I-4657、所有の土地に平屋を検討しています(福岡県)

ユーザー なこ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
福岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

建て替えのご相談
 
所有の土地に平屋を検討しています。
開けた土地なので外の景色を取り入れカーテンを使わない別荘のそうな雰囲気を目指しています。シッカリとご提案が出来る方がいらっしゃればと思い投稿致しました。
宜しくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日までは、デザインのスタイルについて
いろいろとお話しました。

設計士らしさという意味で特定のスタイル
を持つケースが多いんですが。

なぜ私が固定しないのか、固定しないことで
お客様にどうメリットがあるのか。
そんなお話でした。

今日から数回は、とてもユニークで素敵な
建築事例をご紹介しようと思います。

まずはこちらご覧ください。

正面に見えている家具。
ものすごく深みのある色合いです。

古い家ではありませんよ(笑)
新築の家の玄関先なんです。

とてもいい味が出ているこの家具。
アンティークの和箪笥なんです。

ドッシリとした重厚感も魅力的。

この和箪笥を玄関収納として
採用しています。

腰高なので、カウンター上に
いろいろ飾ったりもできますよね。

背景を真っ白の漆喰の塗り壁にしたので、
和箪笥の存在が引き立ちます。

それと。
床に採用したタイル。
グレーやブラウンが混ざりこんだ
表情豊かなタイルなので、和な空気には
とてもフィットしています。

白い壁の中には、お母さまが趣味で、
製作されたモノたちが展示されています。

玄関入った正面に、この風景。
素敵な家の予感がしませんか??

明日にもまた、別の和箪笥とのシーンを
ご紹介しようと思います。

詳しくはこちらへ。
https://www.ntas.info/gallery/post_49.html

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

住まい(住宅)の新築やリフォーム

リノベーションを

検討中の方にとって、

和室の有無は

大きな悩みの種かも知れません。

和室がどのような空間であるのか、

間取りの中で

暮らしとどのように

融合するのかによって

その価値も存在する意味も

随分変わります。

伝統的な美しさや

機能性を持つ一方で、

維持管理や

使い勝手の面で

不安を感じている方も

少なくないと思います。

そういった意味で

和室のメリット・デメリットを

改めて検証し、

後悔しないための

具体的なポイントを

少し書いてみたいと思います。

和室のサイズやデザイン、

メンテナンス、

そしてライフスタイルとの調和など、

様々な角度から・・・・・。

後悔のない、

理想的な暮らしと

和室を実現するための

ヒントになれば幸いです。

和室のメリットとデメリットを

比較検討する。

和室は、

日本の伝統的な空間として、

独特の雰囲気と

機能性を持ち合わせています。

調湿効果に優れた畳は、

一年を通して

快適な室温を保つのに役立ち、

い草の香りには

リラックス効果も

期待できます。

また、

子供部屋や客間、

家事スペースなど、

多様な用途に

活用できるのも魅力です。

一方で、

デメリットとして挙げられるのは、

維持費や将来的に使わなくなるかどうか

という事です。

畳の表替えや、

障子・襖の張り替えは

定期的な費用負担が

必要となります。

さらに、

重たい家具を置くと

畳が傷みやすい、

間取りの自由度が

制限されるといった点も

考慮すべきです。

これらの

メリット・デメリットを比較検討し、

ご自身のライフスタイルや

予算と照らし合わせて

判断することが重要です。

後悔しないための

和室のサイズと間取りの考え方。

和室のサイズは、

用途によって適切な広さを

選ぶことが大切です。

小さすぎる場合は

使い勝手が悪く、

大きすぎると

スペースの無駄遣いになります。

客間として使うのであれば、

4.5畳以上が

望ましいかと思います。

子供部屋として使う場合も、

広さだけでなく、

収納スペースの確保も

重要なポイントです。

また、

LDKとの一体感や、

他の部屋とのつながりなども考慮し、

間取り全体との

バランスを考えて

暮らしをイメージしてみてください。

小上がりや段差を設けることで、

空間の使い勝手を

高めることも可能です。

しかし、

段差はバリアフリーの観点からも

考慮が必要です。

畳の種類と

メンテナンス費用畳には、

い草畳、樹脂畳、

和紙畳など様々な種類があり、

それぞれに

メリット・デメリットがあります。

い草畳は天然素材の

風合いが魅力ですが、

耐久性に劣り、

メンテナンス頻度が高くなります。

一方、

樹脂畳や和紙畳は耐久性が高く、

メンテナンスの手間が

少なくて済みますが、

天然素材の風合いには劣ります。

メンテナンス費用は、

畳の種類や施工方法、

畳数によって大きく変動します。

事前に費用をしっかり見積もり、

予算に収まるように

計画することが重要です。

また、

メンテナンスの頻度や

方法についても、

事前に確認しておくように。

和室の活用方法と

ライフスタイルとの適合性。

和室の活用方法は、

ライフスタイルによって

大きく異なります。

子供部屋、客間、

書斎、趣味の部屋など、

様々な用途が考えられます。

将来的な

ライフスタイルの

変化も考慮し、

柔軟に対応できる

間取りと設計にすることが

重要です。

例えば、

子供部屋として

使用していた和室を、

将来は書斎や

趣味の部屋として

活用できるような設計にするなど、

多様な用途に

対応できるような工夫も

重要だったりします。

和室の機能性を

最大限に活かすためには、

ライフスタイルに合わせた

適切な活用方法を

考えることが大切です。

和室を計画する際の

注意点と対策・・・・・。

予算と費用対効果の

バランスを考える事。

和室を計画するには、

建築費用だけでなく、

畳の表替えや

襖の張り替えなどの

維持費も考慮しておくように。

高価な素材を使用したり、

複雑なデザインを

採用したりすると、

費用はさらに高くなります。

予算と費用対効果の

バランスを考慮し、

本当に必要な機能や

デザインを吟味することが

大切です。

コストを抑えたい場合は、

シンプルなデザインや、

メンテナンスが容易な畳の種類を

選ぶことを検討するように。

将来的な

ライフスタイルの

変化への対応策・・・・・。

家族構成やライフスタイルは、

時間とともに変化します。

将来的な変化を見据え、

和室の用途を

柔軟に変更できるような

設計にしておくことも重要です。

例えば、

子供部屋として

使用していた和室を、

将来は書斎や客間として活用できるよう、

間仕切りを設けるなど、

柔軟な対応ができるように。

また、

バリアフリー設計も

考慮しておくと、

将来の生活の快適性向上に

繋がります。

和室と

他の空間との調和と

デザイン・・・・・。

和室は、

他の空間との

調和をどのように

考慮するのかが重要です。

和室と洋室が

うまく調和するように、

デザインや素材選びに

工夫を凝らすことで、

統一感のある

美しい空間を演出できます。

例えば、

建具や照明、

壁の色や素材感などを

統一することで、

空間全体の調和を

図ることができます。

また、

和室に合う家具や

インテリアを選ぶことも

大切です。

和モダンなデザインを

取り入れることで、

現代的な感性と

伝統的な美しさを

融合させることも可能です。

和室のある家の事例を

実際に体験することも重要です。

従来からのイメージだけではなくて

新たな和室の価値観を

実際に体験することで

暮らしのイメージもまた変化します。

和室を計画するかどうかは、

メリット・デメリットを理解し、

ライフスタイルや

予算と照らし合わせて

判断するように。

和室のサイズや間取り、

畳の種類、

メンテナンス費用

、そしてライフスタイルとの

適合性などを考慮し、

理想の的な暮らしの

和の空間を実現してください。

将来的な変化にも対応できるよう、

柔軟な考え方を

持つことも大切です。

和の趣で暮らしの風情を

味わいながら過ごしてみては

いかがでしょうか?。

和の空間がある

暮らしの趣を丁寧に。

住まいの新築・リフォーム
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I-4656、ハーフビルドでロフトのある2LDKの平屋の建築(千葉県)

ユーザー しば の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
千葉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

千葉県在住で65歳になります。10年前に鴨川市で2×4工法で家を建ててもらい、断熱材、石膏ボード張り、外壁の杉板張り、塗装、デッキ作成等をセルフで行い、現在ではほとんどの時間を鴨川で生活しています。家族は千葉市のマンションに住んでいますが、100㎡の駐車場を所有しており、以前からそこに戸建て建築を検討していました。現在、無職で時間があることや、妻は他の場所への移住は考えてないことから、ハーフビルドでロフトのある2LDKの平屋の建築を検討しています。予算は、現在住んでいるマンションの売却額(1000~1500万位)と考えています。自身も長年建設コンサル勤務や工務店の手伝いをしてきたので、できることは自分でしたいと考えています。
そこで今般、図面作成から建築確認申請書の作成、基礎、躯体、屋根工事、上下水道、ガスの引き込み、電気配線工事等まで、依頼できる建築士さんや設計事務所さん、工務店さんがいらっしゃればと思い、申し込みする次第です。
 
建築家の所在地について:
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I-4655、コンテナを輸入し傾斜地に設置して小さなcafe兼住宅(福岡県)

ユーザー Yas の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
福岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

福岡出身です。現在は海外/日本を行き来していますが、そろそろ地元に帰り最終の住処を作りたいと思い始めました。アジアで、コンテナハウスに魅了されました。JIS規格に準じたコンテナを輸入し、傾斜地に設置して小さなcafe兼住宅ができないか夢を膨らませています。が、なかなか予算との折り合いが難しいと思い始めました。その中で土地の候補をなんとか見つけたのですが、傾斜地です。上下水道は来ており、隣接道路も大丈夫です。
そこで、、傾斜ではありますが、その魅力を生かして、盛土/擁壁といった基礎作りではなく、柱を建てその上に平面を作り、そこにコンテナ40ftx2 をのせるようなイメージなの、上物デザインというよりは「魅せる基礎」の様な家づくりができないかと考えました。この様な建築相談はできるのでしょうか?
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

設計事務所やデザイン系の工務店は、
デザインのスタイルを持ってることが多い
のですが、弊社は特に固定していない。

そういうスタイルになった理由や
そうすることでお客様にメリットがある
そんなお話の途中でした。

今日はその続きです。

設計する中で、いろんなものを見るうちに
お客様の好みが変化していくことって、
きっと、想像以上にあることなんです。

もちろん。
全員ではありませんよ。

例えば、友人を想像してみてください。

周りの環境が変わったり、自身の価値観が
変わったりすると。。
それまでとは違う感じの友人ができませんか?

ずっとつながる縁も多いとは思いますが、
付き合いの濃さで考えれば、時代によって
変化あると思います。

だから、好みが変化したら、設計の方向性を
変化してもらえばいいんじゃない??
って考えるかなと思います。

でも、少し前にお伝えしましたが。。
自分はこれ!というスタイルを持ってる会社が
多いので、なかなか難しいかもしれません。

きっとできないことはないと思いますよ。
同じ素材は扱えるでしょうし、見様見真似で。

でも。
そこには、造り手としてのハードルがあります。

理由はさておき、オススメの素材や工法、
見た目のデザインがあるとしたら、造り手として
こだわりがあるわけなので、それを抑えるって
なかなか難しいと思います。

そもそも。
造り手としてのこだわり含めて依頼してもらった
なんて思っているでしょうし、その事例って、
その造り手からすると、造り手「らしくない」
わけですから。

実際とのところ。
ものすごくこだわりのある設計事務所で
家づくりをされていたお客様が、好みが変わって
変更をお願いしたら、聞き入れてくれなくて、
結果、設計契約を取りやめて、弊社に来た
なんてこともあったので。

ある程度、振れ幅が許容されるとか、
弊社のように、スタイルを固定しない場合であれば
その辺の変化には対応できますよね。

なので。
もし、まだ好みのスタイルが確信がなくて、
フワッとしている場合は、しっかりと見極めて
依頼先を探すとか、自由度のある依頼先にするとか
想定しておくと、後で困らないかなと思います。

ちなみに。
弊社はスタイルを固定しないスタイルなので
自由にいろいろ考えたい方には、最適なのかな
って思います。

長くなりましたが、このお話はここまで。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

先日、新しいお客様とお話していた時
話題になったことについてお話してます。

設計事務所やデザイン系の工務店は、
デザインのスタイルを持ってることが多い
のですが、弊社は特に固定していない。

昨日は、その大きな理由について、
お客様の想いを最優先することを主として
家づくりに関わっているからとお伝えしました。

今日は、そのスタイルを固定しないスタイルが
どんなお客様にメリットとなったのかについて
お話していこうと思います。

突然ですけど。
皆さんは、どんなデザインが好みですか?

おそらくですけど。
雑誌やネット、特にSNS等をご覧になって、
これがよさそうという感じで、なんとなく、
自分たちの好みを定めているのでは
ないでしょうか。

SNSでは、このデザインがオススメ!なんて
出たりしてるので、きっと参考になりますよね。

そもそも、何もわからない初めてのことをする
ということなので、何かを参考にするのって、
とても分かりやすくていいと思います。

面白いなって思うのは、このデザインが好きって
思うと、それに近い事例をついつい探していく
なんてことが多いんじゃないでしょうか。

やっぱり、これだよねって確信できますから。
そのままつき進めれば、何もいうことなしです。

おそらくですけど、設計期間が短いとか
打ち合わせ回数が決まってたりすると、
深く考える時間もないので、その流れになることが
多いんでしょう。

でも。
設計期間が長く、検討する時間があると、
状況が変わることって、よくあります。

私の経験上で言えば。

和モダンなスタイルから、ミニマルなスタイルへ。
和風から、輸入住宅のような洋風なスタイルへ。
モダンなスタイルから、和モダンスタイルへ。
等など。

皆さんが想像する以上に変化されたお客様って
結構いらっしゃいます。

家づくりの中で、いろんなことを調べるうちに
いろんなスタイルを目にする機会が増えていき、
視野が広がっていきます。

特定の狭い箇所を見て、好みだと思ってたことが
視野が広がったら、好みが変化することのって
想像に苦しくないでしょう。

せっかくだったら、いろいろを知った上で、
一番のお気に入りを納得して決めたくないですか?

私だったら、そうしたいなと思います。

だったら、そうすればいいじゃないですか。
って思うかもしれません。

でも。。

明日に続きます。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※和をモダンに程よく詰め込んだ生活空間の提案設計CG
住まい造りについていろいろと

現代台所の考察。

進化しているようですが

退化する現代の台所事情・・・・・。

アトリエでも

古い本を整理したり

カタログを整理したりすることも

多いのですが

いろいろな時代背景を持った

資料も置いてあります。

その時代その時代の

新しい住宅の写真が

掲載された資料です。

中にはずいぶん古いものもあって、

ついつい片付け途中でも

開いて見てしまいます。

古いといっても

20〜30年程度ですが、

新しいものと見比べていると、

日本の住空間は

地域性や個性を失い

あるいみで

画一化している気がします。

そして特に気になったのは、

キッチン周辺への

「こだわり」のようなものまで

「退化」してきたように

思える事です。

長い間

設計やデザイン

暮らしの提案と

あたらしく住まいを設ける際の

お手伝いをしてきて、

多くの家庭で

台所へのこだわりは

「最後の砦」であるかのような

場面がありました。

その家それぞれの

「食べることの作法」みたいなものが

ある訳です。

しかし、

最近になればなるほど

そういった「雰囲気」を

感じるものが

減りつつあるのです。

専業主婦家庭は

いまや少数派であり、

女性の社会進出・共働き家庭が

標準になってきた

影響もあるのかもしれません。

台所に立つのも

夫婦ともに同様の頻度になり、

台所に対する嗜好も

場合によっては

平均化されているのかもしれません。

振り返ってみれば

「台所の進化」は

太古の時代からの

「火の使い方の進化」とも言えます。

ある研究者が

地球上の広範囲の台所のルーツに繋がる

資料を収集したところ、

地球の赤道と

北極の中間

(北緯40度前後、日本では秋田県あたり)で

火の文化が二分されていたそうです。

北緯40度あたりから

北方は季節による

昼夜の差が大きくなります。

寒くて暗い冬を凌ぐには

灯りと暖房の両方が必要です。

大きな火を囲み、

暖をとりながら

調理もするというスタイルが

基本になりました。

大きな住居でも

納屋や畜舎を除く

住まい部分は一室同然で、

火の勢いを妨げないよう

鍋を高いところから吊るし、

火加減は鍋と火の距離を変えて

調節していました。

キャンプの焚き火の要領です。

そういう成り立ちから、

北の国の台所は

単なる調理場ではなく

家族の空間なのです。

キッチン(Kitchen)は元来

「火を使うところ」を表す言葉で、

ヨーロッパのダイニングルームは

ディナーをとる

部屋だったのだそうです。

主に大人の交際に

使われるかしこまった場所であり、

そこには子供は

加わらないのが普通でした。

古くから

狩猟民族が住んでいた

北の国では、

食べ物が得られたときは

まず保存食

ハム・ソーセージ・チーズ・ジャム

ビン詰め野菜などに加工し、

余った部分から

日常の食事にまわす習慣が

できました。

1日2食は火を使わない食事

(コールドミール)で、

多くの地域では

昼食のみ火を使った

温かい食事を作って

テーブルを囲んだのだそうです。

現在でもコールドミールの

習慣は広く残されています。

南の地域では

年間を通じて

気温・昼夜の差は

少なくなります。

冬季の暖房も

部分的な使用で間に合うので、

火は調理の際にだけ

使うスタイルになります。

また、

熱が効率よく伝わるように

台の上で小さな火を焚きました。

高温多湿の南の地域では

食料は豊富ですが

食べ物の傷みも早いので、

食べる直前に調理する

習慣になっていきます。

南の地域では

調理のために

火を焚くところが台所であり、

くつろぐ場所とは別に

屋外や別棟として

発達してきました。

北の地域は

火の場所中心ですが、

南の地域、

特に日本では

食事は常に温かいことが

原則でしたので、

水を使う流しのほうが

中心になってきました。

油を使う揚げものや炒めものは、

小さな火で都度食事を作る

南の地域で発展してきた

調理方法です。

北の国の「キッチン」は

家族の場ですが、

南の国の「台所」は

作業場の正確が強かったのです。

保存食中心であった

ヨーロッパ地域に対して、

四季の食材が豊富である

日本では

季節ごとに料理や食器の

組合せも多様に発展してきました。

それ故に、

世界の人から特別に評価され

「ユネスコ無形文化遺産」に

登録されました。

日本の家庭の食器棚が

片付かないのも、

そう考えると

やむを得ないのかもしれません。

システムキッチンよりも、

そのような時代のほうが

長かったのですから。

「台所」が「Kitchen」になった頃。

「Kitchen」輸入の前後

日本の「台所」が「Kitchen」になったのは

いつの事だったのでしょうか?。

そのきっかけは、

やはり戦後の日本住宅公団の

新しい集合住宅団地の

住戸モデルの

打ち出しです。

公団はその住戸バリエーションのタイプを

2DKとか3DKといった

nDK(n=個室の数)という

表記で表すようになりました。

これは後にnLDKとなって

現在でも住宅の

間取りタイプを表す主流です。

この頃から「台所」は

Dではなく「Kitchen」のKに

なったというのが

有力な説です。

先に述べたように日本では、

主食の米は各家庭の台所で

原材料から都度調理します。

いっぽう西欧北国型の

都市部の「キッチン」では

簡単な料理が中心です。

主食材のパンは

ベーカリー(パン屋)で焼いていますし、

畜産品はほとんどが

保存加工品を買ってきます。

生鮮食品を初めから

調理する比率が少ないのです。

日本では、

季節の新鮮な食材の行き来や

下ごしらえが頻繁なので、

「台所」は開放的で

外と繋がった形態で

発展してきたのですが、

「Kitchen」になってから

異文化と混ざりあったのです。

そして、

産業構造の変化と

人口の増加・集中によって

新しく効率的な住宅が

量産される中で

今日に至っているという訳です。

西欧の「Kitchen」が

日本に紹介され始めた頃、

大きな調理机(パスタなど小麦粉をこねる粉台)も

備えられていました。

しかし、

狭い集合住宅には

導入しにくい面もあり、

I型のセットキッチン→システムキッチンが

定番となっていきました。

当時はまだまだ

専業主婦が圧倒的主流の時代でしたが、

早くも泥付き野菜や

まるごとの魚などの下ごしらえには

不向きのスタイルになっていた訳です。

保存食加工品中心の食生活は、

新しい住宅の台所が

先行する形で拡がっていきましたから。

それまでの日本の台所が

バラバラ配置でだだっ広かったのは、

一度に大量の保存食加工を

するためです。

漬物をつけるのに

まる1日かかっても、

それで1ヶ月は

食べることができました。

味噌づくりに

3日3晩かかったとしても、

それを3年食べれた訳です。

工業化を進め

先進国の仲間入りを目指す

日本の社会の中で

食事を作る場所は、

1年の計で能率を求める「台所」から、

その日の都度の

能率を求める「Kitchen」へ

変革されていきました。

そういう背景から、

現在のキッチンの

原型ができあがっていった訳です。

「食べる」ということには

極力労力を割かず、

家の外で働いて

現金収入を最大化するための

スタイルです。

現代のキッチンは、

言わば勤労家族のための

キッチンなのです。

そういう意味ではたして

キッチンは進化しているのでしょうか?。

あたらしい台所観。

ある著名な料理家は、

意外にも小さくて狭い

普通のキッチンで

料理をしておられるそうです。

なぜかというと

「私は家庭料理を作っている以上は、

日本の狭いキッチンで生み出すしかないんです。

私が広いキッチンを持ってしまうと、

今の日本の家庭料理の

現状に合わなくなってくるんです」との談です。

立派なプロ意識の現れですが、

さみしい気もします。

持ち家も含め、

生活の中で理想のキッチンに

向かえる指標に

成長するよう願いたいと思います。

「需給ギャップ」が

「暮らしのあり方を見つめるキッカケ」をうむという事。

意外と外国人のキッチンは、

先進国においても

一生懸命自分でカスタマイズしています。

使う人や作る料理に応じて、

つくり込んでいるのです。

多様なルーツの市民が

存在するという

事情もあるのかもしれません。

日本の場合、

戦後の復興や単一民族であること、

メーカーによる供給の

寡占化といった

事情も手伝って

極端に画一化しすぎているようです。

季節・食材・料理・食器が

多様なのにもかかわらずです。

日本通の外国人からは、

このことについて

「どうしてなのか???」と

よく尋ねられます。

歴史と現在が合わない民族が、

大変奇妙に見えるのだそうです。

選択肢は色々とある事は

よい事ですが

本質から考えた際に暮らしにとって

キッチンがどうあるべきなのか?

「選択肢の設定そのものが違っている」

とならないように、

家造りの際には

様々な観点から「台所」を

考える事で

暮らしの豊かさが

よりよくなるようにと思います。

丁寧に暮らす余白を台所周辺から

家全体の過ごし方に。

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I-4654、自宅の空き部屋を使って民泊を考えています(東京都)

ユーザー いちご4654 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

江東区にあります自宅の空き部屋を使って、民泊を考えています。自治体の事前相談に行きましたところ、家主在宅型なのですが建築士の確認が必要とのことです。親から引き継いだ建物のため建築した工務店とも付き合いがなく、こちらで紹介して頂きたいです。
3階建てで1階は作業場なので、2階だけを民泊に使います。依頼にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

令和7年20250127ホームページ更新(^^)/~~~

■下落合四丁目計画設計施工物件に加わりました
■根岸第二サンフラワー保育園現場が本格的に進行中です
■港南中央サンフラワー保育園現場が本格的に進行中です
■清水4丁目プロジェクトプラン・概算見積り・敷地測量…進行中
■大曽根の家完成!!!写真家さんによる写真をアップしました(撮影:関根虎洸)
■渋谷の家10年改修工事完了しました
■青梅の保育園が計画物件に加わりました

http://ohkokk.boo.jp/

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