ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

住まいを新築したり

リノベーションする際には

せっかくの環境をよくする機会なので、

毎日を出来る限り過ごしやすく

日常に沿う家づくりにしたいですよね。

※画像はメイン玄関横に
家族用玄関を計画しシューズクロークと
土間収納+玄関クロークをデザインした事例

間取りや配置によって

便利な家づくりができるように・・・・・。

家族の人数が多いと

靴の収納場所を多く取りますよね。

勿論「コレクション」として

それらを愉しむケースもあると思います。

大容量のシューズクローゼットを

取り入れる

靴だけでなく、

雨具や子供用の外遊びグッズを入れることもできることが

暮らしのメリットにもなり得ます。

また、帰宅時に靴を脱いで、

コートや上着を脱いで、

手を洗うという生活動線を意識した玄関にすることで、

少しでも帰宅後の面倒な行動が楽になりますよね。

外で使うものは外で・・・・・。

そこを部屋着との入れ替えで使用したり

仕事用の鞄を置くスペースにしたり。

※勝手口側の玄関収納はタワー型の縦使いのみ

※勝手口側の玄関収納はタワー型の縦使いのみ

気を付けるケースと

そうではない場合はあるかと思いますが

仕事で使う鞄ひとつでも

皆さんの価値観は全く異なります。

絶対に家の中(リビングや個室)に持ち込みたくない方。

逆に持ち込む人や

地面置きを気にしない場合だったり。

通勤電車や仕事先、訪問先などでの鞄の扱い方の差。

それは住まいでも同じで

電車の床や道路、オフィスの床などに

鞄を置きつつ

それを自宅の寝室やリビングに持ち込んでも気にしない

という考え方と

それは家の中に持ち込みたくない

という考え方、

上履き、下履きと同じです。

そういう暮らしの中にある価値観

生活の文化などは

家の設計やデザインには重要。

建築そのものに対してそうですが・・・・・。

間取りやイメージ、

あこがれや理想だけではなくて

住まいの設計、間取りの検討時には

そういった価値観や暮らしの文化を

掘り下げながら

意味を読み解き反映するデザインと

設計の思考・思想が大切。

常に暮らしと生活が側にあるという事。

車の運転をしない人が

建築の知識や計画論だけで

ガレージや車庫を設計すると大失敗する事と同じですよ。

家と暮らしと生活文化の融合。

どれだけ想像域と創造域を

持っているのかによる差は大きいと思います。

家づくりは家本体だけではなくて

暮らし全般の行動と要素を含んで

検討することが大切。

意味を紐解き

丁寧な暮らしが出来るように。

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

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令和5年20230403ホームページ更新(^^)/~~~
■柏サンフラワー保育園完成~開園…入園式が無事終了しました!
■花小金井の家実施見積り中!
■神奈川のお寺プラン打合せも終盤戦です!
■大曽根の家実施設計前の見積りに入ります!
■古市場町の事務所ビル完成写真アップ
■国分寺西町の家引渡し終了~写真家(小林達実)の完成写真をアップしました
■青梅の保育園が計画物件に加わりました

http://ohkokk.boo.jp/

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

いよいよ。
設計事務所の設計士さんに面談して、
いろんな疑問点や気になることを聞きます。

ご主人からの質問に対して、設計士さんが返答。
そんな流れで、一通り話ができて、小休止をと思ったら。
奥様から、ふと問いかけがありました。

「ぞれぞれに設計士さんっていますが、何が違うんですか?」

それについて、設計士が答え始めます。

「設計士さんって、何してくれる人だと思いますか?」

「家の設計をしてくれる人ですね」

「そうですよね。では、設計っていうと?」

「間取りをつくったり、いろいろデザインすることですよね」

「確かにそうですね。どの設計士さんにも共通します」

「では。何が違うんですか?」

「大きな違いは、自由度でしょうか」

ハウスメーカーの設計士は、ハウスメーカーの規格の
範囲内で、設計をしなくてはいけません。

そして。
工務店の設計士は、ハウスメーカーほどの規格はないけど
その工務店がオススメの素材や工法があったりして
その範囲内での設計が前提となると、制約になります。

自由度が高くないと、仮に設計士本人が提案したくても、
できないことがあったりしますので。

その点、設計事務所の設計士であれば、他に比べて
自由が利く分、提案は、より要望に近くなりやすいです。

なので、設計事務所の設計士は、要望により近づけたんだと。

ただし。。

設計事務所の設計士でも、工務店から頼まれて設計する
という場合、工務店の持つ制約に合わせる必要があるので、
ある意味、工務店の中の設計士と同じ表現しかできない。
そんなことも起きてしまうケースがあります。

せっかく設計事務所の設計士が関わっているのに。

「もしかすると、○○工務店で会った設計事務所の設計士さんは、
そういった状況だったのかもしれませんね。」

「直接本人に聞いていないのでわかりませんが。。」

ただ。注意点があることも伝えます。

ハウスメーカー、工務店、設計事務所の比較であれば、
設計事務所の設計士は、自由度が高くなるのですが。。

設計事務所の設計士であれば自由度が高い。
というのも、かなり大雑把な考え方になります。

その設計事務所に、何か強いこだわりがあると、
それが制約になってしまうことも。

こういう空間として見せた方がいいので、
こんな要望があったと思いますけど、こちらを提案してます。
この素材が一番かっこよく見えるとか、性能がいいとか。
そんな感じでしょうか。

設計事務所は、こういったこだわりを持ってることが多いので、
もし、ご相談する場合は、しっかり話聞くことをオススメします。

この辺まで説明したところで、ずいぶんと納得されていました。

実は。そのあとも、いろいろ違いは説明したのですが、
さすがに、こういった公共の場で書くのは、難しいかも。。

もっといろんな意味で、違いはあるのですが、
自由度という切り口だけでも、大枠はご理解いただけるかな
と思います。

長いお話しになりましたが。
設計士にも、いろんな設計士がいます。

いろんな方と話しながら、しっかり理解して、
自分たちに最適な方を選定いただければと思います。

さて。
明日からは、違うお話しに入っていきます。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

家づくりはデジタルな時代でも

基本の部分はアナログです。

そこに「気持ち」があるのかどうか?

レトリックだけではないことが

大切かなと思います。

※玄関ホールから障子を介して入るLDKは畳をメインとした和を意識した空間に

さて・・・・そういう意味から紐解くと

一体よい家だったり

よい間取りって何だろうか?

といつも深く考えています。

勿論、光が入るか?

動線は良いか?

風通しは良いか?

構造的に安全か?

収納は足りているか?

居心地はよいか?

などなど、一般的な面はいくつもあります。

そういう面では、

良い間取りか、悪い間取りかは

判断はつきやすいと思います。

だけど、

もう一歩踏み込むと

家族の暮らしに整合しているのか?

という面では

一般的な判断はできません。

間取りは暮らしからうまれる

ご家族にとっての「良い間取り」も

そのほかの方にとって、

「良い間取り」とは限らない。

意味があっての、

一つ一つの構成は、

ただ真似すればうまくいくものでもありません。

極端なことを言えば、

同じ間取りの家があったとしても、

やはり、

周辺環境は違い、

そこに住む家族は違いますから、

おのずとプランは

違ってくる訳です。

だからこそ「提案」と「知る」時間と質は大切で

住まい手さんの言葉だけの発言ではなくて

様々な「周囲」と「要素」を考えることが重要。

その部分での

ショートカットやコストカットは

逆効果を生み出す訳です。

何に対しての意味があるのか?

住宅は実はものすごく

奥深い空間であり場所となるものです。

どれだけ「根深い」範囲も含めて

視野にいれた間取りであり

デザインであり

設計なのか?

というところは重要です。

カウンセリングの範囲が設計である事を

どう理解している設計者なのか?

それによって

生まれる建築の価値の差は

変わりますから・・・・・。

場所の持つ意味を

丁寧に仕上げるように。

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

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ここにコンセントがあったら

便利だったのに・・・。

そういった失敗を減らすために、

家づくりの際には

新築の場合でもリノベーション(リフォーム)の場合でも

暮らしのシーンをイメージしながら

家具や間取りを一体化しながら

考える事が大切・・・・・。

※LDK内観イメージCGにソファやテーブル類を
仮にレイアウトして
イメージ感を考えることが出来るように提案

勿論間取りの検討過程で「レイアウト」を

それぞれ意識する時間を持つのか持たないのかで

結果は随分変わります。

ホットプレート用にダイニングテーブルの高さに合わせた位置

洗面所の収納内部に

シェーバーや電動歯ブラシの充電用に

充電タイプの掃除機をしまう収納内部

Wi-Fi機器を隠して設置できる収納の内部に

掃除機を使うときように階段や廊下に

スマホや固定電話の子機用の専用棚を計画しその場所に

スマホの充電や小さなスタンド用にベッドの枕元周辺に等々。

一般的な事柄から

例えば趣味や独特の暮らし方があれば

その内容に沿った場所へ・・・・・。

オーディオ機器やゲームマシン、

室内用のエアロバイクやトレーニングマシン

マッサージチェアや電動式リクライニングソファ等。

普通に壁面のコンセント計画だと
日常的に足元に注意が必要になります、
ソファレイアウトの近く床へ
オフィスのような床用コンセントの確保を計画的に

こうしたところから分かることは、

皆さん「どこに何を置くか、何を使うか」を

設計段階でシミュレーションするべきだという事。

生活スタイルは人それぞれですし

間取りや暮らしの趣も、

基本的な位置や数では

十分でない場合が多々あると思います。

ですから「暮らし」を意識しておくことは

家づくりでは大切。

自分達の暮らしに必要な

コンセントの位置や数などを

間取りと家具、家電などの位置関係と

照らし合わせて

じっくりと検討する時間が家づくりには大切。

建築的なプラン・間取りは、

暮らしや用途をどのような水準で満たし

そこにデザインを施すことが重要。

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(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家

住まい手 Mさま

設計・監理 やまぐち建築設計室 建築家・山口哲央

施工・管理(工事会社) 未定の状態・設計完成後に価格だけではなく資質・要素を含めて適切な施工会社を選ぶ予定

※住まいの設計デザイン提案途中経過でのLDK内観CG

アトリエにて住まい手さんご夫婦と

住まいの新築工事打ち合わせ。

この日は、工事価格の目安となる

内容の整理整頓と

空間をつなぐ「部屋と部屋」周辺の「シンプル」なイメージも

扉から意味をイメージした提案も・・・・・・。

実際に間取りの方向性が決まり始める事で

イメージ化することが出来はじめ、

その延長上に使う素材の話しがあります。

色や商品が製造される過程での材料の事もありますが

建築は様々な建材や素材の集合体という事。

間取りが同じで同じカタチや容積(広さ)だったとしても

使う色や材料、

素材でイメージも変化しますし

価格も変化します。

なので間取りの方向性と同時に

そのあたりの情報を整理整頓するという意味で

間取りに取り掛かる前に「知る」という意味での

建材商品メーカーのショールーム見学から

内容を吟味するという意味での「建材商品メーカーのショールーム見学」に切り替えて

同じショールームの見学も目的・・・ビジョン化した状態で

改めて同商品を見ても「何を見るべきかの判断」がつきやすくなります。

次回からは気になる商品も範囲に入れつつ

「なんとなく」から「範囲外を知る意味」、

そこから「目的化した状態」でキッチンや洗面、フローリング等々。

採用検討吟味の「必要な素材・建材・商品」を

整理整頓するという「フェイズ」へ。

次回は住まいの建材素材総合メーカー「LIXILショールーム」での

商品吟味の打ち合わせ。

暮らしと価値観と趣を丁寧に考えながら

段階的に吟味の時間・・・・・。

暮らしの空間、

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家づくりの際に大切な知恵と知識によって

暮らしの質感や充実度の差は生まれます。

※アイランド型レイアウトキッチンによる暮らしの空間提案(トーヨーキッチンスタイルショールームLDKインテリア展示)

建築の知識と知恵にプラスして

生活と暮らしの感度を大切に。

各家庭の暮らしの充実度や

家事時間の持つ意味はそれぞれに異なります。

そういった部分をどれだけ多角的にとらえて

ビジョン化して対応が出来るのか?

それだけ家事労働は暮らしに対して

大きな意味を持っています。

日々の家事をどれだけ意識しつつ

暮らしの本質をカタチに転換しているのか?

によって暮らしの受容度も変わります。

キッチンスペースでのゴミの保管場所や

洗濯スペースと物干し場・アイロンやスチーム掛けを

何処で行うのか?

場合によってはすべて「お抱え」の

クリーニング店が

洗濯物を預かるといったケースもあります。

そんな場合は

キッチン周辺を含んだ居場所や

独特の暮らし時間に沿った間取りの中に

留守中や家事時間中を想定したデザインで

洗濯物受け渡しの為の「中間領域」を

盛り込みながら

暮らしを提案する事もあります。

そして、家事がラクになるために必要なことは

ある程度水まわり設備の掃除や手入れが簡単であり

キッチンの収納が手の届くところにある

料理の配膳が簡単にできる配慮と同時に

その時間そのものが

充実する空間と時間である事も必要です。

当たり前の事なのですが

そういったところは建築の基本的な計画論の密度ではなく

相応の幅を持った生活や暮らしの密度が重要。

そして、

やはり家事の負担を減らすキーマンは

キッチン周辺の連動とその他の水まわりの関係性。

キッチンで考えると

食器洗い乾燥機やディスポーザー、

スライド収納など、

最新の設備機器や家電が備わったキッチンは

ある意味で面倒な家事を

強力にバックアップしてくれます。

だけど逆にそれが煩わしく感じる場合もあります。

キッチンをしっかりと利用する為にも

価値観と頻度に照らし合わせた

内容の吟味から「必要性」を割り出す事。

そしてキッチンの作業効率を考えるとき、

ひとつの指標になるのが「ワークトライアングル」。

これはシンク・冷蔵庫・コンロの3点を

線で結んだ三角形のことで、

三辺の合計が3.6~6mの範囲に

収まっていれば理想的だとされます。

そしてそれを理解したうえで

住まい手さんの家事の価値観と頻度

家事の際に無意識にしてしまう行動等

色々な独自性も割り当てていくように・・・・・。

シンク・冷蔵庫・コンロの配置や

キッチンの収納、

それらを使いつつ「連動する家事」などを考えることは

「日々の家事をラクにする」事につながります。

そういった日常的な行動を考えて意味を底上げすることで

それ以外の事柄も「質的な向上」が見込まれますから。

暮らし時間の密度と頻度を

整理整頓することで見えてくる

暮らしの質感を大切に考えていますか?

大切なのは暮らしの現実を

いかに紐解き理想とのギャップを埋めるのかという事。

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間取りの要になる考え方としてLDKの存在。

名前がLDKではなくても

そのようなくつろぐ要素と

生活時間が長くなる確率の高いリビング。

※程よくLDKと距離感をつくったリビング階段

リビングは現代的な「家族時間」を過ごす場所であったり

個人の時間や就寝までの時間を過ごす

どちらかといえば

住まいの中心となりえる空間。

そんなリビングですが、

やはりどちらかというと

リビング、ダイニング、キッチンの間仕切りがない

ワンルーム形式の「オープンLDK」となるケースが多いかと思います。

そして時間や過ごし方にあわせて

変化させることが出来る工夫を設けたり

一体的な広い空間としての役目を持たせたり。

また家族構成によっては

必要性が異なる「リビング階段」も計画したりします。

その他には「和室が隣接したリビング」や「吹抜けリビング」など。

※リビング階段の下にアルコーブ(くぼみ)をつくりワークスペース兼スタディーコーナーを計画

リビング階段とは、

家族が集まるリビングの中に

階段がある間取り。

廊下やホールといった場所ではなくて

生活の主体となる空間に

一階から二階や三階など、

階を移動する為の場所としての階段を

レイアウトするプラン。

※リビング階段の下にアルコーブ(くぼみ)をつくりワークスペース兼スタディーコーナーを計画

単純な移動空間が

リビングなどにレイアウトすることによって

それは移動だけの空間ではなく

デザインや計画性によっては

多用途を持つ付加価値空間としても成立します。

子どもが学校から帰ってきたときや

遊びに行くときなど、

子どもの出入りが分かりやすく、

コミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。

階段が環境の良い場所あることによって

くつろぐ場所や

階段をあえて広く計画することによって

セカンドリビングや書斎的な場所になる事もあります。

その反面リビングで暖められた

空気が2階に逃げるため、

暖房の効率が悪いというデメリットもあります。

これは吹抜けリビングも同様です。

「形」はもちろん大切ですが、

まずメリットとデメリットをよく理解して

しっかり対策をしておきたいところです。

ちなみに、リビングを考える上で

よくありがちなのは収納問題。

リビングは家族のくつろぎの場でもあるので、

それぞれが趣味や用事を持ち込みます。

放っておくとついモノが増え、

いつの間にか散らかり放題になりかねません。

リビングこそ空間を利用した

収納を充実させておきたいものです。

造り付け壁収納やデザインされた収納

又は「隠せる収納」など。

大事な家族とのリラックスタイム又は

家族とは一緒の空間だけど

個人がそれぞれ快適で楽しい時間を過ごすことが出来る

居場所のあるリビングなど

それぞれの価値空間に沿うリビングの設計手法があります。

暮らしの価値観と照らし合わせて

過ごし方を考えることは大切。

リビング階段も

そんな手法の一つだったりします。

間取りと家で過ごす意味を紐解き

丁寧な暮らしが出来るように。

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家づくりのパートナーを探すため、
ハウスメーカーから始まって、工務店。
そして、設計事務所へ行きついたご夫婦。

いよいよ。
設計事務所をやってる設計士と面談です。

ドキドキしながら、待ち合わせのカフェへ。

すでに中にいた設計士さんに声をかけて
座り込みます。

設計士さんからご挨拶もつかの間。
何でもない雑談からスタート。

午前中、施主と工事現場に立ち会って、
一緒に見学しながら、盛り上がったという内容。

現場に一緒に行ってくれるんだ。
そんな風に思ったそうです。

そしていよいよ本題へ。

「家づくりのことで、聞きたいことを書き出していただけました?」

「はい」

「どの内容からでも、どんな内容でもお聞きください。
忖度なく、フラットな視点からお答えしますよ。」

「・・・」

「私が関わっているお客様って、みな楽しそうです。
家づくりって、ほんと楽しい。
でも。不安や不明なことがあるとそう感じれなくなることも。」

「なので、不安とかわからないことを聞いていただけるといいですね」

「なんでもいいですか?」

「はい」

「設計士さんにお願いすると、高くなってしまいそうですがどうですか?」

「よく言われますね。こだわりのある設計士さんだと
高くなってしまうこともあるでしょうね」

「というと?」

「お客様でなく、設計士がこだわった材料なんかを使うケースもあるので。」

「私たちの家なのに?」

「そうですね。一番いいからって。」

「でも、プロにそういわれたら、そう思ってしまうかも。。」

「一番いい材料って、質が高いモノでなくて、
予算の範囲内で実現できる最適なモノのはずだと私は思いますけどね。」

「確かに。」

この質問をきっかけに、用意していった質問事項について
全てを問いかけて、それに対して、返答をしました。

よくわからなくなっていたのですが、漠然とした不安は
ずいぶんと減ったように感じていただけたようです。

ここまでは、ご主人が質問をするスタイルだったのですが。
小休止しようと飲み物を口にした後、ふと奥様が問いかけました。

「ハウスメーカー、工務店、設計事務所に設計士さんっていますよね」

「はい」

「ぞれぞれに設計士さんっていますが、何が違うんですか?」

「とてもいい質問ですね。どうしてそう思われたんですか?」

「これまでに設計士さんに相談してみて、設計事務所の設計さんが
今まででは、一番しっかりと要望を聞いて、提案してくれました」

「同じ設計士さんなのに違うなって思ったので」

「少し深い話になりそうなので、順にお話ししていきます」

ということで。
長くなってしまったので、続きは明日へ。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

住まいの間取り計画の前に

知っておいていただきたい吹き抜けの特徴があります。

吹き抜けのある家の

メリットとデメリットと

その解決策等、暮らしの根底に関係する事柄。

新築の家を検討している場合に

限っての話しではありませんが、

リノベーションの場合も含めて

吹き抜けのある家。

吹き抜けとは、

1階から2階(もしくはそれ以上の階)の間に

天井や床がなく、

1階から最上階までが

つながっている空間のことを指します。

一般的な吹き抜けの無い家と比べて、

天井が高くなっている事で

広い空間を感じることができます。

吹き抜けのメリットとして

自然光の入る明るい家になる事が

イメージ的には一番大きいかと思います。

吹き抜けのある空間、

特に大きな窓を設置した場合は

季節や時間帯に左右されず、

日光が入りやすくなります。

また2階の壁に窓を設けることで、

1階や部屋の奥まで光が届くため、

部屋全体を明るくすることが

可能になります。

部屋の壁の色や反射率を加味することで

明るさの程度にも

差を設計することも可能です。

土地の向きや広さの関係で

採光(光の取り入れ)に不安があったり、

周囲に住宅が密集しているような場所に

建てる場所でも、

少ないスペースで

自然光を取り入れやすくなりますし

条件の悪い一階でも採光にとって

好条件な空間に変化させる事も可能です。

部屋が明るくなることで

日中に電気(照明)をつける回数も

少なくなるため、

電気代の節約にもつながります。

視覚的に空間を広く感じられるというのは

実は「高さ」にも大きく影響されます。

例えば、ある程度の広さがあるリビングであっても、

その空間が完全に仕切られていたり、

天井が比率的ある条件下で低かったりすると、

実際よりもかなり狭く

感じてしまいやすいです。

吹き抜けをつくることで、

天井の高さが高くなるので、

その部分に対しては

空間を広く感じることができます。

それほど広くない空間でも、

視覚的に広さを感じることができるため、

狭い土地に家を建てる場合など、

狭小住宅やミニマム住宅では

段差活用やスキップフロアと同様の効果として

吹き抜けをつくるとよいかも知れません。

吹き抜けのある家は、

1階と2階がつながっているため、

1階から2階、

2階から1階へのコミュニケーションが

とりやすくなります。

誰が、どこにいるのか?

気配で感じることができ、

コミュニケーションが取りやすいため、

家族間の「つながり方」に適した状態であれば

会話が増える事や程よい関係を

生み出す事にも期待できます。

また、吹き抜けのあるリビングの場合、

完全に仕切られたリビングよりも

人が集まりやすくなるという

利点が生まれてきます。

吹き抜けのデメリットとしては

暑さ・寒さに対する考慮がどこまで可能か?

によって異なりますが

大きな空間は窓の数や外部と接触する外壁が多くなるため、

小さな部屋と比べると

暑さや寒さを感じやすくなります。

特に屋根裏までの大きな吹き抜けは、

夏の太陽に暖められた屋根の熱が

伝わって暑くなりやすいことも多いかと思います。

対策として断熱性を高める事。

現在の住宅技術の高い断熱性を備えることで

暑さ寒さに対策することができます。

屋根や壁にしっかりと断熱材を入れ、

断熱や遮熱などに対して

適した場所に適した材料・建材を使うことで

外からの暑さ寒さ侵入や

室内からの漏れ等を

カットすることができます。

また、必要以上の大きな窓は配置せず、

高い位置に小さな窓をつけることで、

断熱性や遮熱等を確保しつつ

明るいリビング等をつくる事も可能となります。

空気の性質として、

暖かい空気は上に行きやすく、

冷たい空気は下に行きやすくなります。

天井の高さがある吹き抜けの場合、

エアコンやストーブで暖められた空気は

天井付近にたまりやすく、

効きが悪いと感じることがあります。

また、空気の体積(容積)が大きいため、

エアコンのスイッチを入れてから

適温になるまで時間がかかる点も

デメリットと言えます。

空調の効き対策としては、

吹き抜けの天井部分にシーリングファンを

設置するのが有効です。

シーリングファンは

天井に設置する扇風機状の装置で、

部屋全体の空気を攪拌して

均一にしてくれます。

エアコンの効きを感じやすくなりますし、

電気代節約につながることもありますし

雰囲気という付加価値も生まれるケースもあります。

また、先程説明した空気の性質を利用し、

夏は2階のエアコンのみをつけ、

冬は1階のエアコンのみを稼働させることで、

計画的な「電気代」の使い方もできますし、

補助的な機能を家電で賄うことで

家の中での空気の流れも

均一することが出来るケースもあります。

生活環境を保つうえでは

吹き抜けの部分のメンテナンスに

手間がかかることはデメリットと言えます。

天井付近に設置された照明の電気交換や

窓の掃除などは、

かなり高い位置での作業になってしまいます。

危険も伴いますし、

場合によっては

自分たちでは対処できなかったりします。

特に吹き抜けのスペースにある窓は

対策が必要です。

デメリットを改善する仕様を用いる

吹き抜けを計画する場合は、

メンテナンスに関することも考えて

採用する商品や建材、

吹抜け周辺の「間取り」の意味を

検討する必要があります。

電気交換が大変な場合は、

自動昇降タイプの電気を使用したり、

周辺に足場となる「回廊」のようなスペースや

キャットウォークのような場所

ベランダやバルコニーの存在

屋根周辺に上る経路や

窓の開閉等を含めて検討する事・・・・・。

清掃やメンテナンスについて

建築業者との事前の打ち合わせを行っておく事。

音やにおいが家中に広がってしまう

これは仕方ないことですが、

実感がわかないので、

見落としてしまう方が多いかと思ます。

生活感や実際の暮らしを考慮できる

つくり手であれば

そのあたりの「現実」の話しは

プランの時点で「話し合う時間」を

キチンと設けるはずです。

間取り要素やデザインの理想や良いことばかり

を見るのではなくて

現実と暮らし理想のバランスを加味し

暮らしの基本を紐解きながら

打ち合わせが可能な「つくり手」が

プランのパートナーであれば

しっかりと「そのあたり」を突き詰めてくれると思います。

料理の匂いが部屋に充満して困る

子どもが遊んでいる声が他の部屋まで聞こえてしまう

会話がきこえること、

声が反響すること

様々な計画するうえで「目に見えない」事。

キチンと視野に入れておくことが

家づくりの大切な計画段階でのケアの部分。

計画・設計段階から

そいった分部、暮らしに対する対策を

考えておくこと。

プライベートを確保したい部屋には

防音対策を施す、

音を響きにくくする吸音材を設置する、

防臭効果のある壁紙を採用する、

換気扇を設置する、

部屋を場合によって仕切ったり

可動することのできる壁や扉を

条件下を考えて「レイアウト」する。

そういったシーン毎の

対策方法を家を建てる前にしっかりと

計画しておくことが重要です。

吹き抜けの特徴だけではなくて

暮らしや生活そのものを計画に含む

間取りと生活環境の設計が大切・・・・・・。

意味を紐解き

丁寧な暮らしが出来るように。

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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
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