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壁掛けエアコンの全館空調効果

エアコンを床下に設置して暖気を作り、床上の吹き出し口から室内を暖める方法を見聞きした時は、その大胆な発想に感心しました。
2000年代のはじめ前後だったと記憶しますが、その後は実践者が続いてノウハウが蓄積、設置方法のバリエーションも増えて、壁掛けエアコンで全館空調効果を得る手法は、住宅市場で一定の支持を集めています。

アーキシップス京都 壁掛けエアコンの全館空調効果

冬は下から、夏は上から

現在では様々な考え方がある壁掛けエアコン方式ですが、弊社が体験したのは床下に冬用の、ロフトに夏用のエアコンを設置する方法です。

よく知られるように、周囲より温度の高い空気は上昇します。
この性質を利用して、冬は一階床より下に設置したエアコンで床下空間を温め、家全体に床からじんわり暖かさを広げます。
逆に夏はロフトに設置したエアコンの冷気を、吹き抜けを利用して降ろします。

前提として、
・基礎断熱とする
・外皮性能はG2グレード前後の高気密高断熱住宅
・窓は全てLo-Eペアガラス以上の高機能樹脂サッシ
・部材の隙間のない、C値0.5前後の家
・家の中心に暖気や冷気の通り道となる大きな吹き抜けを設置
・個室を含めて出来るだけ仕切りを減らした間取り
・個室扉はスリット等を設けて空気の流通を確保
・南面に大きな日射取得型ガラスの窓を設置、ほかの窓は小さめに
・24時間換気は熱交換型とする
などの必須条件があります。

アーキシップス京都 壁掛けエアコンの全館空調効果

冬は足下からが、人も建物も気持ちいい

正直に言ってこれだけの条件を満たしたら、冷暖房方法がなんであろうと、快適な住宅になりそうな気もします。
人気の秘密は、暖房の「足元から暖まる」点でしょうか。

温風が床から吹き出す対流熱、足裏が温まる伝導熱、床や壁からの輻射熱、複合的に空間を温める冬の快適性が、支持を集めるようです。

アーキシップス京都 壁掛けエアコンの全館空調効果

疑問点はほぼ解決済み

壁掛けエアコンの床下設置には、当初から疑問の声もありました。
①壁掛けエアコンの使い方から逸脱し保証対象にならない?
②床付近の塵埃の多い空気を吸気して拡散する恐れは?
③床下エアコンの365日24時間稼働で本体の寿命は短い?
④個室まで十分に温度が行き渡るか?
⑤床下のエアコンにリモコンが効くか?

①については、メーカーが推奨しない使い方は保証対象とならない可能性大、床置き型エアコンもありますが床下設置の保証はどうでしょうか。
②はこまめなフィルター掃除は必須ですが、全館空調はいずれも同じです。
③は可能性大とも、オンオフが少ないので長もちするとも意見があります。
いずれにしろ、取り替え時の作業空間や動線の確保は必要でしょう。
④も間取りや面積によって、個室への引き込みファンや予備冷暖房が必要なケースもあるようです。
⑤はスイッチ方式の機種で回避できます。

また暖房は、暖気を床下にムラなく流通させる必要があり、床下に送風機や整流板を設置することがあります。
床下の気流を考慮した基礎立ち上がり、床下で作業できる人通口、構造の知識も経験も求められます。
床下の清掃方法と経路も考慮しておく方が良さそうです。

アーキシップス京都 壁掛けエアコンの全館空調効果

選ばれる理由

エアコンの台数が少ないとは言え、ハイレベルな高気密高断熱住宅を前提とし、構造設計や気密測定が必要なこの方法は、いわゆる「ローコスト住宅」のカテゴリーに収まりそうもありません。

それでも人気が広がる理由は、ビル空調を住宅に適用した欧米式の全館空調と比較した時、必要面積やコストの負担が少ない点があげられます。
この方法、アクセスしやすい全館空調として、人気が続きそうです。

京都 建築家の注文住宅 一級建築士事務所アーキシップス京都

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、アーキシップス京都の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

ボリュームチェックの図面は、不動産購入の際に利回り計算をする際に基調となるデータです。
工事費がいくら掛かり、家賃収益の年収でわると5〜7%が最近の相場ではないかと思います。
建築士はボリュームチェックの際に役所で様々な法的規制条件をクリアーさせなくてはならず、責任ある業務となります。弊社の強みは迅速に丁寧にまた創造性豊かに提案を準備心掛けています。なお一回3万円で受けさせて頂いています。

ユーザー プライム一級建築士事務所 西島正樹 の写真

ガレージハウスのこれまでの事例をまとめてみました。
下記リンクよりご覧いただけます。
シャッターのついたガレージハウスと、シャッターのないビルトインタイプに分けて紹介しています。
http://www.prime-arc.com/houses_link/_garage_house

または、PRIMEホームページ> 「HOUSES」ページ
> 「Feature▽」をクリック (PCでは上部、スマホでは下部に表示されます)
> 「ガレージハウス」をクリック
からもご覧いただけます。

■PRIMEホームページ(トップページ):
http://www.prime-arc.com
■PRIMEホームページ(ガレージハウスページ):
http://www.prime-arc.com/houses_link/_garage_house

ユーザー 岩間誠治一級建築士事務所 岩間誠治 の写真

シェアハウスの間取りは専用住宅とは異なり、プライバシーの確保が必要となります。
専用住宅では、リビング経由の個室配置が多いですがあえてリビング経由としない方がシェアハウスの住人に自由度を持たせることができます。

ユーザー 岩間誠治一級建築士事務所 岩間誠治 の写真

共同住宅やビルを設計する場合、土地購入前にボリュームチェックの図面を作成し、どれくらいの建物を計画可能か事前に検討します。
検討内容には用途地域による規制から地域ごとの条例等様々な法規制を検討します。
法令の解釈や車線のクリアの仕方にはそれぞれ設計者の個性が出ます。この時点である程度の形やデザイン性も決まってきます。

当事務所でも対応しておりますのでお気軽にお声掛けください

I-4008、用途変更(ホテルにする)する為……(東京都)

ユーザー アイ4008 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

お世話になります。
 
既存のビルですが、以前事務所と住宅として使ってます。用途変更(ホテルにする)する為、建築確認検査をお願いします。
物件の場所:台東区***
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

LDKに面する窓って、大きく確保したい!
そう思う方って多いんじゃないですか?

その「大きな窓」にするため、いくつか方法を
お話ししてきました。

昨日は、真ん中がFIXになっている窓とか、
大きな片引きの窓をご紹介しましたよね。

その窓であれば、引き違い窓にはない開放感を
実現できますよ。
そんなお話しでした。

さらに、今日は。
別の側面から、開放感のある窓のお話しを
していこうと思います。

大きな窓は魅力的なんだけど。。
LDKの外にあるウッドデッキ等と一体的な利用がしたい!

例えば。BBQが大好きで、友人を招いて、
たくさんの人数で愉しみたい。

もしそうであれば、窓からの出入りって大事ですよね。

食材や飲み物を持ち出したり、中に入れたりするし、
人の行き来だってありますよね。

出入りが多いのであれば。。
窓を大きく開け放てると、便利ですよね。

そんな時は、こちら。

あれ?窓がない??
って一瞬思いますよね。

こちら。
昨日お話しした、片引き戸と似ているのですが、

窓を両側に引き込んでしまう窓なんです!

つまり。
開けたときには、両側の壁に窓が隠れます。
とても大きな開口をつくりだすことができます。

これであれば、ウッドデッキへの行き来も、スムーズ。
多少酔っていても、窓にぶつかることはありません(笑)

ウッドデッキと一体で使いたい人には、
とても人気な窓になります。

ただ、窓を閉じたときには、これまで紹介した窓より
窓枠のラインが多いかもしれません。

閉じたとき、開けたときのどちらを優先するか。
それによってセレクトが変わってきますね。

それと同じく、大きく開け放てる窓というとこちら。

カフェとかで見かけますよね?
窓が折れ戸になっているタイプですね。

先ほど同様、開けたときに、開放感はすごいです。
でも。先ほど同様に、閉じた時には、枠がきになるかも。。

それと、こちらの折れ戸タイプは。
引き戸に比べると動き方が複雑なので、
建付けがよくなくなることがあることが気になります。

こういった気になる点も踏まえて、
採用を考えていただけるといいかなと思います。

大きな窓がほしい!
といっても、何を求めるかで、いろんな選択肢があるんです。

しっかり比較検討しながら、決めていきましょう。

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マンションのリノベーション事例を写真でアップしています。
比較的大きな住戸の場合には、ファミリールームと来客のゲストゾーンを
わけて機能的にも分離できる住まいの提案をしています。
建具を両引き分けで空間は一体にもできます

一級建築士 南 俊治

ペントハウス

屋根裏利用ではオーロラのような空間で癒やしの効果を演出しています

温かみと天然素材のクオリティーを出せるJパネル・エヌスペースデザイン室 佐藤 直子さん


Jパネルは使い方によっては低コストに住宅を建てることができます。
杉板の美しい木目をあらわしで使い、温かみと、天然素材のクオリティーを出すことができます。
 
Jパネルについてエヌスペースデザイン室 佐藤 直子さんに伺いました

お話を伺った建築家

 

ユーザー エヌスペースデザイン室 佐藤 直子 の写真
豊橋市牛川町字南台1-2エメラルドマンション南台701
0532-56-4128

Jパネルとはなんですか?

 
元々は杉の間伐材を利用し、12ミリの挽板を縦横に三層貼り合わせたパネルです。
現在は桧の物もあります。
 
厚さ36ミリ(造作用は24~30ミリもあり)、3尺×6尺(910ミリ×1820ミリ)が基本です。
メーカーによりメーターモジュール(1m×2m)の製品もあります。

Jパネルのメリット・デメリットを教えてください

 
メリットは、使い方によっては低コストに住宅を建てることができることです。
杉板の美しい木目をあらわしで使い、温かみと、天然素材のクオリティーを出すことができます。
小口も切りっぱなしでもきれいなので、処理をする必要がありません。
 
デメリットは、天井に利用したり、外周部の壁に利用する場合に、断熱材や梁、柱などをあらわしにするには設計の工夫が必要になる事でしょうか。
梁成や厚さなどをどうするか。
通気層を設けて、さらに屋根をシャープに見せるにはどうするか。
工夫のしどころです。

Jパネルの価格はどれくらいでしょうか?

 
3尺6尺板で、杉材ですと(節埋めあり・片面、両面により価格差)1.5万円~2万円
構造用で隠れる部分(節埋め無し)は1.2万円~です。
ヒノキ材はもう少し高額です。

Jパネルを床に使用するメリットを教えてください

 
極端な事を言えば、2階の床にして、そのまま天井にすることも可能です。
ですが、配管や配線スペースとして懐も必要になりますので、

  1. 1階天井あらわし、2階床を二重床としてフローリングは貼る。
  2. 1階天井は梁下で造り、床をJパネルにする。

のどちらかになります。
 
Jパネルは、水平面剛性もとれるし、そのまま表しの床として使え、柔らかで暖かな杉床になります。
フローリングを貼らない分コストダウンにつながります。

Jパネルを壁に使用するメリットを教えてください

 
あらわしで使えば仕上げの下地や、仕上げ材が不要となりコストダウンにつながります。
耐力壁ともなるため、設計段階でバランスを考えれば、筋交いが不要になることもあります。

Jパネルで階段を作ることも可能でしょうか?

 
可能ですが、既製品のプレカット階段に比べ、設計及び加工が一品ものなので、ややコストアップしそうです。

JパネルとCLTの違いはなんですか?

 
最小厚のCLTですので、基本的には同じです。
 
Jパネルは住宅の構造利用を基本とし本実加工してあります。
取得している認定も異なります。
 
家具などに使う24~30ミリの物は本実加工は無しです。
CLTとして、長物や板厚の大きなものも生産されています。

「つながった空間に暮らす家」ではJパネルを間仕切り壁に使用したのですね。工夫した点などがあれば教えてください

 
予算の都合で、当初2階の間仕切り壁は造らず、広いがらんとした部屋としました。
勾配天井にJパネルを使い、屋根断熱とし、タイベックシルバー+通気層を設けて温度差が出れば空気が早く流れるようになっています。

「中庭のある家」で工夫した点を教えてください

 
下屋にJパネルを利用したので、通気の出口の屋根と壁の取り合い部分の屋根押さえに、排気できるものを利用しています。

「木造耐火4階建てテナントビル」で工夫した点を教えてください

 
テナント事務所の間仕切りを、Jパネルで作成しました。
テナントさんが他社で見積もった予算の半分以下で施工でき、住宅っぽい落ち着いた空間になりました。

「学習塾の内装」で工夫した点を教えてください

 
こちらも、厳しい予算ではありましたが、綿密な組み立て設計により、職人さんに助けられて、とても喜んでいただける空間となりました。
机は杉板のままだと柔らかく、下敷きを敷かない子供がいるとめり込むとのことで、メラミン素材としています。

貴社に設計依頼可能なエリアを教えてください

 
愛知県内、静岡県西部です。

エヌスペースデザイン室 佐藤 直子さんのJパネル・設計事例

画像 建物の名称 紹介文
つながった空間に暮らす家

郊外に建つ高住まいは、南の窓からは里山が眺められ、春は山桜がきれいだそうです。
変形敷地でしたが、少し斜めにめいっぱい南に振りました。
どこにいても、家族の気配が感じられる住まいです。

木造耐火4階建てテナントビル

階段を外階段にすることで、容積を稼ぐことができた。
木造用の乗用EVが発売になり、鉄骨やぐらを組むことなく取り付けることが可能になった。
道路斜線にかかるため道路側は2階建てとしたが、階段部分とシャープにつなぎたいため、
手前を鉄骨造とした。

中庭のある家

子供室に続くファミリールームが欲しいとのことでした。
全体のイメージは和モダン。
お子さんはおしゃまなお姉ちゃんと元気な弟さんの二人兄弟。
将来は家具で区切ります。下屋から続くリビングに子供室の小窓でつながります。

学習塾の内装

個々が集中できるよう、大机にはしたくない。
講師が効率よく一人一人を指導して回れる動線がいい。
予算は厳しい。
内装は床のみタイルカーペットを上貼し、部分的に作成した間仕切り壁のみクロス貼。

I-4007、2LDK×4戸の建物の建築(北海道)

ユーザー こ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
北海道
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

弊社は道内で無人型の宿泊施設を運営している会社でして、現在富良野で88坪程度の土地を取得しました。
 
そこに延べ床80坪程度の木造または鉄骨二階建て長屋形式、2LDK×4戸の建物の建築を計画しております。
時期は来春から来夏竣工ですとありがたいです。
図面は出来ておりますが、設計から依頼でも構いません。
 
現在建築会社様を探しており、坪単価50万円台で引受可能な業者様を探しております。
 
もちろん、地盤のゆるさや配管の位置などで追加工事などはかかるのは前提です。
 
その点を踏まえて相談をしたいです。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





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