建て主様が生まれ育った住宅の建替え計画です。立派な赤松を残した計画をする強いご要望から建物配置やアプローチ位置、窓の位置などが決まりました。
独立した子供たちが帰省した時の部屋を確保、高断熱、高耐震、賃貸併用による収入の安定など
建物性能とデザインを共に高める家づくり
前面道路からの視線を気にすることなく赤松の存在をそれとなく認識できるプラン。制振装置を組み込み耐震性への不安を払拭しました。各住宅設備機器は何度もショールームへ足を運んで納得いく仕様を選定しました。また防犯面の心配から防犯カメラと録画装置なども導入しています。
とても落ち着く空間で、時間がゆったりと流れるような印象です。
昨日も、すごくいい天気でした。
が。。
昼間は30度を超える夏日。。
現場は、大変な暑さになっていました。
ただ。
この季節は、気温は暑いのですが、風が爽快なので、
日影にいると、涼めるのがいいところですね。
昨日は、とある家創りの現場へ。
こちらの現場では、ちょうど鉄筋が組みあがったところ。
ということで、その鉄筋の太さやピッチが
設計通り(構造計算通り)入っているのかを検査してきました。
(配筋検査といいます)
あまり見慣れていない方が多いと思いますので、
その良さがわからないと思うのですが、
この基礎屋さんは、とてもうまい。
規則正しく、均等に、しっかりと鉄筋が入っています。
鉄筋同士もしっかり緊結されていて、ぐらつきもありませんでした。
しかも。
床の鉄筋が下がってしまわないようにコンクリートの塊を
設置するのですが、それすらもきれいに配置されています。
(ブロックみたいな白い塊のことです)
鉄器のの下面には、防湿目的で、ビニル製のシートを
貼るのですが、その接手に、しっかりテープが貼ってあるのも
大事なポイントだったりします。
もっともっと細かなポイントもあるのですが、
マニアックすぎるので割愛しますが。。
ある意味、鉄筋は、必要な太さが必要な本数入っていれば
強度上は、大きく問題になりません。
ここまできれいに設置されていると、
コンクリートが隙間まで入っていきやすいので、
結果、しっかりとした基礎が出来上がりますよね。
いろんな基礎工事を見てきたのでわかりますが、
ほんと、仕上がりは、千差万別なので、
しっかりと建築家に検査してもらってくださいね。
そうそう。こちらの基礎。
頑丈そうですよね。
鉄骨造の基礎みたいなんですが、
木造ですよ(笑)
構造計算すると、こういった梁が必要な個所があったりします。
よくこちらでご紹介しますが。。
構造計算って結構大事。
構造計算しているのか。
簡易計算程度なのか。
で、耐震性能は、明らかに違ってきますので。
60代御夫妻のための終の棲家です。身体的な負担を減らすユニバーサルな設計を中心に据えながらも、第二の人生のはじまりの記念碑として、白くモダンなデザインを求められました。「若さとは自分の心に宿るもの」御夫妻の力強い言葉と、これからも前向きに人生を楽しもうとする姿勢に感銘を受けた仕事です。この考え方は誰にでも当てはまるものではないかわりに、住まい手の生き方によって実現した住宅と言えるかもしれません。
湘南の空に映える、白い箱のような家に住んでみたい。はじめてお目にかかったときにいただいたリクエストです。便利なだけではつまらない、自分が美しいと思える空間に住むことが希望。こどもたちがいたときはそれなりに住みやすい家でよかったが、60を迎えての家づくりはこの先の人生を楽しむための家にしたい。年寄りじみたバリアフリー然とした家は好まない。
家づくりのリクエストをお聞きして、正直お引き受けしてよいものか戸惑いもありました。しかしよくよくお話を聞いてみると、デザイン優先で実際の使い勝手を犠牲にすることではなく、家としての性能や快適性、使いやすさ、居心地のよさ、バリアフリーに見えない家だけれどしっかり工夫がしてあることなど、当たり前のことはきちんと設計し、デザインとのバランスをしっかりとりながら取り組んでほしい、という施主の言葉にお応えしたいと思いました。
外観は白くモダンなデザインですが、内部の階段は幅を広くとり、段数を増やし、とても登りやすい緩やかな階段にしました。手すりは細くても強度が出るステンレスを使用し、階段としての美しさを損なわないように工夫をしました。また、玄関やトイレなど、今後必要になる手すりを設けましたが、床から天井まで1本物でデザインし「手すり感」を消しています。玄関や廊下なども広くとり、車椅子でもゆったり回転できるスペースを確保すすとともに、普段は「ラウンジ」として使えるようにしました。また各部には隠れた収納を多く配置し、物がしまえてスッキリと見えるようなインテリア計画を行いました。照明は間接照明としながら、年齢による視覚の変化を考慮した照度、色温度で設計しています。
約3坪のエントランス空間は単に2世帯の住居をつなぐだけではなく庭と連続した作りとなるため、家族の様々なアクティビティを誘発します。週末には散髪室になったり、雨の日は子供たちの遊び場になったりします。
2世帯住宅の計画には世帯間のプライバシーや距離感について気にしていました。また、家族構成の変化に対して柔軟に対応できる住居を求められました。
将来的に変化していく家族構成に対して、柔軟に生活できるように、親世帯と子世帯の住居を入れ替える事のできる様にあえて2世帯の居住面積に偏りを持たせました。また、亜熱帯地域の沖縄で通風を確保するために、各室の壁は天井まで仕切らずにして通しの良い住居としました。
スキップフロアをスロープでつないだ丘の家。
勤務地に近いマンションにお住まいの子育て世代のご夫婦から、「週末をすごす家を建てたい」とご依頼をうけました。
HPをみて連絡を頂きました。「海の見える」条件にあった土地を探すのに、とことん付き合ったから?でしょうか(笑)
海の波音と山の風音が聞こえる、なだらかにつながる丘のような週末住宅です。一階は丘の地中のように光を抑え素地を生かし、二階は光を取り入れ白い空間に仕上げています。丘のようになだらかに流れる二階の床地は、海・山・空を眺めるための役割をもった場所です。 週末住宅なので設備は必要最低限にして予算を抑える事が出来ました。
眺めもよく気に入っています。
潮風に強い無垢材の外壁。
1階の土間。
収納や設備機器を合板の箱におさめています。
階段から2階を見上げたところ。1階とは対照的に白く明るい内装に。
2階のリビング。正面はシンプルなキッチン。
2階リビングは海の見える「海の間」
キッチン
2.5階の和室は、山が見える「山の間」
屋上からは、海も山もみえます。
お世話になります。
三方向を擁壁に囲まれた土地の中古アパートの購入を検討しております。擁壁について調べているうちに、このサイトを見つけました。書き込みは公開されるようですので、詳しくはメールをいただきましてからご相談いたします。
よろしくお願いします。
建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
ビルトインガレージのある家を建てると、車好き・バイク好きの人にとっては常に車やバイクが身近な存在になります。 ビルトインガレージについて中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾さんに伺いました。
車やバイク等の駐車・格納スペースを建物内の一部に取り込み、シャッターやオーバードア等を設置して室内化したガレージ(車庫)の事です。
特別なきっかけがある訳ではありません。建て主さんからのご要望により、こちらで手掛ける住宅においてその割合が近年非常に増えてきているものです。
東京では車を持たない人が増えてきていることからすると、それとは逆行する傾向ですが、より利便性の高い家に住みたいとか、狭い敷地に駐車スペースを設けたいというニーズが増えてきていることが主な要因かと思っています。
ご参考までに、あくまで私の事務所で手掛けた住宅の実績に限定しての話ですが、これまで手がけた住宅においてビルトインガレージを設けた住宅は約30%、その大半はこの12年位の間に集中しています。
まずメリットに関しては、
といったことが挙げられます。
一方、デメリットとしては、
まず第一には玄関との関係性です。玄関やアプローチの雰囲気を壊さず、利便性の高いつながりを持たせることは毎回重視していることのひとつです。
次は、キッチンや食品庫等との関係性です。買い物等、玄関に持ち込むよりもいわゆる勝手口から運び込んだ方が良い場合も多いものです。上記の双方を両立できるケースもあれば、片方だけの時もありますが、ビルトインガレージを計画する上で最も時間をかけて検討すべきはこの機能的な動線計画とプランニングだと思っています。
話は逸れますが、私の事務所の設計作業の部屋はかつてビルトインガレージであった場所を改装して使用しています。住宅は時の経過と共に求められるニーズが変わっていくもので、家族構成も変わることがあります。
私のようにガレージを仕事場にするケースもあれば、その他の居室にしたりすることもあるかと思います。家へのニーズが変わった時に、まず手をつけやすいのがガレージでもあります。
ガレージ新設の計画時にはなかなかそこまでは考えることは少ないでしょうが、家の中の第3の部屋として、さまざまな可能性を考慮しておくこともガレージを造る際には必要だと思っています。
これまで手掛けたビルトインガレージ(1台用)の内法寸法としては、間口は2.6~4.3m、奥行きは4.6~6.7mと、家によってかなり差があります。この寸法は棚等を除いた車用のスペースの寸法ですが、想定する車種やガレージに対するご希望、その他の条件によるものです。
標準的な乗用車1台用のガレージとしては、2.6m×5.2mは確保する必要があると考えています。
電動シャッターを使用することが最も多く、防火仕様とするか否かは法的な条件次第です。防火仕様の場合、意匠的に非常に限定されたデザイン(色)の物しかないのに毎回悩まされています。
電動のオーバードアを使用するケースもありますが、この場合は室内の照明計画が難しくなったりと、ベストといえるスタイルや定番といえる形式がないため、毎回ご要望や諸条件により検討、打合せをしながら決めています。
ビルトインガレージは壁で囲まれて屋根もありますので、建築基準法上、建築物として扱われます。一般的な造り方の場合は建築面積に算入する必要があり、建ぺい率の制約を受けるもので、緩和規定はありません。
傾斜地等に建つ住宅等で、ガレージが地下階であれば建ぺい率の制限は受けません。戸建ての敷地内なら、自由に駐車場やガレージを造ることが出来ると思っている方もおられますが、建ぺい率の点では制約が多いものです。
自動車用車庫については、建築基準法上、その面積が延べ床面積の1/5までは床面積に含めなくてもよいとされています。また地下に設ける場合は、容積率上も延べ床面積の1/3までは、地下の面積は算入しなくてもよいとされています。
主要構造が木造かRC造か、或いは鉄骨造かで価格は変わってきます。
また、平屋のガレージか、2階建てや3階建ての住宅の1階に設けるのか、或いは地下階に設けるのか。これらによって建築に関わるコストは大きく変わってきます。また、遮音や断熱、シャッター等の仕様をどの程度のグレードにするかによってもコストに影響します。
通常、木造2階建て住宅の1階部分に設けるのであれば50~60万円/坪で、RC造の地下階であれば100万円/坪はかかるものとなります。
ビルトインガレージの固定資産税の評価額は、居室よりも低くなりますが、基本的にはかかります。ガレージの大きさや自治体ごとに定められている規定によって、固定資産税の金額はさまざまのようです。評価員によっても変わることがあるようにも思っています。
また、ガレージの入口に電動シャッターがついている場合、ぜいたくな設備として固定資産税の評価対象となるケースもあるようです。しかし建物全体から見ればその割合は大きくはないですし、何台も置く大きなガレージでなければ、年間で数千円から数万円といわれていますのですので、そのメリットからはあまり気にしなくても良いものと思っています。
もちろん可能です。
ローコストの賃貸住宅は経験がなく難しいと思いますが、中~高級賃貸住宅であれば対応可能です。
ガレージに限定してお話をさせて頂きます。この家のガレージは、大型の乗用車と自転車2台を置き、外部で使用する用具類や冬タイヤ等、収納スペースを充分に設けることが建て主の方から受けたご要望でした。
ガレージは2階建ての住居部分とつながってはいますが、道路と住居の間に平屋のガレージとして計画したものです。道路に面しては低層の建物としたかった事、エンジン音や振動、臭気等を住まいの部分に入れたくなかった事が主な理由です。
プランとしては、分離型の2世帯住宅にあって双方の世帯からこのガレージを使用できるようにした事、ガレージから北庭に通り抜けができるようにした事が大きな特徴です。また変形した敷地形状に合わせて、道路に面する間口を広くとった台形状のガレージです。これにより道路に出る際の死角も少なくなるようになっています。
ガレージの有効間口は道路側が4.9mで奥は2.8m、奥行きは6.7mとこれまで手掛けたガレージの中では最も広いスペースのガレージで、ガレージ内に設けた壁面収納棚は間口3.7m、奥行き60センチという大きなものです。
木造のガレージですが、内壁は外壁と同様にモルタル塗の上ウレタン塗装とすることで火や水、衝撃にも強い仕上材、天井は不燃材、床は摩耗や油に強い駐車場専用の塗床仕上げとしています。壁や屋根の断熱は、居室と同じ仕様です。
また、ビルトインガレージは窓の少ない薄暗い場所になりがちですが、南北に窓を設けることで明るく自然な換気が可能なスペースとしました。
周囲のオフィスビルや道路からの視線等からプライバシーが守られる家とするため、外部には閉じて、中庭に開く家としました。中庭は光を採り入れ、各室の自然な通気をはかると同時に、上下階の各室の気配を感じることができるようにも意図したものです。
「2世帯のより良い関係性を築くことができる家」「家族それぞれがゆったりと自分の時間を過ごせる家」「機能性や耐久性の高いしっかりとした家」「明るく風通しの良い家」「ワンランク上の性能を有する家」
この住宅は、仕事を引退されたご夫妻が、愛犬と共に郊外の住宅地に移住してゆったりと暮らすための住まいです。
比較的広い敷地であったことから、愛犬を放す庭を可能な限り大きく残しながらも、1階に生活の場の大半を設けた住宅です。
杉並区善福寺の住宅地に建つ木造2階建ての2世帯住宅です。もともと広い庭のある敷地に建っていた昭和初期の建物の建て替えです。1階はご両親の住まいで2階は子世帯という、2世帯住宅としてはオーソドックスといえる構成の住まいです。
練馬区大泉学園の住宅地に建つ家です。南と西側が道路に面する陽当たりの良い敷地にこれまでよりもゆったりと過ごせる家が求められた住まいです。1階はリビングダイニング、キッチン、食品庫、洗面・トイレとガレージ、
連日、いろんな家創りに関わらぜ手いただいて
ほんと嬉しいし、ありがたいですね。
昨日も、とある家創りの打合せへ。
こちらの家創りでは、間取の方向性が
概ね確定したところ。
昨日は、外観デザインのご提案からスタート。
外観のイメージパースを提示しながら、
現在、どんな見た目になっているのかを共有しました。
間取もユニークなのですが、外観も自然とユニーク。
あまり見かけないデザインとなりそうです。
ワクワクしますね、
その後、窓の開き勝手や大きさ、内部のドア等の確認。
一通り説明差し上げたので、これらは、次回までの宿題です。
こんな風に、毎回打ち合わせの時に宿題が出ます、
宿題といっても、内容としては、とても楽しいので、
ご家族でしっかりと検討していただけます。
その積み重ねると、自然と家が出来上がります。
そう。家創りって、楽しいんですよね。
せっかくの機会なので、ぜひぜひ楽しんでみてください。
午後は、間もなく竣工する家のお客様とショールームへ。
カーテン類のセレクトが主目的です。
どんな種類があるのか。
どんな風にセレクトするとスムーズなのか。
いろいろあるカタチで、何が違うのか。
等々
ショールームの方に案内していただく前に
一通り説明差し上げました。
そのおかげもあってか、
とってもスムーズにドレープ+レースを決めていただけました。
家創りのいろんなことにもご一緒して、
サポートさせていただいます。
写真右手の大きなガラス窓から北側の竹林が風になびく様子が見える。ガラス窓には電動のブラインドが組み込まれていて陽射しを容易にコントロールできる。カウンターの背後にキッチンがある。奥は和室で、引戸で区切ることも出来る。写真左手は中庭。
老後を静かでかつ便利な土地で過ごしたい。どうやって土地を探せばいいか、家づくりをどのように進めたらよいか分からない。
条件に合う土地を探してくれ、一緒にいくつか見て回るうちに、話しやすく何でも相談出来たから。不動産屋さんとの交渉の中でも、不安に思うことや困ったことに対して助言してもらえたのが心強かった。
近隣との距離を取りつつ、閉鎖的になり過ぎないこと、庭いじりがお好きなこと、ご年配であること、などを考慮して平屋で中庭を囲むような配置を提案した。道路に面した車庫がデザインを特徴づけている。
明るくて、家の中から空を見ているとゆったりとした気持ちになれる。バリアフリーの生活は楽で、ストレスなく生活できる。ご近所の方ともよい付き合いができるようになった。
駐車スペースから中庭を見たところ。奥に広縁とダイニングキッチン。
建具を開放した様子。広縁があるため、夏場はダイニングキッチンへ直射光が入りにくい。
ダイニングキッチンから北側を見る。竹林に接しているため、大開口であっても周りから覗かれることが無い。家の中に居ながら季節の移ろいを感じることが出来る。
車いす対応のトイレ。個室からも直接出入りできる。
玄関付近。右手は玄関収納。正面は広縁。玄関もバリアフリー。床は車いす使用にも耐えられるフローリング。壁は薄塗り漆喰壁。
脱衣室。車いすで利用できる洗面カウンター。
道路側外観。道路に面して広い駐車スペースが設けられている。通りに対して閉鎖的にならないよう、ステンレスのカーテンレールで緩やかに区切られている。
駐車スペース。三角の壁が道路に沿った大開口を実現するための耐力壁になっている。
駐車スペース。右手の道路側、左手の中庭側にそれぞれステンレスカーテンが吊るされている。二重のカーテンによって道路からの視線を柔らかく遮っている。
夜景。駐車スペースから中庭を見る。中庭の奥に広縁・ダイニングキッチンがある。建物の庇によって四角く切り取られた空が美しい。
リビング。畳のスペースとフローリングのスペースをロールスクリーンで簡易に区切ることが出来る。高い山に接していて日照時間の短い土地であるが、ハイサイドライトで効果的に採光している。通風も良く、夏はほとんどエアコンを使わないとか。
実家の農家で、両親の住む母屋(オモヤ)に接して住むにあたり、既存建物を改築するべきか、建替えるべきか、予算内に収まるか、市街化調整区域で建築可能か、等疑問点がたくさんある。ハウスメーカーや地元工務店にも相談したが、希望する家が実現出来るか不安。
疑問点について、いろんな事例を示しながら分かりやすく説明してくれた。似たような条件で好みのテイストで建てられた実績があった。
設計の方針を固めるまでにかなりの時間をかけた。離れの改築、建替え、母屋の一部増築等いくつかのプランと費用、手続きにかかる時間等を提示するなど、常にいろんな選択肢を用意するよう心掛けた。親世帯と子世帯が隣接していても気兼ねなく暮らせるような距離感を確保すること、農村風景に馴染みながらも、若い家族の新しい暮らしにふさわしいような空間をつくること、を重視して設計した。
予算に限りがあったので心配していたが、理想的な家が出来て大満足。こだわりのある部分を実現するために、設備機器の施主支給やDIY(塗装)等を提案していただき、しんどくもあったけれど、よい思い出となり、家に対する愛着も湧いてきた。
南側外観。東端の建物が建て替えた離れ。伝統的で重厚な既存建物と馴染ませつつ、新しい要素を加えている。東端の白いキューブは2階寝室。
夜景。集落入口の三差路に接しているため、プライバシーに配慮して開口は抑え、落ち着いた外観としている。採光は道路から見えないハイサイドライトにより確保している。
玄関。限られたスペースの中でも広がりを感じられるようデザインした。フルハイトの玄関収納、靴を履くときのためのベンチを設けている。
子どもの様子を見ながらキッチンで作業できる。扉を閉めればキッチンを隠すことも出来る。左端の扉の奥は子ども部屋。右の扉を開けると2階へ上がる階段、右端の扉を開けると洗面やトイレへつながる。上部の扉の奥には屋根裏収納がある。
道路から見える屋根の裏側はルーフバルコニーになっていて、季節によって色が変わる里山や棚田が見渡せる。このバルコニーは道路からは見えず、見晴らしがよいのに、プライバシーの高い空間となっている。
リビングからつながるウッドデッキ。格子で覆われていて、道路とリビングの間の緩衝帯となっている。一部は、洗濯物干し場として利用されている。
洗面脱衣室。ローコストなオリジナル洗面台。塗装は施主DIY。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
お仕事を依頼した建築家: 佐野修 建築家相談依頼サービスに投稿する前にどんなことで悩んでいましたか?:...
こちらのサイトに登録なさっていらした設計士様からご連絡をいただき、依頼を受けていただけることになりました。最初の連絡には、こちらのサイトの管理者の方もご確認いただいていましたので...
今回予想以上の4人の方からコメントいただきまして、驚いております。昨日二人の方に現地でお会いして、どちらも魅力のあるアイデアを出していただき、とりあえず、...