まずはじめに書いて欲しいことは、「なぜ設計事務所に依頼したのか?」という具体的な理由です。
今までの経験では、設計事務所に設計依頼をされた建築主さんは、必ず明確な理由を持っていらっしゃいます。
それは希望する住まい全体に関するこだわりや住まいのこの部分をこのようにしたいなど、ある空間について具体的な要望を少なくとも一つを私どもに明示されます。
逆を言えば、こだわりが全く無かったり、自分たちの住まいについてこうありたいという部分がひとつも無い方は、設計事務所に依頼はされないでしょう。 なので、設計依頼メールでは、自分たちの住まいに対する思いや希望を書ける範囲で結構ですので、こちらへ伝えてほしいのです。
また、設計をするうえで不可欠な土地についても出来たら書いてほしい内容です。
既に建設する土地をお持ちなのか?それともこれから土地を探されるのか?または土地を探しているところで気になる土地が見つかったのか?など現在の状況を教えていただけると幸いです。
コーポラティブハウスとは希望者が集まって組合を組織して、土地購入+集合住宅を建築するものです。複数の個人・家族が共同で集合住宅を建てるので、建築主から見れば一般的な建売分譲タイプとは違って、それなりに自由に設計できます。 コーポラティブハウスについて建築・都市設計インタースタディオ 笹木篤さんに伺いました。
まず、コーポラティヴハウスは日本ではあまり知られていないので、簡単に説明します。
希望者が集まって組合を組織して、土地購入+集合住宅を建築するものです。複数の個人・家族が共同で集合住宅を建てるので、建築主から見れば一般的な建売分譲タイプとは違って、それなりに自由に設計できます。ただし集合住宅であり、区分所有法に則って建てられるため、戸建て住宅に比べれば多くの制約があります。そのため、自分たちで組合を組織してルールを作る必要があります。 ドイツでは集合住宅の約3割がコーポラティヴ方式と言われていますが、日本では殆ど知られてもいないのが現実だと思います。所有に対する認識、都市生活や共同生活に対する認識に隔たりがあるのだろうと思います。
はい。特に問題はなかったと思います。
住民自治が基本です。 少々複雑になりますが、管理における問題点を説明します。計画・建設段階では参加者(権利者)は建設組合または再建組合を作り、竣工後の運営に関しては管理組合を作って対応します。この流れがスムーズに行われるためには参加者の中で派閥化せず、信頼関係が築かれることが大切です。 かつての「ムラ意識」にも通ずるところがあります。「ムラ」というコミュニティには当然良し悪し両面がありますが、適度に近い距離感をお互いに取る、という感覚が肝要だと思います。そのための配慮が設計者にも求められます。 阪神大震災後にマンション管理士制度が創設されて、上記の管理組合の運営を請け負う会社が生まれました。しかし管理会社が行うのは日常的な清掃やメンテナンスの代行などの軽い業務であり、本質的な問題解決の場面ではほとんど役に立たない、という印象を持っています。 個人差はありますが、彼らの職業的立場と能力では、土地や建物の権利調整を行うことはできません。権利者間で発生する利害関係の整理と問題解決に対しても同様です。(あくまでも個人差はあります。) 計画・建設段階においてはこれらの問題を事前に整理して難関を突破すること、これがコーポラティヴの事業にとって最も大切な局面ですが、これを国家資格者に頼ることができない、ということを肝に銘ずるべきです。あくまでも住民自治を貫くことが肝要で、それが叶えば、他からの支援を生かすことができます。
この質問に答える前に、コーポラティヴには2つの種類があると私は考えています。
① は、ごく一般的にコーポラティヴと呼ばれるタイプで、かつての都住創などが手掛けていたものです。② は、他に良い解決策がない時に選択する場合です。 既存不適格の敷地に再建する選択肢として、共同化が避けられない場合などに発生します。災害の被災地や、都市の再開発などによる場合が想定されます。この場合は①と異なり、コーポラティヴとは何かを知らずに参加する権利者がほとんどです。魚崎市場は②にあたります。私はこれを一つ経験しただけなので、コーポラティヴの建築経験者と言えるほどの資格はありません。 以下は、一つの実例から感じたこと、としてお読みください。 ケース②では①と異なり、自らの好みと意志に基づいてコーポラティヴを選択しているわけではないので、まずコーポラティヴとは何かを細かく繰り返し説明する必要があります。全員がよく理解した上で決議をとらねばなりません。なかなかむずかしいポイントです。 また、権利上あるいは経済上他の選択肢がない参加者もいるので、大枠については設計者やコンサルに全面的にお任せする、という方も多くいます。魚崎市場では、災害復興という局面もあって住民同士とコンサル・設計者の協力が重要だとの認識が強くあり、設計段階においてはかなりまとまりがよかったという印象を持っています。 「権利調整」→「住戸の選択」→「権利の再調整」→「住戸の決定」→「基本ルールの確認」→「内装などの希望の聴取」→「設計調整」→「基本設計の決定」という大まかな流れの中で、各局面ごとに希望を聞きながら全体調整を繰り返しました。
前半の「権利調整」に関する作業を具体的に説明すると、借地権を土地の所有権に変換し、所有する権利に応じて住戸の面積を割り当て、設計上可能な住戸配置と擦り合わせながら権利者全員で取得住戸を決め、所有権利とのズレをお金に換算して差額を調整する、という内容でした。 どれだけの広さの住戸に対して費用がいくらなのか?が、参加者のもっとも強い関心事でした。内装や設備に関する要望はいろいろありましたが、集合住宅の制約の中で叶えられるものとそうでないものを説明し各参加者と個別協議を重ねて、設計を固めて行きました。 メリットデメリット含めて理解することで、専門家と権利者・参加者との信頼関係が生まれます。信頼関係の構築は事業がうまく進行するかどうかを占う非常に重要なポイントになりますので、ここには多くのエネルギーや時間が費やされねばなりません。
建築主と設計者、双方への進言です。
集合住宅の所有権の在り方について、細かい説明を受けて理解することが事業を進める上での大前提となります。区分所有法は、あえて「所有」という単語を使用することに何の意図が託されているのか??この点を理解する必要があります。 法律用語とは時に政治的な言い回しになります。本来ならば、区分所有法における「所有の概念」は、むしろ「使用権」だと捉える方が自然だと思います。(中国における所有権とよく似ているのかもしれません。) 区分所有法の具体的な説明は、この場では省略いたしますが、本質的な意味を設計者がよく理解し、参加者全員も理解した上で事業を進めることが重要だと思います。現行の分譲マンション販売業者はこれを怠っているのが通常ですので、多くの購入者は現実を知った時に相当の衝撃を受けることが多いようです。 説明と理解が完全ではないまま、進行途中の段階で、参加者にとって期待を裏切られたと思われた時には大きなトラブルに発展することがあります。私の場合も途中棄権された方がありました。が、幸運にもすぐに新たな参加希望者が現れ、事業は順調に進むことができました。
設計者の業務は多岐に亘り作業量も非常に多く、建築士法下に定める報酬基準にはあてはまらないことは確実だと思います。(あくまでも実感レベルです。)通常の難易度の高い設計業務報酬の2倍程度の報酬が必要になるはずです。 私の場合はコンサルとの協働で作業を分担しましたが、コンサルの報酬基準がありませんでしたので、設計報酬の中に組み込みました。コーポラティヴの設計報酬基準と、コンサルの報酬基準を明確に定めるべきだと思います。 都住創の場合は独自の基準を設けていたと関係者から聞いています。日本ではなかなか広まらないコーポラティヴを進めるためにも報酬基準を一般化して、作業内容を社会的に認知させる必要があります。
メリットとデメリットの項目で示したように、人間関係の作り方が重要な鍵になります。コーポラティブ方式が持つ一種の社会学習効果によって、人生が豊かになケースは少なくないと思います。1世帯の人口が少ない、老人や弱者の孤独死が多い、世間と没交渉に陥りやすい、などの傾向が強い現代の社会では、コーポラティヴ方式の住宅の役割は大きいはずです。 西欧ではコーポラティヴは広く利用されているが、日本では根強い抵抗があるのは何故なのか?この点を分析してコーポラティヴの事例をもっと増やすようにさまざまな方面から働きかけるべきだと思っています。
震災復興という特殊な条件下ではありますが、全くゼロからスタートした純然たるコーポラティブです。白紙の状態から各家族にヒアリングを行い、住戸割りや構造などを段階的に決めて行きました。その過程で各住民の方々には譲歩や調整をしていただきました。
豪雪地帯に建つ三世代住宅。雪を合理的に落とす屋根形状でありながら、かつ変化に富む形状を考えた。
風土・地域コミュニティとの共生、気軽に立ち寄れる開放的なスペース、絶景を堪能できること、木の雰囲気が感じられること、ワークとライフの融合、などが施主の要求であった。最も頭を悩ませたのが、典型的な雪国の切妻住宅ではなく、重層的で複雑な家が欲しいというリクエストであった。
最大積雪2.7m。コシヒカリの産地として知られる魚沼地方は、同時に世界有数の豪雪地帯である。杉の外壁、ドーム型の車庫、急勾配の切妻屋根。この豪雪地帯では、風土がデザインを育ててきた。この特徴的な土着性を持つ土地において、「いかに感傷的に擬態化することなく、むしろ積極的に解釈し直した土着的要素を設計するか」(ケネス・フランプトン)ということが問題となる。
施主からのリクエストの一つが重層的で複雑な家という、現地の切妻屋根と比較してみるならば反土着的な要求であった。従来の切妻が多用されている意味をを解釈し直すと、急勾配の片流れを組み合わせているということである。仮に屋根の途中で屈折があったり谷があったりすると積雪がそこに滞留し、家を傷める要因となる。そこで分節された小さい片流れを様々な方向に向けて重ね合わせ、軽やかでリズミカルな形状を考えた。積雪は屋根の上に張り巡らされた消雪パイプの水により合理的に流し落とされ、複雑に積層しあう屋根が雪国らしからぬ軽快さを感じさせる。外壁の2階には現地の杉板を縦張りし、1階には汎用的なガルバリウムを貼っている。部分的には土着的な屋根や杉外壁の作り方をしつつ、一方で現代的な屋根の組み合わせ方や材質を採用することで、緊張感のある建築が生み出される。室内は真壁を基本として柱梁を現し、複雑な屋根形状を室内からも視認できる。 1階には3世代共用のLDK、合計14畳の和室、祖父母の寝室とトイレ、浴室が計画され、メインエントランスとは別に、トレランを趣味とする施主のためのサブエントランスを設けている。このサブエントランスは土間との段差を無くし、将来的なバリアフリー化を念頭に置いている。北側のキッチンには大きな開口を設け、水田や周囲の山並みを常に感じられるようにし、南のLDKから和室にかけては長い縁側で来客との交流スペースとなっている。2階は子世代のサブキッチンとリビング、子どもたちの寝室、父母の寝室、ワークスペース、トイレ、シャワーブースが計画された。一階同様キッチンからは北側の絶景が一望できる。ワークスペースにはデスクと書棚を造作で作り、横長のピクチャーウィンドウから常に風景を感じながら仕事ができるスペースとなっている。
美しい景色を切り取るように配置された窓からは四季折々の自然の変化が感じ取られる。また、農家の納屋、続き和室、縁側、仏間に神棚などの現代住宅では切り捨てられがちな要素も積極的に採用している。大雪に埋もれる季節には、軽やかに積層する屋根たちがランドスケープの一部となるであろう。そして、この家は地域との親密性と開放性を具現化する建築となる。
古民家には日本の木造の伝統的な優れた技術と意匠があります。降幡建築設計事務所名古屋分室 川辺昌弘さんは日本の優れた文化を継承することに使命感を持っているそうです。 古民家再生について降幡建築設計事務所名古屋分室 川辺昌弘さんに伺いました。
元々は新築の和風住宅を主に手掛けていましたが本社の長野県では古民家が多く再生工事の依頼が多くありました。その後、日本全国で古民家の維持に困る方の依頼が増えました。古民家の修復には調査、設計が難しく、工事も手間がかかるので工務店からは敬遠されていました。しかし古民家には日本の木造の伝統的な優れた技術と意匠があることが分かっていたので積極的に再生工事を行う様になりました。日本の優れた文化を継承することに使命感を持っています。
建物の意匠、構造を細かく調査します。構造に使われている木材の樹種と劣化の状態、可能な地盤調査を行います。 古民家の劣化の一番の原因は地盤面からの湿気による腐朽と地盤沈下です。湿気と地盤沈下の対応するために揚屋をしてベタ基礎とすることがほとんどです。また曳家、解体移築の場合もあります。 日本の伝統的な木造技術を生かすため、既存の部分を現し木組みを見せるようにします。過去の改修により張り付けた壁は取り去り除き、元々の木組み、壁を補修して見せます。古材部分はすべて洗いを掛けて再塗装しています。自然塗料を使用します。 増改築する部分の構造も自然な形で行います。全体の形は変わりますが日本の文化の家として今後末長く伝えていきます。
古民家の状態にも拠りますが基礎部分も多く造り直す場合は新築と同程度かかります。屋根の葺き替え、内外の壁の修繕の面積、建具の造り替え、基礎工事と設備工事一式を行うと新築工事と同程度になります。 私達は施工業者を地元の小規模な工務店に依頼します。新築工事の時の費用を超えない様にしています。解体して新築を計画していた人に再生工事を進めて実現したことは数件あります。
大手リフォーム工事会社は工事代金の半分は営業経費です。しかも古材部分を隠す張り付け工事がほとんどです。 私達は営業経費の割合が少ないのでコストを抑えられます。大手のハウスメーカーの住宅の予算であれば設計を含め古民家移築再生住宅は可能です。
地方自治体による改修の補助金は可能な限り利用しています。
私達の古民家再生は文化財の修繕とは違い、住宅として住みやすい間取りを提案します。平面的な間取りだけではなく外観の屋根の形、構造も変更すること行います。リフォーム工事会社では行わない増築工事も行います。建築の確認申請を行います。
古民家を使うことと広間の茶室と水屋を組み込むことをご希望されました。敷地の形があるので組み込むことの出来る新潟の古民家を探しました。移築の古民家の一部に茶室を組み込みました。 屋根の形は大屋根の模型を造り提案しました。屋根勾配は9寸勾配として90度より鋭さをやわらげました。内外とも土壁は土佐漆喰で和らぎのある白です。
移築する古民家の選定は現在では新材では作れない大きさの材の家を使用します。雪国の古民家が多くなります。 施主のご希望が叶えられる規模と形で建設予定地に合うプランができるか仮プランを提案します。現地で古民家が建っている状態を見て頂きます。 よろしければその古民家を施主に解体業者から直接購入して頂きます。その方が施主のご希望に合います。私たちは仲介をして売買は致しません。 古民家の解体材を所有している業者からでは希望に合った家は見つからず、解体保管されている材料は高価になります。安価な古民家の狂い、腐朽の進行したものは進めません。それを使うと修繕に手間がかかり費用が高くなります。 古民家を解体する前に使用する材の測量(実測)を行い、古民家の構造図面を作成します。解体後に実測は無理です。 この部分が普通の再生工事とは違う重要なことです。この段階で設計は始まっています。基礎と構造をしっかりさせることで新しい形の古民家として残していきます。
代々磐田でお茶を生産販売している店舗です。再生前は旧東海道の近くに沿っていました。 小振りな古民家でしたが曳家を行い基礎も高く、軒も深くしました。既存の部分の座敷は一部古丸太の吹き抜けとして庭を見ながら寛げるお茶のカフェです。 玄関、LDK、水回りと寝室を増築しました。増築部分も古民家風の丸太の見える形としました。 旧東海道の街並みの一部として親しまれる様にしました。再生工事ですが、曳家(移転)と増築をしていますので建築確認申請を出しています。
西区H様邸と思います。濃尾地震の後に建てられた築100年の古民家です。 地震での地盤液状化の対策を取りました。揚屋と曳家を行い堅牢なベタ基礎としました。 名古屋の伝統的な和の形を壊さない様に最小限の変更で風通しのよいプランとしました。既存の柱、梁、天井板も丁寧に洗い自然塗料を塗りました。土壁も既存を補修しました。 先に移植可能な木を選別し造園を行いました。庭と建物は一体の考えです。
地元では一番の規模の家です。柱、鴨居、梁等も大きな良材を使用しています。 土間の部分の梁がシロアリの被害を受け、鉄骨で補強していました。今回の工事で鉄骨を取り、松の梁に差し替えました。柱の差し替えもあり大変困難な仕事ですがベテランの大工が行いました。 玄関の位置がプランの計画で難しいので思い切って2間移動することにしました。またリビングは大引き天井の床を取り吹き抜けとしました。 この地域も地盤液状化の恐れがあるので揚屋を行いベタ基礎としました。離れの部分にも浴室、台所を設け3世代で住まわれています。
私の事務所では伝統的な木造建築を主に設計監理を業務としています。関連の施工会社も伝統的な仕事を得意としています。 多くのリフォーム会社のリフォームは古民家の傷んでいる部分を修復ではなく新建材を張り付けて隠すことを行っています。再生ではありません。 職人の技術はあまり必要ではありません。伝統的な仕事の技術のある職人はいません。職人は一度きりの事なので。 私達は伝統の技術により、傷んでいる部分は差し替え、継木など行います。塗壁も修復いたします。今後も100年以上は住み続ける古民家として再生しています。 コスト面では大手のリフォーム会社では下請けに仕事をさせているので経費を半分取り割高です。私たちは設計、施工とも小規模な設計事務所と工務店で行うので経費は低いです。
古民家再生、古民家移築での宿泊施設も引き受けます。宿泊施設の案件は長野の本社では数多く実例もあります。
北海道、沖縄は未だ有りませんが日本全国で行っています。
日本の伝統的技術と文化、風景を残すために再生の仕事は必要です。ハウスメーカーの新建材のプレハブの街並みばかりで残念です。伝統的な職人の技術で伝統的な風景の街並みが出来ることを願っています。
傾斜地を利用して居間より眺望の良いプラン8畳の茶室には水屋も併設しています。
東南海地震での地盤液状化の恐れの高い地域なので堅固な配筋のベタ基礎としました。既存の庭木も活用希望のため早期に仮移植をしました。建物の配置を南側に2メートル曳家して庭との調和を図りました。古色塗りは自然塗料で行いました。
既存の建物の位置を検討し曳家+増築の形で提案しました。風通しの良い中庭のあるコの字型のプランで設計をしました。床下浸水する雨の対策として80㎝盛り土をして建物を曳家しました。施工は静岡で多く依頼している工務店に決めました。
家の東の平屋部分は解体して揚屋してベタ基礎工事と白アリの被害部分の梁、柱取り替えを行いました。プランは六間取りの東側の部屋を玄関にして無駄のない形に変更しました。玄関の位置が変わることにより東側が広くLDK部分として活用出来ました。
グレイッシュなトーンで統一されたインテリア。
一部アクセントで採用した木目をシックな色合いにしたので、
落ち着いた雰囲気に仕上がっていますね。
意外にも。
ベースとなる部分に、白ではなくて、
少しグレーが入っていることで、全体として、
この空気感をつくりだせています。
巾木との色を比較していただくと、
結構なグレーを採用してることがわかっていただけます。
濃いめをアクセントに採用したりする場合は、
それを際立たせる意味で、ピュアな白を使うのも効果的ですが、
グレーをベースに据えるのも、いいもんです。
こちら。
とある家づくりの現場になります。
建物の工事が概ね完了。
現場では、ちょうど一度目のクリーニングが入っていました。
養生が取れて、その姿があらわになったということで、
お客様と一緒に、仕上がりを見学してきました。
内部を見るまでは、どうなるかな?
と少し不安な様子だったのですが。。
順に見学していったら、元気になりました(笑)
想像していた以上に、まとまってると感じたようで、
その良さをすごく喜んでいました。
いろいろと比較検討して、迷いながら、
決めてきましたから。
大満足な仕上がりになったようで、何よりですよね。
その流れで。
カーテン類を決める打ち合わせへ。
ちょうど仕上がったインテリアを見れたりしますので、
イメージわきやすいはず。
事前に、カタログをお渡ししていて、
候補となる布地をピックアップしておいていただきました。
どこが気に入って、その布地をピックアップしたのか。
その辺をうかがいながら、インテリアとのバランスを見ながら、
一つずつ決めていきました。
少し迷われたところもありましたが、
ご意向をうかがって、それにフィットしたものを
セレクトし、背中を押させていただきました(笑)
外周りは。。
ちょうど足場が外れたところ。
ということで。
外構まわりについての打ち合わせをしました。
設計で事前に検討はして決めているのですが、
やはり、実物が出来上がっていると、印象が変わります。
現地を見ながら、一つずつ、確認していきました。
床の仕上げや土留めのブロック、門柱や門扉、
フェンス等。
いろいろあります。
特に、こちらの家では、敷地が大きいので、
結構な工事になるため、決めることも多い。
丁寧にお話うかがいながら、しっかりと決めることができました。
これから一気に仕上がっていきそうです。
あっという間に数時間。
ワイワイと楽しい時間を過ごすことができました。
ほんと。家づくりって楽しいもんです。
当サイトの建築家依頼サービスを利用して仕事を受注した建築家にお話を伺いました。 案件名:I-2633、二世帯三世代が仲良く支え合って暮らす家(東京都在住・建設予定地は新潟県)
建築家相談依頼サービスを知る前に困っていたことは何ですか? 長い海外生活から戻って来てからの事務所開設であったため、ゼロからの人脈作りをする必要があり、顧客の開拓手段に悩んでいました。あらゆる方法を試そうと考えていた中で、こちらのサービスを知りました。
建築家相談依頼サービスを知ったきっかけは何ですか? クライアントと建築家をマッチングするサイトをインターネットで探していて見つけました。
建築家相談依頼サービスを知ってすぐに利用しましたか? もし利用しなかった場合はどんなことが不安でしたか? 会員登録自体に費用はかからないということだったので、すぐに登録しました。
建築家相談依頼サービスを利用した決め手は何ですか? 依頼内容をじっくりと見て、可能性を吟味してから主体的に決めることができることです。
最初に依頼者からはどのような連絡がありましたか? 依頼者の文章を詳しく読み込んで、どのような思いでご自宅を建てられたいと考えているのか、依頼者自身の立場になって考えてみた文章を思い切りぶつけました。その上で、弊社事例を見ていただいて、興味を持っていただいた内容の返信をいただきました。
その後、どんな流れで契約になりましたか? 一度、プランとパース、参考事例をまとめた資料を作成し、プレゼンさせていただきました。内容をすぐに気に入っていただいて契約いただけることになりました。
どれくらいの期間で契約になりましたか? 約2ヶ月くらいです。
依頼者からはどのようなご希望・ご要望がありましたか? 風土・地域コミュニティとの共生、気軽に立ち寄れる開放的なスペース、絶景を堪能できること、木の雰囲気が感じられること、ワークとライフの融合、などが施主の要求でした。そして、最も頭を悩ませたのが、典型的な雪国の切妻住宅ではなく、重層的で複雑な家が欲しいというリクエストでした。
そのご希望・ご要望をどのように叶えましたか? 様々な屋根形状のスタディを繰り返しましたが、少し屋根形状に手を入れただけで雪が溜まってしまうことがわかりました。再度、周辺の建築物を調査していくと切妻以外に片流れの高さを変えて組み合わせた招き屋根(差掛け屋根)がよく使われていることに気づきました。そこで分節された小さい片流れを様々な方向に向けて重ね合わせ、軽やかでリズミカルな形状を考えました。
豪雪地帯ということで特に工夫された点がありましたら教えてください 上述のように、積雪を一度で落とすために、片流れ屋根を組み合わせた招き屋根を採用しています。また、棟に消雪パイプを設置し、センサーが降雪を感知すると地下水を屋根上に汲み上げて、雪が降り積もる前に流し落とすシステムになっています。
依頼者が東京都在住・建設予定地が新潟県と遠方ですが、設計中の打ち合わせ・工事中の監理などをどうされていたのでしょうか? 弊社は現在、東京に拠点を置いていますが、設計当時は広島拠点でした。そのため、お施主様と密なコミュニケーションを取るため、週一の定例ZOOMミーティングを行なっていました。工務店とも密なコミュニケーションを取れるように関係を構築し、要所の検査では出張費をいただき、合計10回ほど現場で監理させていただきました。
建築家相談依頼サービスを実際に利用してみて、どんなメリットを感じましたか?
建築家と家を建てるメリットを御サイトで説明いただいているため、お施主様も建築家の職責をあらかじめ十分理解いただいているように感じました。そのため、その後の流れも大きな問題なく進めることができ、強固な信頼関係を築くことができました。
魚沼の招き家
地盤改良とは、住宅を建てる敷地の地耐力が弱かった場合に行う、地盤の補強工事です。
地盤改良の方法としては、①鋼管杭②柱状改良という、鋼製もしくはコンクリートの杭を、軟弱地盤の下にある強固な地盤まで埋め込む方法、または③表層改良という、表層の軟弱地盤にセメント系の固化剤を混ぜて固め直すことで軟弱な地盤でなくする、という3つの方法が一般的です(昔の土間として使われた三和土の作り方と似ていますね)。
費用感としては、もちろん軟弱地盤の深さや建築面積や構造方法など、あらゆる要素で金額は大きく変わりますが、ざっくりと延床面積で30〜40坪くらいの木造イメージで、一番安いのが③表層改良で50万〜80万くらい、次が②柱状改良で100〜120万くらい、一番高い(=深いところまで杭を打込む必要がある場合)のは①鋼管杭で150〜200万くらい、というところでしょうか。
さて、当社作品事例にアップしてあります「台の住宅」について、こちらも実は地盤改良の必要な敷地でした。補強しなくてはいけない深度としては、鋼管杭までは必要ないけど表層改良では足りないくらいということで、柱状改良で検討していたところ、「エコジオ工法」という地盤改良の方法を見つけ、最終的にこちらでの施工になりました。
④エコジオ工法こちらの工法は砕石による杭を形成する方法で、普通の柱状改良のような周辺環境へのインパクトが少ない、将来的に解体することになっても砕石なので地下埋設物にならない、その名の通りエコな工法ということでお客様の納得度も高い工事になりました。金額的にも柱状改良の80%くらいの見積りで出てきたため、問題なくこちらが採用されました。
ご参考になれば幸いです。
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「3Dプリンタ製の家」が気になるみーくん@建築家紹介センター(60歳)です。
「3Dプリンタ製の家」福袋を高島屋が発売するそうです
> 高島屋は10月24日、> 2023年初売り福袋企画の一環として3Dプリンタ製の建築物> 「Sphere(スフィア)」3D プリンターハウス 夢袋」を発売すると発表した。> 販売台数は1棟のみで抽選販売、価格は330万円(基礎工事代などは別)。> 応募は1月2日から全国の高島屋15店舗で受け付ける。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2210/24/news140.html
水周りがないので住宅にはなりませんが、離れなどによさそうですね。
10月も今日までですね。
スポーツの秋ですね。 スポーツには最適の季節ですけど 「張り切りすぎて疲れた・・・」 とならないように気をつけてくださいね
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■建築家紹介センター通信 2022-10-31
【居心地よく飽きの来ない保育園】
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■居心地よく飽きの来ない保育園 朝から夜までかなり長時間を過ごすことになる保育施設は、子どもにとって居心地よく、飽きの来ない場所とすることが大切です。 保育園について相坂研介設計アトリエ 相坂研介さんに伺いました。
・近隣の保育園と差別化するためになにか心がけていることはありますか? 子どもにはモノの名前を本物の質感で覚えてほしいと、木は木らしく石は石らしく、素材感を残した使い方にこだわりました。 また庇による日射制御、坪庭での通風、デッキや複層ガラスでの断熱、雨水を利用したビオトープなど省エネを徹底した上で、その仕組みを普段から目にするようにしました。屋上菜園での収穫体験やガラス張りの調理室で……続きはこちら↓
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建築家に相談依頼したい内容を投稿すると当サイトの建築家から返信をもらうことができます。詳しくは下記をご覧ください。
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https://kentikusi.jp/dr/irai/24730?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
・契約した建築家名・事務所名を教えて下さい
鈴木淳史建築設計事務所 ・建築家相談依頼サービスに投稿する前にどんなことで悩んでいましたか?
設計監理を引き受けてもらえる事務所があるかどうか。信頼のおける建築士が見つけられるかどうか。 ・なにで建築家相談依頼サービスを知りましたか? 検索エンジンからの場合は検索に使ったキーワードを教えていただければ 幸いです 建築設計事務所若しくは建築士の選び方 ・建築家依頼サービスを知ってすぐに投稿しましまたか? もし投稿しなかった場合はどんなことが不安になりましたか? 事業資金の調達(金融機関の融資)に不安があったため、ある程度の見通しが付くのを待って投稿。 ・いろいろなサイトがある中でなにが決め手となって 建築家相談依頼サービスに投稿しましたか?
・建築士の登録者数と愛犬家というカテゴリーで 何名かの建築士が登録されていたこと。 依頼内容に対する建築士からのアプローチ(やり取り)が サイト内で確認できたこと。 プライベートメッセージ等によるサービス内容。 ・実際に投稿してみていかがでしたか? 非常に多くの建築士からの声掛けがあり、非常に良かった半面、愛犬家をうたってサービスに登録されていた建築士からの反応が無かったのは残念。(個人住宅ではなく、店舗等の設計ということで敬遠されたのか?) ・現在はどの段階でしょうか? 基本設計中。
■当サイト会員建築家の設計事例
▼東京都 大屋根の家 空間設計社 奥村召司┗ https://kentikusi.jp/dr/node/14539?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
今回、紹介する設計事例は東京都の「大屋根の家」です。
依頼者は建物を建てる前は
「土間のある家を建てたい……」
と悩んでいました。
そこで
「別に所有している賃貸マンションの相談をしていたので 信頼していた……」
と空間設計社 奥村召司さんに依頼しました。
奥村さんは大屋根の平屋住宅を建てました。
「大屋根の建物は中央付近が暗くなりがちなのですが、 そこに天窓から自然光が差し込むインナーコートを設けることで、 内部空間の中心としました。
仕上げには自然素材、特に地産材である西川材の杉を多用するとともに 壁面はしっくいを使い、木の香あふれ清浄感漂う空間となっています。」
と言っています。
依頼者には
「快適に生活している」
と言っていただきました
インナーコートのある家を建てたい方は、ぜひ建築家相談依頼サービスをご利用ください。
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▼11月5、6日くらしと住まいの相談室Vol.25を開催します。参加無料です! 千葉県 2022年11月05日 10:00 to 2022年11月06日 17:00┗ https://kentikusi.jp/dr/node/25482?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
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▼ガルバリウム鋼板という素材┗ https://kentikusi.jp/dr/node/12470?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
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新築戸建て(茨城)にカーポートを設置する為の建築確認申請の代行についてご相談させてください。カーポート:アルミニウム合金製の既製品(1台)図面:有
【確認内容】・必要な期間と費用
よろしくお願いいたします。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
お世話になります。**と申します。相談させてください。中古戸建を購入するつもりですが、気に入った物件が検査済証な建築確認申請徐などがありません。当時群馬県嬬恋村では1992年には、確認申請制度が無かった為建築確認申請書や確認済み証は存在しないそうです。 購入後宿泊施設として利用したりリフォームを業者さんに、頼むつもりにしていますので万一違法建築では困るので購入前に検査済証など必要な書類を取っていただきたいと思います。 建築士さんにお願いしたら書類一式ご用意いただけるのでしょうか。よろしくアドバイスをお願いします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
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福岡の人が立ち上げたサイトのようで、県外の建築士等は相手にしてないかな?福岡県内限定のレベルだと思う
お仕事を依頼した建築家: エヌスペースデザイン室佐藤 直子様 ...
このサービスを利用する前に困っていたことは建築家を探す手段が分からなかったことです。 ...