S-0536、南側に面した幅10Mの家（岐阜県）

はじめまして。
　
10メートル幅の平屋のイメージを表現って難しいですね。。。
約五間半ですので、横に8畳間、8畳間、6畳間と並びます。
計画されている住まいの広さによりますが、東西に長くなる平面であれば採光面では良くなりそうです。
採光も眺望も周辺環境に左右されますが、平屋とのことですので開口率は上げられます。
　
庭と一体の家、シンプルな家、大きな連窓の家、サンルームのある家、和の家などいろいろな選択肢がありますので、眺望さまにとってコレ！という理想がみつかると良いかと思います。

８畳間で約3.6m×3.6m、６畳間で約2.7m×3.6mになりますから、１０ｍだと、８畳間、８畳間、６畳間を横にならべることができます。
私のおばあちゃん家（京都の丹後地方）のイメージだと西側に道路があって、そこから家の南側に家と並行して車の通り道があり、東側のドン突きに車庫がありました。
建物は西から４畳半（家の中が土間になっているので、この四畳半は離れ的な部屋でした。）、その隣が便所、玄関、そして６畳間、８畳間の座敷がありました。
玄関土間を入ると、東側が６畳間と８畳間の座敷で、西側（便所の北側）に土間がつながっていて、西の４畳半間につながります。４畳半間の北側はお風呂になっていて。4畳半間とお風呂の前には板の間の小上がりがありました。そして土間の北側が台所で、台所の東側は3畳程度の板の間になっていて、この板の間と6畳の座敷が玄関土間の北側でつながっています。
6畳と8畳の座敷の南側は縁側になっていて、縁側と座敷の境が障子、縁側と外との境がガラス戸、雨戸になっていました。屋根裏に物置がありましたが、平屋でした。
測ったことはありませんが、計算すると南に面して間口が１０ｍくらいになります。

私たち家族がおばあちゃん家に行くと、8畳間の座敷で寝ていました（多分客間だったのだろうと思います。）。夏は雨戸を閉めないで、寝るので、寝るときは8畳間に蚊帳を設えて、その中で寝ていました。朝、障子一面が真っ白に輝くのがいまだに忘れられない光景です。
家の南側には車の通り道があって、さらにその南側には畑がありました。夏には縁側に腰かけて、畑を眺めながらすいかを食べるのが最高の楽しみでした。