暮らしのクオリティーを保つということ、
住まいが整える人生の時間。
それは、
豪華さや派手さを
求めることではありません。
むしろ、
日々の時間の流れを
丁寧に整えていくことだと、
私は考えています。
○関連blog見えている現実だけに囚われないために ― 視野を広げるという人生の思想について
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail762.html
朝、窓から差し込むやわらかな光。
季節の風が通り抜ける心地よい空気。
キッチンからリビングへと、
家族の気配が穏やかに伝わる距離感。
こうした何気ない環境の積み重ねが、
私たちの感情や思考に、
影響を与えています。
人の心は、
想像以上に環境の影響を受けています。
これは、
感覚的な話だけではありません。
環境心理学の分野でも、
住環境の質が人の思考や感情、
さらには行動にまで
影響することが知られています。
たとえば、
自然光が豊かに入る空間では、
心の安定や集中力が高まりやすい。
視線の抜けや広がりがある空間では、
心理的な余裕が生まれる。
家族の距離感が
適切に保たれた間取りでは、
人間関係のストレスが減る。
つまり、
住まいという環境は、
私たちの人生の質に
大きく関わり続けている存在なのです。
住まいとは、
人生の時間を整える環境であり、
暮らしの質を支える舞台であり、
人の感情を整える装置でもあります。
家づくりを考え始めると、
多くの方が最初に思い浮かべるのは
「間取り」や「広さ」、
あるいは「設備」かもしれません。
もちろん、それらも大切です。
けれど本当に大切なのは、
その空間の中で、
どのような時間が流れるのかという視点。
○関連blog住まいは、人と環境の関係を整える場所 ― 間取りや設計の前に考えたい暮らしの本質
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail754.html
朝、どのように一日が始まるのか?
家族がどこで顔を合わせるのか?
仕事から帰ってきたとき、
どこで心がほどけるのか?
そうした日常の
小さな場面を丁寧に想像しながら、
光や風、動線や視線の抜けを
設計していくこと。
それが、
暮らしのクオリティーを整える
住まいづくりだと考えています。
忙しい日常のなかでも、
ふと深呼吸できる場所があること。
静かな光が落ちるダイニングで、
一日の出来事を
ゆっくり話す時間があること。
リビングの窓から見える庭の緑が、
心を穏やかに整えてくれること。
そうした環境があるだけで、
人の思考や行動は少しずつ変わっていきます。
慌ただしい日々の中でも、
物事を丁寧に考える余白が生まれ、
家族との時間を
大切にしたいと思えるようになる。
住まいの環境が整うことで、
人生の過ごし方
そのものが変わっていくのです。
これは決して大げさな話ではありません。
このブログを読んでいる方も
普段の生活で、
そのような経験を
されているのではありませんか?
住環境とは、
人生の長い時間を過ごす場所であり、
私たちの価値観や感情を
形づくる環境だということです。
だからこそ、家づくりは
単に家をつくる行為ではありません。
暮らし方を見つめ直し、
人生の時間の流れを整える
行為でもあるのです。
どんな光の中で朝を迎えたいのか?
どんな空気の流れる場所で、
家族と過ごしたいのか?
どんな空間で、
自分らしい時間を取り戻したいのか?
その問いに丁寧に向き合うことが、
住まいづくりの本質なのだと思います。
暮らしのクオリティーを保つということ。
特別なものを手に入れることではなく、
日常を丁寧に整えていくこと。
住まいづくりの時間は、
人生の環境を整える
設計時間だと考えています。
やまぐち建築設計室では、
間取りや設備の前に、
まずは「住まい手さんの人生観」から
「暮らしの質」を考えます。
光や風、距離感や視線の抜け。
環境心理学の視点を取り入れながら、
日々の時間が穏やかに流れる住まいを、
丁寧に設計していきます。
住まいは、人生の器です。
その器の質が、
日々の時間の質を
支えていくのだと考えています。
少し立ち止まって
家造りについて考えてみたい
そんな方の目に、
そっと届けば幸いです。
○関連blog間取りを描く前に考えておくべき、住まい手の人生と暮らしを整える家づくりの考え方
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail752.html
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住まいの設計、デザインのご相談はホームページのお問合わせから気軽にご連絡ください------------‐-----------------------------
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先日、ジャズのセッションに行ってきたみーくん@建築家紹介センター(64歳)です。
3曲、演奏したのですが、3曲目で結構、失敗をしました。最近ではセッションに慣れてきたみたいで、失敗も気にならなくなって来ました。
3月ももうすぐなかばですね。
もうすぐ、春休みのシーズンですね。 「外出したら風邪をひいた(T_T)・・・」 とならないように外出後は手洗い・うがいを忘れないようにしてくださいね
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■建築家紹介センター通信 2026-03-09
【家の設計のみを建築家に依頼したいあなたへ】
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ハウスメーカーや工務店などでも家の設計をしています。しかし、ハウスメーカーや工務店は設計施工を一括で受注するのが一般的なので設計だけの依頼は引き受けていただけないと思います。
またハウスメーカーの設計は自社の商品化住宅を建てることを前提としているため、ハウスメーカーの図面を他社に持っていっても建てることはできません。 設計だけを依頼したい方は建築家……続きはこちら↓
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▼I-5235、既存建物の用途変更の依頼(京都府在住・建物は兵庫県)┗ https://kentikusi.jp/dr/node/31658?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
▼I-5234、車2台サイズのカーポートを設置したい(千葉県)┗ https://kentikusi.jp/dr/node/31657?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
建築家に相談依頼したい内容を投稿すると当サイトの建築家から返信をもらうことができます。詳しくは下記をご覧ください。
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■当サイト会員建築家の設計事例
▼鳥小屋賃貸 東京都 感共ラボの森 森健一郎┗ https://kentikusi.jp/dr/node/19022?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
今回、紹介する設計事例は東京都の「鳥小屋賃貸」です。
依頼者は建物を建てる前は
「自宅建て替え後の収入の安定を考え賃貸併用住宅を建てたい……」
と悩んでいました。
そこで
「建物性能とデザインの融合していると感じたので……」
と感共ラボの森 森健一郎さんに依頼しました。
森さんは一般賃貸にはない特色を持たせることで競争力を維持できる賃貸併用住宅を建てました。
「賃貸室は2部屋つくりました。 それぞれの床面積は26m2(7.8坪)です。
賃貸室Aは鳥小屋のようなロフトを設けることで 26m2という面積でありながら 夫婦2人の生活も十分に可能な部屋としました。 また主な採光はトップライト2か所から取り入れており、 鳥小屋ロフトの中も自然採光を得られる設計となっています。
賃貸室Bは大容量の壁収納と内部表し梁が特色です。 2本の梁にカーテンやロールカーテンや設けることにより 部屋を3分割して別々の用途として使用することができます。 こちらの部屋も2か所の天窓を設けているので、 部屋を分割してもそれぞれの区画は自然採光で十分明るいです」
と言っています。
依頼者には
「唯一無二といえる特色により貸借人もすぐに決まり安堵しています」
と言っていただきました。
賃貸住宅を建てたい方はぜひ建築家相談依頼サービスをご利用ください。
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▼2026.03.28 生き方から考える住宅相談会 神奈川県 2026年03月28日 11:00┗ https://kentikusi.jp/dr/node/31624?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
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分離発注方式で一級建築士事務所と契約し、平屋の住居を新築中でしたが、途中で設計者がいなくなり、完了報告と変更手続きができず、適任者を探しています。確認申請許可後に変更が発生した箇所が数箇所あります。図面は紙版のみで、CADデータはありません。現状を検査した上で、完了検査まで依頼することは可能でしょうか。今現在の状況は、フローリングの施工が終わったところです。完成は4月から5月頃になるかと思います。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
■相談・依頼内容設計可能なのかを含めて、設計を依頼したい。 ■建設予定地東京都23区 ■土地・テナントの所有・賃貸状況未購入、販売中 ■建物についての希望賃貸併用住宅(住宅ローン適用範囲内) 一階 1R or 1K x 1戸 + 駐車場 x1台(5ナンバーサイズ) 二階 1R or 1K x2戸 三階 2DK+書斎(仕事場パソコンデスク) 3階と駐車場は居住1-2階の 3戸は賃貸 ■ご予算逆に、いくら掛かるかを含めて相談、検討したい。 ■希望する地域東京都23区 ■建築家に相談・依頼したいと思った理由銀行と打合せをするのに、設計図や建築費用の概算が欲しいのと、実際この条件で家の建築が出来るのか知りたい。 ■その他・・・など) 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
家づくりの話し合いは、穏やかに進むときもあれば、
なぜかすれ違っていくときもあります。
同じ家を建てるはずなのに、同じ方向を向いているはずなのに、
言葉が、かみ合わなくなる。
理由は、意見の違いだけではありません。
多くの場合、話している“層”が違っています。
一人は、現実の話をしている。
予算や広さ、具体的な間取り。
もう一人は、感情の話をしている。
落ち着きたい。安心したい。誇らしく思いたい。
どちらも大切なのに、焦点がずれていると、
相手が理解してくれないように感じてしまう。
もうひとつの理由は、「守りたいもの」が違うこと。
将来の安心を守りたい人。
今の心地よさを守りたい人。
外からの評価を気にしている人。
家の中の関係性を気にしている人。
話し合いは、主張のぶつかり合いに見えることがありますが、
本当は、それぞれが何かを守ろうとしているだけ。
その背景に目を向けないまま、正しさで押し切ろうとすると、
溝は、静かに深くなります。
噛み合わなくなったとき、一度問い直してみる。
「この人は、 何を大切にしようとしているのだろう」
そこに気づくと、言葉のトーンが少し変わります。
間取りの話をしながら、本当は安心の話をしている。
予算の話をしながら、本当は将来への不安を語っている。
表面の言葉だけで受け取らないこと。
話し合いが噛み合わないのは、関係が悪いからではなく、
深いところで大切なものが動いているから。
家づくりは、空間を決める作業であると同時に、
価値観を少しずつ見せ合う時間でもあります。
すぐに結論を出さなくていい。
まずは、互いの背景を静かに聴く。
その姿勢が、止まりかけた対話をもう一度動かしてくれることがあります。
噛み合わない時間も、無駄ではありません。
そこにこそ、本当に大切な軸が隠れているのだと感じています。
▶ナイトウタカシ建築設計事務所の全プロジェクト一覧設計の世界観・悩み別サポート・テーマ別の住まいなど、すべての家づくりプロジェクトをこちらにまとめています。→ https://lit.link/ntaa
▶ご相談・ご質問はこちらから家づくりの不安やテーマづくりについて、気軽にお問い合わせください。→ 公式サイト(https://www.ntas.info/)
人生の浮き沈みと住まいという「器」の話
暮らしを整える建築という考え方。
人生には、
誰にでも浮き沈みがあります。
順調に物事が進む時期もあれば、
思うようにいかない時期もある。
仕事が忙しいときもあれば、
考える時間が訪れることもあります。
けれど、振り返ってみると、
その一つひとつの経験が
人の深さをつくっているのだと
感じることがありませんか?
建築という環境づくり、
建築家の仕事をしていると、
住まいづくりと人生には
どこか似ているところがあると
感じることがあります。
住まいは、
単なる建物ではありません。
そこには
家族の時間が流れ、
日々の暮らしが積み重なり、
人生のさまざまな出来事が
重なっていきます。
住まいだけに限らず、
店舗設計、商業施設設計、
事務所建築や
公共関連施設でもそうですが。
特に住宅は
嬉しい出来事があった日も、
少し落ち込んだ日も、
何でもない普通の日も、
すべての時間が、
住まいという場所の中で
積み重なって「人」の「在り方」を
形成していきます。
だからこそ私は、
住まいとは人生の時間を受け止める場
なのだと考えています。
空間は、人の心に影響するということ。
皆さんも「そんな体験や経験」が
あると思います。
居場所によって感情が異なる事。
cafeや図書館、美術館や
寺社仏閣・・・。
ホテルのラウンジやバー、
旅館や行きつけのお店、
自分が好きな空間、
居場所による心境の変化。
人は、環境によって
大きく影響を受けます。
勿論そこには「一緒に居る人」の
影響も含めて。
これは環境心理学の分野でも
よく知られていることです。
例えば、
・光の入り方
・空間の広がり
・素材の質感
・庭との関係
・視線の抜け方
こうした要素は、人の感情や思考に
その人の価値観の周辺で
落ち着く空間にいると、
自然と心が穏やかになる。
逆に、
雑然とした環境にいると、
知らず知らずのうちに
心も落ち着かなくなる。
場合によっては「生活そのもの」も
荒れてくるようなことも。
これは、多くの方が体験的に
感じていることではないでしょうか?
だからこそ住まいは、
人生にとって
とても大切な環境なんです。
家づくりとは、
人生を見つめ直す時間だということ。
家づくりのご相談をいただくとき、
多くの方が最初に考えるのは
「間取り」や「広さ」や
「設備」です。
もちろんそれらも
暮らしのかんきょうにとって
大切な要素です。
その前にある「問い」だと考えています。
どんな暮らしを送るのか?
将来の自分たちがどうなのか?
という「問い」です。
どんな時間を大切にしたいのか?
家族とは
どんな距離感で過ごしたいのか。
家で過ごす時間は
どんな空気であってほしいのか?
そうした問いに向き合うことは、
実は人生を見つめ直す時間
でもあります。
住まいの形は、
その「問い」から見えてくるものです。
○関連blog家づくりの本質とは何か|価値観を整え、人生を見直す設計という付加価値
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail758.html
静けさのある住まい・・・・・。
良い住まいには
共通点があります。
派手さではありません、
静けさです。
静けさのある空間には、
人の心を落ち着かせる力があります。
忙しい日常の中で、
家に帰ったときに
ふっと肩の力が抜ける。
そんな住まいは、
人生の質を静かに高めてくれます。
・素材の表情
・庭とのつながり
・空間の距離感
を丁寧に整えながら、
それぞれの「家族」「人」の
心が落ち着く空間を大切に
設計の工夫を施しています。
住まいは人生の場であり器だという事
人生には
順調な時期もあれば、
立ち止まる時期もあります。
けれど、
そのすべての時間が
人生を形づくっていきます。
その時間を受け止める場所です。
家族が笑う日も、
静かに考える日も、
何でもない普通の日も。
人生にある「喜怒哀楽」の時間と存在
すべての時間が
住まいという場とその環境で
単なる建物ではなく
人生の背景になる場所だと
考えています。
暮らしを整える建築
建築とは、
形をつくる仕事ではありません。
私は建築家として
住まい造りは暮らしを整える仕事
だと考えています。
その環境は「人」を変えていきます。
光や素材、
庭との関係や空間の距離感。
それらを丁寧に整えることで、
住まいは程よい距離感を持つ
心地よい場所になります。
住まいが整うと、暮らしが整う。
○関連blog自然光を活かす間取り設計とは|開放感とリラックス効果を生み、暮らしの質を高める住まいづくり
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail763.html
暮らしが整うと、
人生の時間も
少しずつ整っていきます。
やまぐち建築設計室の考える住まい
間取りやデザインの前に、
どんな人生とどのような暮らしを
望んでいるのか?
という想いに
丁寧に耳を傾けることを
大切にしています。
そのうえで内容を吟味し
人生と暮らしの提案を昇華するように。
住まいは人生の場。
その場とその周辺で
人は日々を重ね、
暮らしを育てていきます。
家づくりを考える時間が、
人生を見つめ直す
穏やかなきっかけに・・・・・。
このブログの内容が届けば幸いです。
敷地条件を味方にする設計という発想。
土地の個性を活かして、
暮らしの質を高める住まいづくり。
家づくりを考え始めたとき、
多くの方が
最初に直面するのが土地という存在です。
・希望エリアに土地が見つからない
・日当たりが心配
・道路が狭い
・敷地の間口が狭い
・隣家との距離が近い
こうした条件に触れた瞬間、
この土地で
理想的な家は建てられるのだろうか?
という迷いが生まれることがあります。
しかし建築家の視点から見ると、
土地の条件は「欠点」ではなく「個性」です。
敷地にはそれぞれ固有の条件があります。
光の入り方、周囲の建物、風の流れ、
視線の抜け方。
それらを丁寧に読み取り、
設計によって暮らしの質へと転換していくこと。
建築家による住まいづくりの
醍醐味だと私は考えています。
敷地条件を制約として捉えるのではなく、
「その土地だからこそ生まれる豊かさ」
を見つけ出すことを大切にしています。
今回は、土地の条件を活かして
心地よい空間を生み出す設計の考え方を、
いくつかの視点からご紹介します。
勿論「奈良県」の土地事情を前提に。
駅前や密集地でも
広がりを感じる空間設計
駅近くや住宅密集地では、
どうしても敷地の広さに制約が生まれます。
そのため
「狭い家になってしまうのではないか」
という不安を持たれる方も少なくありません。
しかし実際には、
空間の広がりは「面積」だけで
決まるものではありません。
人が感じる広さには、
視覚的な要素が大きく関係しています。
・窓の高さ
・家具の配置
・水平ラインの揃え方
・視線の抜け
こうした要素が整うことで、
空間には落ち着きと広がりが生まれます。
特に効果的なのが、
水平ラインを整える設計です。
窓や家具の高さを揃えることで、
空間に安定感が生まれ、
横方向の広がりを感じやすくなります。
また、
エアコンや設備機器などの
視覚的ノイズを減らすことも、
空間の印象を大きく変える要素です。
環境心理学では、
人の心は視界に入る情報量によって
安心感や落ち着きが変化すると言われています。
視覚情報が整理された空間は、
判断要素が少なくなり
心の余裕を整えてくれるのです。
窓と外部空間が生む「もう一つの部屋」
もう一つ、
空間の広がりを生む方法があります。
その方法は、
窓の先に空間をつくることです。
・リビングと連続するテラス
・中庭
・坪庭
・ウッドデッキ
これらの床高さを室内と揃えることで、
視覚的には
もう一つの部屋が続いているような感覚
が生まれます。
囲まれた部屋の延長をつくるイメージです。
床近くに設ける「地窓」も効果的です。
小さな坪庭であっても
外の緑が視界に入ることで、
空間は驚くほど豊かに感じられます。
これは環境心理学でも知られる
バイオフィリア効果に近いものです。
人は自然の要素を感じるとき、
無意識に安心感を覚えるのです。
住まいの設計とは、
ただ形をつくることではなく、
人の感情を整える環境をつくること。
その視点が、
住まいの質を大きく変えていきます。
高さ制限がある土地の設計の工夫
道路の狭い地域や
逆に一部の住宅地では
道路斜線や北側斜線など、
建物の高さに制限がかかることがあります。
このような敷地では、
すべての部屋で高い天井を確保することが
難しい場合もあります。
しかし実は、
天井は高ければ良いというものではありません。
空間には、
適切な高さのバランスがあります。
例えば
・リビングは開放的に
・寝室は落ち着いた高さに
というように
空間の性格に合わせて高さを変えることで、
住まいには豊かな緩急が生まれます。
主寝室の天井高さを少し抑えると、
包まれるような安心感が生まれます。
人は立っている時間よりも
座ったり横になったりして過ごす時間の方が
長いものです。
そのため、
天井がほどよく抑えられた空間で、
窓との相乗効果を設計する事で
むしろ心を落ち着かせてくれることがあります。
空間のボリュームが小さくなることで
冷暖房効率が高まるという利点もあります。
設計とは、
単なるデザインではなく
暮らしの快適性と居住性、
そして・・・居心地を整える行為です。
日当たりが不利な敷地での設計戦略
住宅密集地では
隣家との距離が近く、
「日当たりが心配」
という声を聞くことも少なくありません。
その場合、
有効な選択肢の一つが
2階リビングという設計です。
2階にLDKを配置することで
・採光
・通風
・眺望
を確保しやすくなります。
さらに、
・勾配天井
・ハイサイドライト
・トップライト
などを組み合わせることで、
驚くほど明るい空間をつくることができます。
※一階リビングで
吹抜けを活用する事もあります。
2階リビングには
生活動線の工夫が欠かせません。
・水回りを同じ階にまとめる
・ゴミの一時置き場を設ける
・将来のエレベーター設置を想定する
・現時点でホームエレべーターを設置する
といった設計です。
家づくりでは、
今の暮らしだけでなく
これからの人生の
時間軸も考える必要があります。
設計の段階から
未来の暮らし方まで含めて計画すること
を大切にしています。
吹抜けという空間の豊かさ・・・・・。
狭小地や密集地、
意図的に開放性や二階とのつながり、
採光を考慮する場合では、
吹抜けも有効な設計手法です。
吹抜けには
・光の取り込み
・家族の気配の共有
といった効果があります。
ただし、
・耐震性
・断熱性能
・生活スタイル
などを慎重に検討する必要があります。
吹抜けのある住宅だけに限った事では
ありませんが
安全性と耐久性、基本的性能に関しては
前提条件として考えています。
断熱性能や気密性能も
数値だけではなくて、
暮らしと環境と生活観から
性能のバランスを保つことで、
快適性も確保しています。
感覚だけではなく
構造・性能・環境のバランス
によって成り立つものです。
土地の条件は住まいの可能性でもある
土地を探していると、
「この条件は少し難しいのでは」
と感じる瞬間があります。
けれども実際には、
その条件こそが
魅力的な住まいを生むきっかけ
になることも少なくありません。
・光の取り込み方
・外部とのつながり
・空間の高さの変化
これらはすべて
敷地条件を読み解く中で生まれる
設計の要素です。
住まいは、住まい手さんと共に
土地と対話しながら生まれるものなのです。
奈良での家づくりを考え始めた方へ
家づくりは、
人生のなかでも大きな選択のひとつです。
だからこそ、
間取りや設備の前に
まず考えてほしいことがあります。
それは・・・・。
どんな暮らしを考えたいのか?
ということです。
・土地探し
・資金計画
・住まいの設計
を一体として考えながら、
その方らしい暮らしの形を
丁寧に設計しています。
土地の条件に不安がある場合でも、
設計によって
可能性が広がることは多くあります。
もし今、
この土地で理想的な住まいは
実現できるのだろうか?
と迷われているのであれば、
ぜひ一度ご「土地の価値」を
考えてみてください。
敷地の個性を読み取りながら、
その土地だからこそ生まれる
豊かな暮らしの可能性を考えてみませんか?
今回のblog記事が
これから家づくりを考える方にとって、
少しでも参考になれば嬉しく思います。
○関連blog注文住宅における窓の在り方 ― 光・風・視線を設計し、暮らしの質を整える建築家の環境設計論
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail770.html
横浜市内自宅の駐車場(青空駐車)にカーポート(1.5台用)を新設したと考えおりますが施工業者さんからは建築申請はやっていないとの事で確認申請をしていただける建築士さんを探しております。できるだけ費用を抑えた形で対応可能な方を希望しております。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
自宅(東京都)への既製品のカーポート(1台用)とテラス囲いの設置を検討しており、建築確認申請が必要と考えておりますが、依頼予定の施工業者側では対応できないとのことから、建築確認申請代行及びそれに伴う設計・監理の対応をお願いできる建築士の方を探しています。 必要な対応が可能であれば、建築家の所在地にはこだわりませんが、できるだけ費用を抑えた形でご対応いただける方を希望しております。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
家づくりの話を始めると、「理想の暮らし」という言葉が出てきます。
広いリビング。明るいキッチン。静かな寝室。
どれも間違いではありません。
けれど、同じ言葉を使っていても、
家族それぞれが見ている風景は、少しずつ違っています。
たとえば、「広いリビング」。
誰かにとっては、家族が自然に集まる場所。
誰かにとっては、一人でゆっくり過ごせる余白。
また誰かにとっては、友人を招いてにぎやかに過ごす舞台。
同じ広さでも、意味は違う。
理想の暮らしは、意外と共有されていません。
なんとなく、同じ方向を向いている気がしているだけで、
細部は、それぞれの心の中に静かに置かれています。
だからこそ、設計が進む途中で、
「思っていたのと違う」
そんな言葉がこぼれることがあります。
間取りが悪いのではなく、気持ちがすれ違っていただけ。
理想は、正解を探すものではなく、
まず、違いを知るもの。
あなたは、どんな時間を一番大切にしたいのか。
静けさか。にぎやかさか。効率か。余白か。
一人で考える理想と、誰かと暮らす理想は、同じではありません。
家族がいるからこそ、理想は重なり合い、ときにぶつかります。
でも、ぶつかることは悪いことではない。
言葉にすることで、はじめて見えてくる願いがあります。
「私は、こういう時間がほしい」
その一言が、空間の形を少し変えることもある。
家づくりは、間取りを整える前に、
理想の風景を見せ合う時間なのかもしれません。
完全に一致しなくていい。
少しずつ重なればいい。
それぞれが見ている理想の暮らしを持ち寄ったとき、
家は、誰か一人の夢ではなく、
みんなの時間を受け止める場所に変わっていきます。
理想は、合わせるものではなく、
聴き合うもの。
その姿勢が、これからの暮らしをやわらかく整えてくれるのだと思います。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
建築士さんの知り合いがいないなか、1件1件探して連絡するよりも格段に効率よくいろんな建築士さんのお話を伺うことができ、大変たすかりました!...
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