合もあります。

スイッチやコンセントの計画にも

関連するので

早めの段階で

色々な「まとめ」も行ったうえで

提案させていただく

そんなケースも多いです。

勿論、間取り計画上は、

パントリーの為のスペースが

必要になります。

とはいえ、

階段の下の

デッドスペースを計画する、

パントリーではなく

床下の移動式貯蔵庫を作る、

そういったプランで

間取りをうまく活用すれば

それほど広いスペースを使わなくても

パントリーを持つ事も可能になります。

もうひとつ

注意が必要な点として、

「害虫の温床」と

なりやすいという事。

こちらも、

食材や調味料はきちんと密閉する、

害虫対策はきちんと行う

という事などで回避は可能ですが

前もっての

計画に付随した対策は重要です。

パントリー計画での

メリットもデメリットも

どのように優先順位を考えて

暮らしへ反映するべきなのか?。

生活文化の基準と

ライフスタイルをイメージして

考慮する事が重要です。

皆が使っているから、

採用しているから良い

という訳ではなくて

各家庭の環境や考え方により

便利や快適の持つ意味は

良くも悪くも変わりますから。

家造りや新築・リフォームを機会に

自分たちの暮らしの環境を

丁寧に考えてみませんか?

住まいの設計・デザイン

新築・リフォーム・建て替え等

ご相談・ご質問等は

■やまぐち建築設計室■

ホームページ

Contact/お問合わせから

気軽にご連絡ください

-------------------------------

※キッチン横に3帖のパントリースペース・ロールスクリーンでの仕切り

基山町の家

●設計事例の所在地: 
佐賀県三養基郡基山町
●面積(坪): 
35
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

北庭と南庭を繋ぐトンネルの様な抜けのある広間

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

広い敷地に対して、どのように建物を配置するかに苦心しました.
結果的には真ん中に建物を据え、北側にプライベートな庭を、接道のある南側にパブリックな庭を設け、そのどちらにもアクセスしやすいように広間を設えました.

その他の画像: 

長閑なエリアに建つ平家の住宅

勾配天井の広間

I-4078、2戸に分離して販売することに……(千葉県)

ユーザー 陽一 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
千葉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

千葉県の海辺の築33年で13階建のリゾートマンションです。建築時に2区分の部屋をコネクトに改造した区分所有でしたが、この度コネクトの部分を鉄の扉ごと閉じて2戸に分離して販売することにしましたが、問題点は何か有りますか?
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

外壁のタイル。
いろんな意味で魅力的ですよね。

いつも中立な視点からお話ししている私ですが、
タイル好きな側面がでて、評価高かったかも(笑)

タイルは浮いてしまったりしない限り、
見た目はもちろん、性能面もよいので、
マイナスに見てもいい素材かなと思います。

さて。今日は、外壁では最後のご紹介。
ここ数年、人気のある外壁仕上げです。

こんな感じ。
どこかのカフェとかで見かけたことありませんか?

ズバリ。
モルタルみたいな質感ですよね。
ライトグレーでムラのある雰囲気。

実は、ずっと御覧いただいてる方であれば、
ピンと来たかも。。

内装仕上げの時にチラッとお話ししましたが、
モールテックスという仕上げになります。
実は、外壁への使用も可能です。

その時にもお話ししたのですが。
ひび割れがないと言われていて、いろんな素材に
使えるのですが。。
長きにわたって、割れがないということではないので、
ご留意ください。

仮に補修が必要になると、部分的な補修が難しい。。
気になる点はありますが、ぜひとも採用したい!
ということであれば、上記も踏まえてくださいね。

そのモルタル風な雰囲気でよく似たもの。
アイカ工業のモルタルアートという仕上げ。

モルタルベースではなくて、樹脂が主体で、
モルタル風な仕上がりになります。

割れがないとはいえませんが、
下地への追従性はある方かなと思います。

ただ、モールテックスより、少し大人しい表情かな
と、個人的には思っています。

もし、もっとムラのある感じにしたい!
ということであれば、こちらはどうでしょう?

(向かって右側)

こちらは、以前ご紹介しましたが、
ジョリパットという塗り壁材になります。

墨色をイメージした色合いで、
濃淡の表情が強くて、なんともいえない
ムラ感になるかなと思います。

ただ、ここまでくると、「モルタル風」
ではないですね。

そうそう。
以前、この墨色ジョリパットを外壁に採用したら、
ご近所の方から。

「この壁は、タイルか何かで仕上げるの?」

そんな率直な質問をいただきましたね(笑)

時代によって、求められるカッコよさが
変わるもんだなって思いました。

モルタル風の仕上げ。
みなさんはどう感じましたか?

今日はこれでおしまいです。

内包の家

●設計事例の所在地: 
福岡県筑紫野市
●面積(坪): 
30
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

内外の鑑賞空間として内土間を設けました

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

プライバシーの確保を逆手に取り、内土間を提案した。

その他の画像: 

ページ

建築家紹介センター RSS を購読