S-0550、耐力壁や床材に開口部を設ける際の補強について(福島県)
S-0550、耐力壁や床材に開口部を設ける際の補強について(福島県)
新築を検討中です。
建物は総二階建て、木造、許容応力度設計による耐震等級3を設計して頂きました。
また、一種換気、エアコンによる冷暖房を計画しています。
建物外壁は面材耐力壁(片面、9mm)で覆い(内部には筋交い有り)、床は根太レスとしています。
ご相談ございましたのは、
①エアコン、換気扇等の配管を施工する際に、耐力壁や床材に開口部を設ける必要がありますが、補強の有無の判断や、補強する場合の方法についてご教授お願いできませんでしょうか?
②当方の仕様では壁に最大150mmの開口が必要らしいのですが、補強は必要でしょうか?
私が調べた限りですが、耐力壁については
木造軸組工法の許容応力度設計に、
・穴径が、12t(t:面材耐力壁の厚さ)以下かつ、L/6以下なら補強不要
・L/2 (910/2=455)までの場合、4周補強+釘打ち
と記載がありました。
個人的には面材耐力壁が9mmのため補強が必要ではないかと考えていました。
③床材について上記のような基準等ありましたらご教授お願い致します。
私が調べた範囲では見つける事ができませんでした。
ただ、地震時の水平力に対して床材はせん断力を受けると思われるため、一定規模以上の開口部は弱点になるのではないかと不安でした。
基準等がなければ、開口部を直線上や集約せずなるべくバラバラに配置する、支点(横架材付近)を避ける等、配慮すべき事項がありましたらご教授お願い致します。
お手数お掛け致しますがよろしくお願い致します。
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コメント
がんちゃん 様
はじめまして、福岡市中央区にて設計・監理を行っている
株式会社松岡建築設計事務所の松岡と申します。
木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の住宅、アパート、マンション、老人ホーム、幼稚園、倉庫、工場、工作物、堀車庫、擁壁まで、新築はもちろん増改築まで幅広く設計しております。
今回のご相談に関しては下記により判断出来ます。
①構造計算書ありますか。なければ構造計算が必要です。
開口部分の応力状態を確認し、開口補強必要か必要ないかを判断します。
床材の開口補強も同じく構造計算により判断します。
以上、ご検討下さい。
〒810-0014福岡市中央区平尾5丁目18-10
株式会社 松岡建築設計事務所
代表取締役 一級建築士 松岡 耕輔
TEL:092-526-3003 FAX:092-526-3005
E-mail:m-cad@mbp.nifty.com
がんちゃん様
はじめまして。
千葉県船橋市で設計監理をしております
葵建築設計一級建築士事務所の椿と申します。
事務所を開設する以前は7年ほど東京都江戸川区で耐震診断、改修の設計監理をしておりました。
法規としてはなかなかでてきませんが、こちらのHPに詳しく出ております。
http://www.house-support.net/kekkan/kesson_panel.htm
ご参照ください。
実務の経験から補足しますと、耐力壁の場合、100㎜角程度の開口から四周に補強をするようにしています。
床については、小さくても水平後面としては欠損になりますので、構造計算にはその部分の剛性がないものとして計算しております。
ご参考になれば幸いです。
〒273-0024
千葉県船橋市海神町南1-1610-1-603
葵建築設計一級建築士事務所 椿 奈緒美
TEL:090-2435-1921
mail:nao27aug@gmail.com