大正時代の看板建築に現代の建築を融合した和菓子店・守山登建築研究所 守山 登さん
店舗の外観はその敷地、その通りに馴染ませつつ、他店との差別化も考えていくことが大事です。
和菓子店について守山登建築研究所 守山 登さんに伺いました。
和菓子店の外観で注意している点があれば教えてください
和菓子店だから和風の外観という流れになりやすいのですが、今回は、同じ通りに歴史的建造物を利用した和菓子店が当時あり、和風ではない建物を施主も望みました。
通りは大正浪漫夢通りという川越の観光地で、大正時代をテーマにしたまちづくりを行っている所でしたので、大正時代の看板建築に現代の建築を融合した提案をさせて頂きました。
和菓子店の外観だからではなく、その敷地、その通りに馴染ませつつ、他店との差別化も考えていくことが大事だと思います。
和菓子店の間取りで注意している点があれば教えてください
敷地は、いわゆるウナギの寝床といわれる間口が狭く奥に細長い敷地でした。
和菓子店と住宅の為のルートの確保、今後数十年後の建物の利用形態を想定したプランニングになっています。
和菓子店の内装で注意している点があれば教えてください
外観の話と少しリンクするのですが、施主からの希望は外観が和風ではなかったので、内部で格天井などを取り入れたいというご希望がありました。
格天井を45度回転させてボールト状に変換した提案をさせて頂きました。
どういう商品を売るのか?
その商品がいきるのはどんな空間かを考えます。
また、末永く使える空間にしたいと思っています。
ISEYAの設計で工夫した点を教えてください
大正浪漫をテーマとしてまちづくりを進めている商店街だったので、通りの景観に馴染み、これが出来る事で更に町に貢献できるように考えました。
また、屋根部分では、無垢の木材をボールト状に組む構造を採用し、通りからも見える様にしています。
観光客が興味を持ち、あれはどうなっているの?
とお客様との会話の糸口が生まれればとも考えています。
ISEYAは新築ですが、和菓子店のリフォームもやっていただけますか?
もちろんです。
当社のHPを見て頂ければ解ると思いますが、半分以上が改修です。
ISEYAは店舗併用住宅ということですが、住宅部分で工夫した点があれば教えてください
個人商店ですので、将来の商売の続け方も検討しました。跡継ぎが現状いない状態なので、将来的には貸店舗などとして貸せる様に計画しています。
間口が狭く奥に細長い敷地でもあり、住宅と商店へのアプローチが通り側からしか取れないなので、区画の仕方や、階段の位置や、賃貸するかもしれない部分(2階や3階の一部など)へのルートも含めて検討しました。
和菓子店を建てたい方にアドバイスがあればお願いします
丹精込めて作った食べ物を美味しく頂いていただくための空間を是非一緒に考えましょう。
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