ご高齢ご夫婦がお二人で住まう為の建替え住宅です。
南側隣地が崖に該当し、北側道路からも2m以上高い立地条件。崖条例をクリアしながら、高齢ご夫婦にとって最も負担の少ないアプローチ位置から配置を決めていきました。
急傾斜地の住宅街で計画した、上質でシンプルな空間での暮らしを望むご夫婦二人の為の住まいです。
仕切られた個室の無いワンルームに近いプラン構成と、全体をコンパクト化する事でコストを抑えつつ、内壁は全て漆喰や無垢材で仕上げました。容積が小さく連続した空間のおかげで、全館暖房も効率良く機能させる事が出来ました。
さて。
今日から、玄関についてお話ししていこうと思います。
家づくりのヒアリングをさせていただくと、
玄関について、よくお聞きする要望があります。
「玄関を広くしたい」
この「広く」が、どの程度なのか。
しっかり把握しておきたいところです。
なんとなく聞いてしまうと、他のスペースを優先してしまい、
望む「広さ」にならないからです。
そもそもなんですが。
なぜ、「玄関を広くしたい」っておっしゃるんでしょうか。
実際、どれくらいにしますか?とうかがうと、
その真意がわかってきます。
モノトーンでおしゃれな雰囲気ですが。。
こちらは、賃貸マンションの玄関です。
ファミリータイプであれば、色合いは違えど、
玄関まわりとして、よくある形かなと思います。
全員ではありませんが、家づくりされる方の多くは、
賃貸物件に暮らしていることが多いですよね。
賃貸物件の玄関って、どうですか??
お世辞にも、ゆったりとしてるとは言い切れないのでは?
この広さで、この収納力で、4人のご家族が暮らす。
その靴の量を想像すると。。。
おそらくですが、横に並べることのできる量が多くないので、
玄関ドア側へと、どんどん靴が並んでいったり、
収納からあふれ出た靴があったりして、
靴で玄関が埋まってしまうなんてこともありそうです。
断捨離すればいいんじゃない?
と思いつつも、履ける靴を捨てるのは、もったいないし。。
仕方ないかな。。なんて。
しかも。
家族で外出しようとすると、渋滞したりする。。
それはストレスかもしれません。
お聞きすると、これらの経験のおかげで、
「玄関を広く」とおっしゃることが多いかなと思います。
ここからわかることは、単純に玄関を大きくすればいい
わけではないですよね。
一つは、以前こちらでお話ししましたが、
玄関周りの収納を、必要量しっかり確保すること。
そもそも。
玄関にあふれ出てくるってことは、収納量が少ないから
ということが、一番の原因なんでしょうから。
それと、もう一つは。
一枚目の写真でいうと、幅を広くすること。
靴を横に並べておける幅を確保するという意味です。
それは同時に、ご家族が一人でも多く、横に並んで
靴を履くことができることにもつながりますよね。
その辺を踏まえて、玄関を「広く」確保していきましょう。
ということで。
明日からは、いろんな玄関をカタチをご紹介していこうと思います。
定年退職しております。平屋の家を新築して住みたいと考えています。現在土地を探していて、不動産業者から千葉県鎌ヶ谷市内に古家付き土地の話があり、どうしようか迷っています。建築条件付きだったのですが、古家付きなら建築条件付きをはずしてもいいそうです。鎌ヶ谷市や白井市、印西市の北総線沿線で土地を探していましたが、なかなか見つからずここにするしかないか、ただ解体をするのは気が重いし、建築家さんにお願いするとしてどの段階からお願いできるのでしょうか。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
傾斜地での新築工事についての相談となります。台形土地で上辺は建築に十分な平坦地がありますが、そこへ至る道がいわゆる登山道で未舗装の階段状になっています。老後を考えるとここの昇り降りは無理なので、どのようなソリューションが考えられるかをご質問したいのですが、判断するにあたって必要となる情報・数値が何かをご教示いただければ幸いです。一般論として、費用対効果から取りうる対策が限られるのであれば(車道整備する、家庭用屋外用エレベータの設置、隧道を掘る、等々)、一般的にはこうすることが多いといったご助言でも助かります。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
こちらのテレビまわり。
スッキリしてますよね。
というか。
テレビしかない!ですね。
潔いなぁと感じた方が多いかなと思います。
なんとなく。
テレビの下には、収納があって、
ゲーム機とか、ハードディスクとか、
ブルーレイディスクや機器とかが入っている。
横長の家具で、その上にテレビがある。
そんな感じでしょうか。
でも。写真のリビングでは違いますよね。
何もないんですから。
実は。。
こちらの家では、リビングをスッキリさせたいということで、
テレビの裏側に、リビング向けの収納を確保しています。
その収納に設置された棚に、先ほどお話した機器類を
設置していて、テレビから壁を貫通して接続してます。
機器類って、テレビの下である必要はないかもいれませんから。
家具が下にあるのをよく見かけるため、それが「普通」になってるだけかも。
プラン上、背面にそういった収納スペースを確保できれば、
リビング側をスッキリさせるということはできます。
もし、裏側にそんなスペースがない!ということであれば。。
ちょっとわかりにくい写真ですが(笑)
タタミコーナーの左側が、壁掛けテレビのスペースで
こちらも、下に収納は設置していません。
(現在住んでいますが、設置されていません)
ご想像の通り。
向かって左側の収納の中に、機器類を収納していて、
テレビとその収納内を、見えない場所に配管で接続しています。
この収納は、機器類だけでなく、リビングに置きたい、
こまごましたものの収納としても有効ですよね。
ちょっとした先入観を外してみると、
いろいろ面白いものが見えてきますね。
テレビ周りの収納について、いろいろお話してきました。
でも。。
ブルーレイが生産中止になったりして、時代は変わってきてます。
地上波でなく、YouTubeをご覧になったりするでしょうし、
録画は、ハードディスクにするでしょうし、
そもそも録画しないかもしれませんし、
ゲームもネットになってますよね。
なので。
将来的には、周辺機器なしで、テレビだけでいいかもしれませんね。
いきなり移行はできないので、徐々に。
今後の様子を見ながら、最善をご提案していければと思います。
それでは。また明日!
houzzの特集記事「都内にいながら、自然を感じられる快適な暮らし。東京都下に建つ16の住まい」に【まついハウス】が掲載されました。
『プライム一級建築士事務所が手がけたのは、三鷹市に建つこちらの住まい。オーナーはパントマイムを演じるパントマイミストであり、住まいと事務所、そしてミニ公演ができる場所を求めていたといいます。
「生活におけるくつろぎと仕事における集中という、対照的な心の動きが滞りなく切り替わること、そして、創造の場として心が呼び覚まされるような空間の実現が、設計におけるテーマとなりました」と話すのは、建築士の西島正樹さんです。「そのテーマを最も凝縮した空間が、パントマイムも演じられる大きな吹抜のリビングです。この空間を中心に、ダイニング等の生活空間や、マイム事務所などの仕事の場を展開しました」』
『くつろぎと集中という心の切り替えを実現するために、西島さんは各部屋の色合いを強く意識したといいます。建物全体は赤系の暖色ですが、仕事場では、赤とは補色の関係にある緑系の色が合わせられています。
また、豊かな緑に心が癒やされるよう、既存の庭はそのまま残され、庭に面して全面ガラスの窓が取り付けられています。リビングの南に庭が広がることで、自然の世界へと心が開かれるような構成となっています。
「吹抜空間には上部2面にステンドグラスが組み込まれており、鮮やかな光が空間全体を包みます。パントマイムの客席ともなる階段は、軽やかに吹抜を上昇する形にしています」』
よろしければご覧ください。(【まついハウス】は最後から2番目に紹介されています。)
■houzzの特集記事「都内にいながら、自然を感じられる快適な暮らし。東京都下に建つ16の住まい」:https://www.houzz.jp/ideabooks/142427413/list
■【まついハウス】(プライムサイト):http://www.prime-arc.com/86/86.html
現在の3LDKから4LDKに建替たいのですが、裏に崖がある為、予算1500万円では建てられないのですか? 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
今日は、テレビ収納の続きとなります。
家具屋さんで購入してきて設置するのも一つ。
割高にはなりますが、オーダー家具にする方法も。
できるだけコストは抑えつつも、
ある程度は、自分の要望を組み込みたい。
そんな場合はどうするといいか。
そんな時は。
リビングの下に、設置された壁掛けの収納。
床や建具なんかと、色が合っていていいですね。
こちらは、先ほどのお話でいえば、中間の価格帯。
何かというと。
主要メーカーが出している、セミオーダーの家具なんです。
ハコの大きさ等は、いくつか規格寸法があるのですが、
そのハコの組み合わせ方は、ある程度自由が利きます。
オープンにするのはもちろんできますが、
引き出しにしたり、開き戸にしたり、フラップダウンにしたり。
少し制約はありますが、うまく組み合わせると、
自分の都合のよい家具が出来上がります。
フルオーダーではないので、ジャストサイズは無理ですが、
うまく組み合わせれば、結構いいサイズ感にすることもできます。
それと。
価格のことでご紹介しましたが、それとは別で、
もし、内部ドアに主要メーカーの製品を採用されてる場合、
全く一緒に色合いに統一することができるのも魅力です。
似たような色といいつつ。。
メーカーで、少し違えているので、ドアと家具が隣接すると
その違いは、結構判ったりします。。
各メーカーで、同様の商材はあるので、
できれば、同一メーカーがオススメです。
ちなみに。こちら。
壁面いっぱいにリビング収納を構成しています。
造り付けの家具。
みたいですが、実は違います。
主要メーカーの家具の組み合わせなんです。
ハコの規格に合わせて、壁の厚み等を調整して、
ドンピシャにはめ込んでいます。
ここまでの家具を、オーダーにすると、
ビックリするような金額になってしまいますので、
セミオーダーの家具を、うまく取り入れることができると
よいかもしれませんね。
ちなみに。
国内主要メーカーの商材なので、モノの精度は
かなりいいので、施工者も嫌な顔はしませんよ(笑)
どんなことができそうなのか。
いろいろ調べてみてください。
以上、リビング収納のお話でした。
ライトシェルフのある家
省エネ効果を期待できる窓庇の一種です。自然光を活用しながらも、日差しを遮蔽することができます。
多くは南面の窓に採用され、高さをもつ大きな開口部の中段部分の高さに設けます。
庇より下部に対しては直射日光をカットする(影をつくる)ことで、室内への日射遮蔽に有効となり、庇より上部は日射を取り込み部屋の明るさ確保に役立つため、照明の節約にもつながります。
夏季の紫外線防止への効果や冷房に対しての省エネ効果も期待できます。冬季に関しては、太陽高度が低いため庇上部に反射する自然光を夏季よりも室内の奥へ取り込むことが可能となります。
環境に配慮した住宅の一要素として、今後計画に盛り込むことが多くなるかもしれません。
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