どういう住まいを希望されているのかを建築家に的確に伝えることは、なかなか難しいことだと思います。
それを言葉できちんと伝えられる方は、ほとんどいらっしゃいません。それが普通です。
そこで、私の事務所では、「住まいづくりのカルテ」というオリジナル冊子を事前にお渡しして書ける範囲で記入していただき、空欄の箇所については打ち合わせでこちらから質問させていただいています。
しかし、どういう住まいを望んでいるかをよりわかりやすく伝える方法として事前に準備していただきたいものは、画像や写真です。
自分たちの希望する住まいには、必ずこだわっている部分があるはずで、そういう方々は日頃住宅雑誌やネットで色々な情報(家の外観、内観、庭など)を収集されているケースが多いと思います。
したがって、私は建て主さまに記入していただく上記のオリジナル冊子をお渡しする際に、「こういう家がいいなぁ」と思う家の外観やリビング・ダイニング・キッチンなど、内部の写真が掲載されている部分の切り抜きやネットで見つけた気に入った部分の画像をダウンロード保存してプリントアウトしたものを一冊のファイルにまとめて、私どもへ提出して頂いてます。
この方法ですと、建て主さまが望んでいる住まいがどういうことなのか、より具体的にわかってきます。また、どういう部分に住まいの重点を置いているのかがわかってきたりします。
これらの写真や画像を打ち合わせの時に一緒に見ながら記入して頂いた冊子と共に、私のほうからより詳しく聞きたいことを質問したりして住まいの構想を膨らましていくことが、有効だと思います。
丘の上に立つミニマリストのための住宅
シンプルで庭を眺めて過ごす星野リーゾートのような住宅
実際に建てた住宅を見学されて使い方、施主との関係、仕事の進め方で決めていただきました
コストの面と使い方を考えて廊下のないシンプルなプラン
夕陽が沈み、和らな光が出迎えてくれる時、この家を建てて本当に良かったと実感しています
こじんまりとし佇まいの平屋の家です
表通りから見ると、玄関ポーチと居間のベランダとの境にある、5本の木の列柱が目をひきます。目隠しにもなり、ファサードのデザインのアクセントにもなります
天井は、「源平」と呼ばれるスギの赤っぽい部分と白っぽい部分が混ざった板を、色味のバランスよく考えて張っています
広い開口部の高さは、通常の規格内(2m20cm)で、見た目よりも低めです。それはわざと低いところから勾配をつけて天井を高くして、窓の上に余計な壁をつくらないことで、庭の景色に目線が広がる工夫をしているからです
寝室から居間越しに子供室を見たところ
スキップフロア、混構造の3階建住宅
狭小変形敷地でどのような住まいになるのか想像できず購入するかどうか悩まれていました。インナーガレージとオーディオルーム兼スタジオは必須でした。
狭小変形敷地(28坪)だったので希望したものが建てることが可能かどうか検討いただき、条件が想像以上に難しい中最大限希望を叶えてくれる提案だったためです。
狭小変形地に建つ3階建スキップフロア住宅都心の変形・狭小敷地に建つ混構造(RC造一部木造)3階建住宅です。1階は3.6mの天井高さのあるRC造のオーディオルームを、2,3階は木造による生活空間を配置しました。通常の住宅にオーディオルームというコンクリートの箱を挿入することで、スキップフロアによる階構成を創出し、光と風を感じながら移動できる開放的な階段を中心とした縦動線の生活は閉塞的になりがちな都心の狭小住宅に新たな可能性を示しています。
設計依頼の費用…私の事務所では一般的には設計と現場監理を合わせての設計監理として仕事を受けることがほとんどです。基本的には計画と意匠デザイン設計、構造設計、設備設計、電気設計を建築工事費の13%でお願いしてます。リノベーション等の既存改修の場合はまた少し変わってきますので、さらに詳しくはホームページのこのページをご覧になってみて下さい(^^)
http://ohkokk.boo.jp/sekkeinosusumekata.html
■住宅設計における設計監理料について
窪寺弘行・建築計画事務所 H・KUBODERA ARCHITECTES INC. 2020.09.
当事務所では、建築の規模や内容に応じて設計に必要な労力(人件費)と設計に必要なデザイン力・創造性・技術力(技術料)を勘案して設計監理料を算出しています。工事金額に対する比率ではなく、規模や内容に応じて算出し、様々なご都合がある場合はその都度協議しながら決定しております。 なお、「設計」とは簡単に言うと建築主と綿密な打合せのうえ、設計図を作成することで、「監理」とは工事が設計図どおりに行われているかをチェックするとともに、工事中設計者の判断で設計変更した方が良いと思われる事項を建築主に提案し3者了解のうえ設計変更を行い、住まう人にとってより良い住まいを目指すことです。設計図にすべてが表現できるわけではありませんので、現場での対応が重要になります。 費用の目安として「平均的な床面積(40坪・120㎡)の木造在来工法住宅の設計監理料240万円(税別)を標準」とさせていただいております。30坪~60坪でしたら設計監理料として、¥60,000-/坪となります。(建築確認申請費用・行政、民間申請公納金(手数料)・完了検査公納金(手数料)は別途となります。)標準設計監理料には、造付け家具、外構計画(庭園・門扉・塀・アプローチ等)、照明計画、設備計画等含めたすべての設計監理を含んでおります。鉄筋コンクリート造・鉄骨造・混構造・木造3階建て等の特別に構造計算が必要な場合は、構造計算費用を加算させていただきます。
設計の進め方、設計監理契約、お支払いについては以下のようにお考え下さい。最初のご相談でヒアリング・カウンセリング(建築、土地、環境)を行い、その後建築として具体的な形に創り上げて行きます。いわゆる基本設計構想案となりますが、今後の方向性が決まり、このまま計画を進めて良いということになりますと設計監理契約を締結していただきます。以降設計監理料としてのフィーが発生することとなります。 その際、設計依頼と受託の意思を明確にするため、また設計着手のための準備資金として30万円(税別)を基本設計料の一部及び契約時金としてお願いし、これをもって設計監理契約とさせていただきます。 これにより、我々は設計監理としての業務に対する責任が明確になり基本設計に取り組む一方で、建築主は依頼主としての立場で要望や意見を伝え、詳細な検討を要求できることとなります。 なお、契約後何らかの事情により基本設計を中途で取止める場合には、契約時金は基本設計既作業代金に充当・清算させていただきます。また、既作業の量によっては、別途協議させていただきます。 書面による契約内容の確認・設計監理料の確定は、基本設計が完了し建築の規模・内容が確定した段階で、見積協議させていただきます。 また、設計監理料の内訳は、基本設計料30%、実施設計料50%、監理業務料20%として、お支払時期は各々の業務完了時にお願いしております。
以上が当事務所における住宅に関しての設計監理契約の概要です。詳細は契約時に書面契約書により改めてご説明いたします。
H.KUBODERA ARCHITECTS INC.窪寺弘行・建築建築計画事務所 (代表)窪寺弘行 (公益社団法人 JIA日本建築家協会 関東甲信越支部・保存問題委員会委員長)(公益社団法人 JIA日本建築家協会 長野県クラブ・まちづくり委員会副委員長)(公益社団法人 長野県建築士会 理事・建築活動委員会委員長)(公益社団法人 日本建築士会連合会 教育・事業委員)〒394-0035,3-9-22,Tenryucho,Okaya-shi,Nagano,Japan〒394-0035,長野県岡谷市天竜町3-9-22E-Mail :kubodera2020@outlook.jpURL :https://h-kubodera-architects-inc.webnode.jp/Facebook URL:http://www.facebook.com/kubodera0156
耳納連山を望む、環境と共生する平屋建
夫婦2人が老後のんびり過ごせる平屋建てを希望されました。本家のため定期的に親戚が集うので大広間が必要で日常的に有効に活用できる部屋にしてほしい。
LDKと和室の天井が高く風と光が抜けるとても魅力的な提案でした。また夫婦の趣味を理解してくれた計画で終の棲み処としても理想的に感じました。
耳納連山を望む、環境と共生する平屋建豊かな庭を望める南側に、ダイニングキッチンとリビング和室を並べるおおらかな平屋建てを提案しました。屋根なりの勾配天井が広がる伸びやかな空間は夫婦の趣味や集いの場となり、深い軒で夏の日差しを遮り冬の日光を取り入れる、南側の大窓から北側のハイサイドライトへと風を通す「光と風」を意識した自然エネルギーを有効に活用した住宅です。外装は隣接する森に溶け込む黒を基調とした杉板とガルバリウム鋼板に対し、室内は真っ白な漆喰と木目が映える染色塗装による明るく柔らかな空間とし、内外のコントラストを明確にしました。
3階建住宅外観
福智山の眺望をいかせる計画にしてほしい、大きな屋外テラスでBBQなど楽しみたい。子供の成長に合わせて子供室を将来、書斎及びセカンドリビングとして利用したい。
2階に生活の拠点となるLDK及び水回りと2つのバルコニーの計画で私たちの希望が解決しいたこと、3階の子供室が将来夢のある提案だったことです。また多くの案を作成いただき最良の案を選べたことです。
福智山の眺望を取り込む2階リング住宅家族が集うリビングダイニングから福智山の景色を生かすことをテーマにした住宅です。1階は15坪ほどの事務所を併設し主寝室、和室、収納量の多い納戸を配置し、眺望のよい2階に生活の中心となる機能を集約しています。3階の子供室はさらに開放的に景色を楽しめるフリースペースとして活用できます。外観は軒の出がある部分は杉羽目板の目板打、軒の出がないボックス型の部分はガルバリウム鋼板とし長期にわたり材料の劣化を防ぎ、質感の高い建築を愛着をもって住んでいただけることを願っています。
インナーガレージのある住宅
夫婦と母親が暮らす住まいと小さな仕事場、3部屋のゲストルーム、家族と長期滞在するゲストが寛げる十分な広さのリビングダイニングをご要望されました。
母が大切にしていた庭と公園、高祖山という小高い山の眺望を活かす計画だったこと、私たちが拘った省エネ、熱環境にしっかりと対応した計画だったことです。
家族とゲストの交流を育む自然素材の家緑豊かな庭と公園側に大きな開口部を設けたリビングダイニングを中心に、吹き抜けを取り囲む2階にオープンな仕事場とゲストルームを配置しています。家族やゲストが集う一枚板のセンターテーブルは、大人数の飲食や団欒など多様に利用でき、立体的な客席があるシアターのような交流と娯楽の場をイメージしました。吹き抜け上部には4本の長尺梁を現し、自然素材が包み込むダイナミックな空間に仕上げています。効率的なエネルギー利用のため、太陽光発電設備と電気自動車を利用した蓄電システムを導入し、室温差が生じやすい吹き抜けは輻射熱によるムラのない温熱環境を優れたランニングコストで実現しています。
道路から2メーターの地下車庫南道路接道15メーター。正方形の土地220平米。さらに雛壇のため、北側に隣地所有の二段ヨウヘキ約10メーターがあるため、どんなプランが入るのかわかりません。予算は3000万程度です。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
60代半ば、終の棲家を建てたい。住宅街区画整理された100坪以上の整形地。北側6M道路バリアフリーでLDK、水回り、寝室、納戸の動線楽に。息子家族の泊まれる部屋。明るい部屋でデッキでも寛げる。寝室とリビング繋がって畳も。ベッドも置きたい。和モダン平屋各部屋に繋がっている大きなデッキ。木製建具。大きな軒、でも明るい風が通る家。外観、庭、エクステリア駐車場全体でデザイン。建坪30~35坪植栽は程々に(現在草取り木手入れ難義しています) 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
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「こちらの建物ですが、建築家の方のご指摘があり通り調べた所、第一種低層住居専用地域のため高さ制限がある地域でした。そのことをすっかり忘れてしまっていました。...
傾斜地で変形の土地を気に入ってしまって、ハウスメーカー、工務店さんいくつか相談いきましたが、造成費が高くつくのでやめておいた方がいいとの回答でした。しかしとても気に入ってしまったので、...
気軽な気持ちで相談しましたが、早々に返事がきました、サイトがあっても返事が来るとはあまり考えていなかったのと匿名で気軽にできたのが良かったです。