鉄筋コンクリート・インタビュー・堺武治建築事務所 堺 武治
鉄筋コンクリート造は耐震性も高く、台風などがきても気にせず暮らすことができます。
鉄筋コンクリート造について堺武治建築事務所 堺 武治さんに伺いました。
貴社が鉄筋コンクリート造を手がけるようになったきっかけがありましたら教えて下さい。
独立する前に勤務していた設計事務所では、鉄筋コンクリート造や鉄骨造も数多く設計していて、特に鉄筋コンクリート造は得意な構造でした。
友人から住宅の設計を依頼され、鉄筋コンクリート造が希望だったことから住宅でも鉄筋コンクリート造の設計を手掛けるようになりました。
鉄筋コンクリート造のメリット・デメリットを教えて下さい
メリットは、なんと言っても耐震性だと思います。台風が来ても何も気にせず暮らしていけますから!
それから、無柱空間を広く取れる点やキャンティレバーで持ち出し構造が出来る点などで、設計の自由度がかなり高い事でしょうか!
デメリットは、木造に比べて価格が高いことです。
耐用年数も長いので価格に見合う価値は十分あると思いますが、住宅にしてはコストは高いですね。
そして、建てた時に高いだけでなく、建てた後も税金が高いです。
評価が高いので仕方ないのですが、耐用年数が長い分減価償却が少ないので、なかなか税金が下がっていきません。
あとは、重量が重いので、地盤の悪い場所では地盤工事にお金が掛かる点でしょうか!
鉄筋コンクリート造の防音性能は木造と比べてどうなのでしょうか?
一般的には、鉄筋コンクリート造の方が優れていると思います。
しかし、窓の防音性能が低かったら、そこから音が漏れますのでコンクリート造であっても防音性は低くなります。
窓の防音はとても大切だということです。。
逆に木造でも、壁も窓もしっかり防音対策をすれば、かなりの防音効果は期待できると思います。
鉄筋コンクリート造の耐用年数はどれくらいなのでしょうか?
国税庁の減価償却資産では、耐用年数は47年と決まっています。
現実には、きちんとメンテナンスをすればもっと長持ちすると思います。
ただ、設備関係はそんなに長持ちしませんので、更新が必要になります。
鉄筋コンクリート造で注意する点があれば教えて下さい。
私が鉄筋コンクリート造を設計する場合は、外壁をコンクリート打放し仕上げにすることが多いのですが、その際気をつけるのは、どこを汚すかという点です。
建物は風雨にさらされますので、必ず汚れてきます。特に打放し仕上げの場合は顕著です。
そこで、雨水の流れをコントロールして、汚す場所と汚さない場所を明確にしています。
また、結露したり、カビが生えやすいとおっしゃる方がいますが、
通風や調湿、採光をコントロールすれば、快適な住宅になると思います。
鉄筋コンクリート造の家を建てたいと思っている方になにかアドバイスがありましたら教えて下さい。
コストが掛かりますので、資金の準備をお願いします^^
あとは、設計事例を参考にして、自分のイメージしている建物を設計していただけそうな設計士を選定されればいいと思います。
鉄筋コンクリート造で、ガレージを併設した住宅を新築したいのですが、何か気をつける点はありますか?
弊社で今まで設計した住宅の7割は、ガレージ併設の住宅です。
したがって、土地の状況やご家族のご要望を満たしたいろいろなガレージ付住宅を設計しています。
特に、鉄筋コンクリート造は広い空間が創れますので、ガレージに適していると思います。
気をつける点などは、お問合せいただければ、何でもお答えします。
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