昨日は、「いい」土地を見極めるために大事なポイントとして「資金計画」についてお話しました。
総資金をどう決めるといいのか。
家づくりに用意できる総資金を決めてからどう進めていくのか。
そんなお話を始めたところでした。今日はその続きです。
土地を探さなきゃ、何も始まらないということで、希望エリアの土地の相場を知ったとします。
仮に。総資金が5000万円だとして、土地の相場が2500万円だとしますよね。
あとは、残りの2500万円で家が建てばいい。
ということで、いろいろ調べますよね。
ハウスメーカーの坪単価を見たり、家づくりした方のSNSを見たり。
それだけあれば、何とかなりそうだなと。
そんなラフな感じで、土地探しを始める方も実際いますね。
ただ。比較的多いのは、ハウスメーカーや工務店に相談して、土地にプランを入れてもらい、資金計画を作成してもらうことでしょう。
依頼先にもよりますが。。よく見かける二つのパターンがあったりします。
一つは、完全に予算オーバーしているケース。予算は伝えた上で、相談していたのですが、驚くほどオーバーしています。
でも。だからダメですよねっていうことでなく、自己資金をご両親からの援助等で増やすとか、共働きなら、二人で返済するカタチにしたりして資金を最大に想定すれば、建てれますよ!っていう流れ。
さらには。太陽光を積むから、電気代が安くできるとか、高断熱仕様だから光熱費が安くできるからとか。。それらしく説明をしてくれます。
ただ。事前に決めていた資金計画をオーバーするのは、あまり得策ではないと思います。
もう一つは、しっかり予算内になる資金計画を提示してくれるケースです。
だったらいいじゃない!って思いますよね。
でも。以前拝見したことがあるのは。。どう考えても、その金額では、その家は難しいって感じる内容だったこと。
仮に、その金額で出来る家づくりとしても、安くできる仕様に限定されていて、自由度がないとか何かを変更したら、金額が一気にアップするとか。。
結局は、総資金をオーバーしてしまう。そんなケースが多いと思いますよ。
実際、それに納得できず、契約を破棄して私のところへいらした方って結構いますから。
いずれの場合も、最終的には、予定していた総資金をオーバーしてしますことになります。
もし、そうだとしたら。。その土地って、「いい」土地じゃなかったのではないかって思うわけです。
長くなったので、明日に続きます。
※ライフプランを大切に考えつつ間取りの検討
マイホームはいつ建てるのが
正解なのかという事。
人生にはいろいろな
フェーズがあるかと思います。
マイホームにも色々な選択肢と、
それを建てようと思う時期には
いろいろな考え方があります。
特に注文住宅を建てるの際には
行動と予測も大事です。
予算をどうするのか
土地はどこにするのか?
広さはどれくらいが適切なのか?
どこに設計を依頼するのが良いのか?。
どこで建てるのが良いのか?。
ハウスメーカー?
工務店?
設計事務所?
間取りはどうする?
仕様は?
設備機器類は?
どんなキッチンにするのか?
玄関の雰囲気や外観は?
窓のサイズや色は?・・・・・etc。
やりたい事を全部盛り込めるのかどうか?
実際に家造りが始まるまでの
「青図」は様々です。
難しい分
楽しいと思える事も沢山あります。
想像以上に決め事は
沢山ありますが
でもその分、
いざ住んでみると
その家が自分にとって
最も落ち着く場所になるという
ご感想は
そういった経過からも
生まれるものだと思います。
とは言え、
家を計画するのに
そんな時間をかけてられない。
という人々も増えてきいますし
一生賃貸派やマンション派の
割合もあります。
地域性にもよりますが
全国的にまたは都市部では、
賃貸の人、マンション購入した人が
半々で大多数を占めており、
注文住宅を建てた人は
少ないかと思います。
ただ、
今分譲マンションに
住んでいる人々も
いずれはマイホームをと
検討している人が
沢山いるのも事実です。
でも「いずれ」っていつなんだろうという事。
確かに人生って
何があるか分からないですし
様々なフェーズ(段階)があると思います。
若い頃の考える未来に
いつか子供できるのかな?
何人かな?
なんなら結婚するのかな。
それとも一人で過ごす未来を考えるのか?
自分がいつまで
今の会社にいるか分からないし、
とりあえず実家を離れて
自立した暮らしをしてみたい。
嫌だったら引越せばいい。
そんな先の見えないなかでも
とりあえず住んでみる時代、
結婚はした。
子供が生まれた。
そろそろ通勤等の
利便性だけじゃなくて
子供の学校の事をちゃんと考えないとな、
住環境を気にする
子育て時代。
どうしようかな、
どうしようかなと思ってるうちに
子供のいなかった頃の
家に住み続けているけど
子供が育つ段階で
手狭さを感じるし物は増えるし、
今のお家が手狭だな。
とにかく広さが欲しい
子育て時代バタバタと忙しく
子育てしてきたけれど、
あっという間に子育てが終わってしまった。
子供も自立して(しそうで)今まで狭い、
少ないと思っていた部屋数、
リビングの広さが余ってきた。
子供が自立して
自分の老後を楽しむ事を
考える事で寂しい気持ちは落ち着いてきた。
自分に向き合う事で気付いた
ここは終の住処なのか?
という疑問。
引越すなら早めの方がいいよなと
思い始める「終の住処」を考え始める
初老時代。
最近老いを強く感じるようになった。
体が思うように動かない・・・・・・。
目が霞んで掃除したつもりなのに
全然ピカピカになっていない、
と他の人に言われて気付く。
家の面倒は
誰かにお願いしないといけない
かも知れないな、
管理が難しくなってくる老後時代。
少し想像しただけで
こんなに沢山のフェーズがあるかと思います。
実際にはそれ以上だと思うのですが。
それを考えると
家を建てるタイミングって
人それぞれの状態によって
様々ですし本当難しいと思います。
人それぞれ暮らしの環境も
生活に対する考え方も異なるので
絶対という正解は無いけれど、
最適を考える事は出来ると思います。
DATAだけではなくて
自然な流れで
状況判断が出来るように
「ライフスタイル」を考える時間も
家造りの間には大切。
周囲をみるよりも
自分自身の、家族の事を考えた
人生設計として
自分達にとって
いつ頃建てるのが
1番良いのだろう?。
という分析を
自分なりに考える事が
大切だと思いますよ。
暮らしをイメージする時間と共に
人生設計という想像を丁寧にと思います。
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左肩もよくなったみーくん@建築家紹介センター(62歳)です。
先週、肩が痛くなった話を書いたのですが、今では日常生活に問題ないくらいに改善しました。皆さんもお体は大事にしてくださいね。
10月に入りましたね。
まだ暑いですけど、これから過ごしやすくい季節になっていきそうですね。
10月と言えば、運動会の季節ですね。
父兄参加の競技で張り切りすぎて 「筋肉痛でいたたた・・・・(>_とならないように ほどほどに張り切ってくださいね
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・建築家相談依頼サービスに投稿する前にどんなことで悩んでいましたか?: 擁壁の底盤を避けた設計。十分な防音の音楽スタジオ。 ・なにで建築家相談依頼サービスを知りましたか? 検索エンジンからの場合は検索に使ったキーワードを教えていただければ 幸いです: さまざまな紹介サイトを探した ・建築家依頼サービスを知ってすぐに投稿しましまたか? もし投稿しなかった場合はどんなことが不安になりましたか?: すぐに投稿した ・いろいろなサイトがある中でなにが決め手となって 建築家相談依頼サービスに投稿しましたか?: 過去事例の豊富さ ・実際に投稿してみていかがでしたか?: 3人の方から提案があり、満足のいく結果がでた ・現在はどの段階でしょうか?: 先日、竣工した
■当サイト会員建築家の設計事例
▼愛媛県 うわうみウェアハウス ジャムズ 一級建築士事務所 仲條 雪┗ https://kentikusi.jp/dr/node/17128?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
今回、紹介する設計事例は愛媛県の「うわうみウェアハウス」です。
依頼者は建物を建てる前は
「地盤、施工性、コスト、バリアフリー、眺望、これらのハードルを クリアできる家は可能なのか……」
と悩んでいました。
そこで
「厳しい条件を面白がっていたので……」
とジャムズ 一級建築士事務所 仲條 雪さんに依頼しました。
中條さんは海から一気に上がった山あいの斜面に貼りつくような家を建てました
「いちばん近くの街でも車で1時間ほどかかるというこの辺りは 平らな場所が少なく民家は疎らで、 山間にはミカン畑が段を成すのどかな景色を望むことが出来ます。
夏涼しく冬は温暖な気候で 別荘地としても多く利用されますが、 その一方で天候が変わりやすく急な濃霧や突風が吹き付けるなど 荒々しい自然を時おり見せつけます。
このような 傾斜地の上側で道路と接する敷地では コスト面を考えると道路レベルに2階玄関を設けた二階建て とするのが一般的です。
これは造成面積が小さく済むため有利となるのですが、 車椅子を考えると昇降設備が必要になります。
建て主の希望を注意深く聞き取り、 ご主人が車椅子で思いのままに移動でき 緊急時には自力で出入りができるよう、 道路レベルに床を合わせたフラットハウスとしました。
このために斜面に複数の鉄骨支柱を立て 全体を浮かせることになり結果として この建物を象徴する造形が生まれました。
また建物自体が景観を乱さないために 海を見下ろす道路側からは立面を小さくし ミカン畑の斜面に点在する小さな小屋をイメージした外観とし 風土に溶け込む佇まいを心掛けました」
と言っています。
依頼者には
「以前の家では夫が自身で移動できる範囲は かなり限定されていましたが、 ドアや通路幅を広々とり床はフルフラットで 全ての室へ繋がっているため 気ままに移動できテラスへも出入りできます。 遠くを往く船を眺めていると一日中だって居られる……」
と言っていただきました。
車椅子で生活しやすい家を建てたい方ぜひ建築家相談依頼サービスをご利用ください。
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▼10月5日(土)6日(日)くらしと住まいの相談室Vol.47を開催します。参加無料です! 千葉県 2024年10月05日 10:00 to 2024年10月06日 17:00┗ https://kentikusi.jp/dr/node/29226?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
▼2024.10.26 生き方から考える住宅相談会 神奈川県 2024年10月26日 11:00┗ https://kentikusi.jp/dr/node/29232?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
▼SO建築設計 家づくり無料相談会のお知らせ【2024年9月,10月度 】 東京都 2024年09月01日 10:00 to 2024年10月31日 18:00┗ https://kentikusi.jp/dr/node/29092?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
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昨日は、「いい」土地なのかを見極めるため大事な一つ目のポイントについてお話しました。
何人かのお客様を事例にして具体的にお話しましたが、その要点は。。
土地探し前に、どんな家づくりをしたいのかをハッキリさせて伝えておくこと。
そのヒントなしには、「いい」かどうかの判断はできるとは思えません。
ただし。。家づくりが専門ではない不動産会社の方に伝えるより設計士に伝える方が、良しあしの判断はしてくれます。
とはいえ。全ての設計士がそういった対応をしてくれるかわかりませんので、事前に聞いてくださいね。
ということで。今日は、「いい」土地なのかを見極めるため大事なポイントの二つ目です。
それは。。当たり前なんですけど、「資金計画」です。
資金計画が大事なのはわかるけど、「いい」土地かどうかの判断に関係あるの?って思ったかもしれません。
順にお話ししていきますね。
家づくりをするために、多くの方は、自己資金以外に銀行から借り入れをすることになります。
数千万以上の資金になるわけなので。
自己資金も、借りれる金額も上限はありますが、銀行のOKが出れば、思いっきり借り入れできて、相応な資金を準備することができます。
せっかくの家づくりなので、妥協したくない!それも一つの考え方です。
ただ。今後の暮らしの中で、一時的に大きなお金が必要になるタイミングがあるので、その辺を視野に入れて、余裕を見ておくと安心です。
資金の相談窓口に行くと、ライフプランを作成して、資金のアドバイスをしてくれます。
最低でも、そういった第三者の意見は一度聞いておいた方がよいと思います。
ちなみに。ハウスメーカーや工務店から紹介のFPよりは、独立系のFPがオススメです。
独立系のFPであれば、ハウスメーカー等に影響されず、フラットな視点で資金のアドバイスをしてくれますから。(全員ではないですが)
第三者のアドバイスをもとに、資金を決めたとします。ここからが、本題になります。
家づくりをするためには、土地を購入するだけでなく建物を建てることも必要です。
上限ある財布のお金の中で、土地と建物の費用を配分していくわけです。
希望エリアの土地があれば、その辺りの土地の相場ってあったりします。
例えば、私の住んでいる地域だと。。50坪くらいが多く、2500-3000万円ほどが多いです。(2024年10月現在)
だから、土地は2500万円で想定するというのは、自然な流れかもしれません。
おっと。長くなったので、明日に続きます。
地下に車庫を作る場合、住宅レベルの敷地では建物下に建物と一体として作ることが一般的ですその際、入り口を道路と面して作るため一般的には半地下形状となる事が見込まれます。半地下の際は土を掘る量が工事費に直結するため、掘る深さはなるべく抑えたいところですが、入り口斜面勾配によって、普通乗用車では車の下部を地面にこするようになってしまうことが多々あります。また、そのような際にシャッターを設置するとシャッターボックスもかなり大きく入り口高さに影響を与えます。
表題の様な計画では、建物高さに入り口が影響を与えるため計画初期からシャッター断面を含めた詳細な断面検討が必要となります
夕景
周りを緑豊かな山々に囲まれた美しい環境の地域に建つ、築約160年の民家。今回は日本の木造建築伝統工法を生かしながら、現代生活に合った家全体の耐震性、居住性を高める民家再生を行った。基礎補強工事として、全ての石場立ての周りを鉄筋コンクリートで補強し、さらにヒバ材で柱と柱の足元を繋ぐ足固めを行った。建主のご希望で全ての座敷の畳敷きをフローリングにし、また天井、新円柱など無垢材を使い、それらに合わせた材でキッチン及び家具を配置した。現代生活様式のスタートとなった。
土間玄関
リビングキッチン
書斎
土間から板間を見る
南に大海原が広がる雄大な地に、200年以上(江戸時代から)も住み継がれていた古い民家の再生工事である。広い庭に囲まれたほぼ中央奥にひっそりと建っているその佇まいは、大変好感が持てた。内部は近年新建材で随分改修されていたが、構造体の保存状態は良好で且つ大変立派な材が使われていた。今回は前面の一番古い母屋を中心に、耐震性、居住性を高める民家再生工事が行われた。昔の土間を復活させ、近年改修された低い天井を撤去し、現れた小屋組を目のあたりにした時の感動は今も鮮明に覚えている。これぞ民家再生の醍醐味だった。
南外観
玄関土間
土間の小屋組
板間
奥座敷
キッチンダイニング
昨日は、タイトルの問いかけをされた時、私がいくつかの視点からお答えしたうち、一つ目のお話をしました。
その説明のため、日当たりのよくない土地を敢えて選んで購入されたお客様のお話をしました。
「一般的には」、日当たりがよくない土地は好まれないのですが、このお客様には最善。というところまででしたので、その続きです。
そのお客様。直接光は特に重要視していないんです。しっかりと照明が行き届くように計画すれば明るさは確保できるのでOK。
ただ窓は欲しいんですと。その窓は、採光ではなくて、風通しのため。
窓より壁の方が断熱性がよいので、窓が少ないことは、有利に働きます。快適さにも直結するなら、なおさらいい。
ネガティブな意味ではなくて、ポジティブにその土地がいいということだったんです。
何を求めるのかで最善は変わります。
なので。万人に「いい」条件の土地って、ある意味存在しないんです。
なので。私は、土地探しからご一緒する場合には、探す前に、どんな家づくりをしたいのかをヒアリングさせていただきます。
ザックリではなく、しっかりと。
それがないと、その方にとって一番いい土地っていうのは、発見できないんですよね。
不動産会社や工務店が提案するとしても、細かく何も聞かず、「いい」土地だって紹介する場合って、そうでないケースもあるので、注意が必要です。
もしかすると、あなたにとって最善ではなくて、「なんとなく一般的に」いい土地を紹介しているかも。
ちなみに。土地を探してきて、お客様の御提示するとしたら「いい」土地でないとは言いませんよね。
以前、ご相談いただいた方で。。
いくつかのハウスメーカーや不動産会社に声かけて土地を探してもらっていたんです。
毎週末、みなさんが「いい」土地情報をもって、ご自宅へ来られたそうです。
みながいい土地っていうけど、どれがいいのかわからないんです。
ということで、ご相談いただいたことがありました。
結果どうだったかって?その方の御要望をうかがった上で、その時にあった土地情報を全て見ましたが。。。
要望の家づくりができる土地は一つもありませんでした。
話が逸れてしまいましたが。。
最善の土地との出会いには、要望をしっかり伝えることがとても大事なことなんです。
ということで。明日は二つ目の大事なポイントをお話します。
傾斜地の購入、戸建て住宅建築を考えています。候補地は30度近い傾斜で、縦長(短辺が15mくらい)、長辺が傾斜、約500平米、上下が道路に面しています。傾斜地の上の方に12mx6mくらいの基礎を鉄骨とかで組みたいのですが、相談に乗っていただける方探しています。土地の場所は以下です。神奈川県三浦郡********** 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
昨日から、先日問い合わせをいただいた方からの問いかけについてお話しています。
その問いかけはタイトルの通り。「この土地っていいと思います?」です。
その問いかけの前に、いろいろとお話聞いたら「ナイトウさんはどう思います?」って同じような問いかけをいただいた。
そこまでお話しましたよね。今日はその続きです。
私は、いくつかの視点に分けてお話しました。
一つ目は、とても大事な視点の一つです。それは何かっていうと。。
そもそも。万人にとって、いい土地ってないんです。
いやいや。一般的にあるでしょう。って声も聞こえてきそう。。
でも、ハッキリしておきます。土地の良しあしは、人それぞれで違います。
どんな暮らしをしたいのか。何を優先しているのか。
それによって全然違いますから。
例えば。土地探し+選びをご一緒したお客様について。
西側道路で30坪ほどの広さ。南側には、敷地まで接近して隣家が立っています。しかも。東側も開けていません。北側も、近いうちに隣家が接近して建ちそう。
もし、この方が「明るい家で暮らしたい!」だったとしたら。。
かなり厳しいんですよね。吹抜けを付けるとか、2階をLDKにしたら?って思うかもしれません。
もちろん、そういったアイデアは経験上、たくさんありますよ。
でも。このお客様は、1階にLDKがいいし、吹抜けは面積がもったいないからいらない。。
道路側に窓を設ければいいんじゃない?と思うかもしれませんが、夏の西日って。。。すごく暑いですからね。
つまり。この敷地で、このお客様の要望では、明るい家は実現できないんです。
でも。。このお客様。
なんと!光は、もともとなくていいんです!っておっしゃったんですよね。
理由を聞いてみると、自然の光よりも照明の光の方が安定して明るいので、その方がいいんですって。
結局、エアコンをつけたりするので、暑さや寒さへの対策はできると。。
確かに。最近、夏の暑さは尋常じゃないので、日差しが入ってこない方が快適ですし、窓が少ないと、断熱性能がアップして、エアコンの効きもよくなりますから。
そう。この土地は、もしかすると、「一般的には」好ましくない土地かも。
でも。このお客様にとっては、とてもいい、最善の土地だったわけです。
どんな暮らしをしたいのか。それがわからないと、最善が見えないんです。
おっと。長くなったので明日へ。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
このたびは、色々とお世話になりました。息子の結婚を期に、これからの住まい方を考えておりました時に、中里さんのサイトにめぐり合えまして、助かりました。...
お仕事を依頼した建築家: 株式会社白砂孝洋建築設計事務所...
建築家依頼サービスを利用させて頂いたKと申します。I-0224、断熱性と気密性の高い家(千葉県)を依頼しました。紹介して頂いた、...