S-389、壁式プレキャストコンクリート 新築に関する相談(神奈川県)
S-389、壁式プレキャストコンクリート 新築に関する相談(神奈川県)
投稿日時:
2012-12-05 10:48
現住所:
神奈川県
ご相談の内容:
ハウスメーカーさんと契約し、2階建てで構造や間取りを考えております。
そちらのメーカーさんでは3階建ての1F用にやや厚めのコンクリートパネルをお持ちなので、
私の2階建ての1F部分にその厚めのパネルを使用して欲しいと依頼しているのですが、
「認定を受けていない」とのことでお断り頂いております。
自分としても厚めのパネルの効用がどこまであるのか、
地盤の強さの関連で重たくしてよいものかどうかなどよくわからない部分もあるのですが、
一生に一度の高い買い物と考えると安易に妥協したくない気持ちが芽生え、
第三者のプロフェッショナルにご意見を伺いたい次第です。
そのハウスメーカーさんのことを一から疑ってかかっているわけではありませんが、
やはり疑問点は湧いてきてしまうので、
ハウスメーカーさん以外の専門家にご相談にのって頂きたく存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
コメント
はじめまして。
わたしも以前コンクリートプレハブメーカーに勤務しておりました。
2Fの1Fに厚い壁をしようする認定がとれていないということは、
公的機関もみとめないと いうことになりますよね
なので逆に使用しないほうが安心なのではありませんか。
メーカーは責任がありますからお客さまにとって一番良い物を
おすすめしているはずです。メーカーにとって厚い壁は高いから
売れたほうがいいはずです、でも勧めないとなると
お客様にとってマイナスになるからではありませんか?
ご安心してよいと思いますけど。
こんにちは。
ハウスメーカーのこうした「型式適合認定」工法の構造については、
そのメーカー独自の認定をとった工法と工場でつくられるやり方になりますので、
一般の建築士では、こうした構造について判断できることは正直なところ少ないのが現状です。
メーカーの型式適合認定の詳細は、基本的にクローズですので。
そのメーカーの方に納得の行く説明を求めていくしかないように思います。
例えばですが、以前ある相談から、不安等から第三者の建築士に現場調査を、という依頼で
伺ったことがありますが、
事前に問題点についての見解を文書で求めたところ、ちょっとした点でしたが、
資料の開示には消極的で、大変な時間を要しました。
はじめまして、質問におこたえします。
3階建ての1階用パネルを2階建ての1階に使うという事ですね。重量を無視すれば強くなると思いますね。
しかしながらそれで認定が取れていないと言うのでしたら使うことは出来ません。
認定というのは、基本的に、より強くなるはずだからと言っても、認定に書かれてないことは認めません。
馬鹿な話しですがそういう仕組みです。
標準より強くというお考えでしたら、設計事務所に頼んで満足出来るものを、設計なされるのが良いかと思います
はじめまして、アーキネットデザインの市川均と申します。
1階の壁を厚くしたいとのご希望ですが、これは耐震性の向上でしょうか、もしそうであるとすれば、理論的には壁を厚くする事は非常に有効です。ただし、認定工法の場合認定されていない仕様は、仮にメリットがあっても使用する事は出来ません。そこが認定工法のデメリットでもあります。
それと、私もRC造の場合基本は壁工法(現場打ですが)としていますが、その際に気をつけている事は、将来のリフォームの際に間取り変更がしやすいように内部の壁を少なくしています。理由は、RCの場合壁の撤去が困難な事、壁式工法(認定工法だとさらに)耐力壁の変更が出来ない事です。そうでないと、将来の家族の変化、生活の変化に対応しにくい家をなってしまいます。ご指摘の通り、家は非常に高価な買い物です。きちんとした専門家をパートナーに選ばれる事をお勧めします。
さらに、細かなアドバイスが必要な場合はメールください。
アーキネットデザイン 市川均
E-Mail:archi@js7.so-net.ne.jp
様々な住宅紛争処理やトラブル相談に関わってきた経験からお話しします。
ハウスメーカーに頼まれたのでしたら、設計担当者(もちろん営業マンではなく一級建築士)に、
納得がいくまで質問すべきです。
メーカーに頼んだ方で第三者監理などを頼む方がいらっしゃいますが、相手を信じられないのなら、
そもそも契約すべきではありません。
大手ハウスメーカーと契約した方が、「第三者監理」をしてほしいと来られました。
「おそらく、設計図を(あっても)あまり開示しないはずだから、無意味です」とお断りしました。
それでも、「配筋をなんとか見てほしい」と懇願されたので、「設計図があること」と
「(前もって検討するため)現場を見る1週間前までに図面をもらえること」を条件にして
(そうはならないと思いながら)引き受けました。
案の定、図面が届いたのは前日の夜。つまり、現場を外部の専門家に見させたくないのです。
準備はほとんどできずに現場に来ている。しかし、費用は費やした時間に応じて頂くので、短時間ですませたい。
とてもストレスがある気分のよくない仕事でした。
プレファブメーカーが図面をあまり建築主に渡さないのは、ノウハウを隠すことともう一つ
トラブルが起きた時の「証拠」になることを恐れているからのようです。
契約した相手を信じないのは不幸なことです。
建築士と十分な打合せをくり返し、数十枚の設計図を描き、それをもとに見積もった数十頁の見積り内訳書
を確認して契約なさったのではありませんか。
あとは、工事中の現場に十分関心をもち、疑問があればどんどん質問していけば(当然の権利です)、
あまり大きな問題は起きないはずです。
つやんつやん様からコメントをいただきました。
相談を終了します。
「壁式プレキャストコンクリートの新築に関する相談をお願いし、
納得いくまでハウスメーカーさんと話し合うことをアドバイス頂きました。
おかげさまで、疑問を解決することができ、
さらに信頼感を深めることができました。」