ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、現場の日。

ということで、いくつかの現場へ行って、
現場担当者や職人と打合せしてきました。

写真の現場は、付属車庫+アプローチとなる
駐車場棟を建設中です。

住宅部分とデザインを連続させながらも
落ち着いた色合いのタイルを採用したりして、
シックで大人っぽい和モダンな空間を構築しています。

軒先のシャープなラインが、とっても
いい感じで仕上がっていました。

今月後半には、引き渡しの予定。
それに向かって、工事は進んでいきます!

ちょっとわかりにくいですかね。

写真は、オークの集成材を
アイアン調のブラケットで支持している棚板。

右上に見えているのが、大きなテレビ。
これ。テレビ下の収納なんです。

そして、壁には、アクセントのタイル。
今回は、お客様のお好みから、エコカラットを
採用しています。

エコカラットのマットな質感が、棚板やアイアンと
とっても相性がいいですね。

素材の質感を揃えると、
こんな風に、スッキリとまとまりそうです。

そうそう。
こちらは、タオル掛け+棚板。

この金物。
実は、お客様がネットで購入されたんです。

この金物のおかげで、
プレーンな雰囲気が、一気にお客様好みに変身しています。

この金物。
そんなに高くないそうですよ。

家はもちろんですが、
金物や備品についても、
自分の「好き」を取り入れることで、
自分らしい家創りが実現できますよ。

愉しんで探してみてはいかがでしょうか?

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 今回は照明についての第1回として、フットライトについて書いてみます。
 フットライト、日本語でいうと足元灯ですが、これは文字通り足元を照らす明かりで、それほど高い照度のものではありませんが、いろいろと便利な照明器具です。この写真では階段部分に使っています。階段は上からの照明ですと足元に自分の影が生じて、段が見えづらくなることがあり、安全性に若干問題があります。そこで壁埋め込みの小さいフットライトで、必要なところに必要なだけの明かりという大前提に沿った計画にしました。これは常夜灯としてもよいですし、この写真の場合は、3路スイッチで1階、2階それぞれにスイッチを設け、降りる時上がるときどちらでも照明のオンオフができるようにしています。
 これを外部の階段でも使うと、機能的でなおかつ照明効果としてもよいものです。

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 耐震等級とは、住宅の耐震性について、住宅性能表示制度で決められた構造の安定のなかの一つの指標でそのレベルを表す表示です。1から3まであり、3が一番耐震性が高いということになります。
 耐震等級1が基準で、これは建築基準法に基づいてその範囲内で設計されているものを示しています。数百年に一度程度発生する地震力に対して倒壊・崩壊等しない程度とされています。概ね震度6強から震度7くらいということになります。等級2は等級1の地震力の1.25倍の地震に倒壊・崩壊しない程度、等級3は1.5倍ということになります。
 等級2になりますと構造部材の接合部についてもチェックすることになります。
 等級をどこに設定するかは建築主が決めるものですが、設計事務所とよく相談されて決定してください。等級があがれば建築費にも影響が出ますし、設計事務所によっては設計費用が上がるところもあるかもしれません。私共の場合は、木造2階建てなどでも構造計算をして、使う金物まで指定する設計を標準としていますので、関係ありませんが、等級1に比べれば手間暇がかかるのは確かです。
 ちなみに、性能表示制度では耐震性(これは構造の安定という項目になります)のほかにも、建物の劣化の軽減についてや温熱環境、光・視環境、高齢者等への配慮に関すること、火災時の安全、維持管理・更新への配慮、空気環境、音環境、防犯に関することなどでそれぞれランクを決めていて、建物の性能を数値化して示されるようになっています。

らいてうの家

●設計事例の所在地: 
長野県上田市真田町
●面積(坪): 
176.16㎡(53)
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

カラマツ林の中に建つ木造の家 「らいてうの家」
敷地面積1450㎡もあるカラマツ林の中に建つ木の香りいっぱいの家。
メイン道路から13m程入ったところから手すりの付いた木のスロープが始まる。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

地元の建築士会で女性委員会を立ち上げていたのでした。そのメンバーの一人が「らいてうの会」に所属していたことで、問い合わせが来ました。私は当時この委員会の長を務めさせていただいておりました。当初らいてうの会は地方の設計事務所に出来るのかと不安だったようでしたが、たまたま私がらいてうさんと同じ日本女子大学の卒業生だったことで、信頼していただけたようでした。
仕事は委員会のメンバー9人で引き受けるということでスタートしました。
当時、私はパーキンソン病の主人の介護で家から余り自由に出られない状況でした。
でも我が家はログハウスで広い空間の家で主人の造った家でもあり又、家具職人でもあった主人の造った大テーブルもあったことも手伝って、大勢のメンバーが集まれる条件が整っておりました。打ち合わせには持って来いの家でもありました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

らいてうの会はこの土地をらいてうさんの家族から寄贈されていたのでした。らいてうさんは老後はこの山奥の自然の中でのんびり暮らしたいと願って、学者村のような形で売り出されていたこの土地を買われていたようです。しかし、らいてうさんは一度もこの土地に足を運ぶことのないまま逝ってしまわれたのでした。そんならいてうさんの夢を叶える為もあり、敷地のカラマツをふんだんに使った木の家を渇望されていました。
カラマツは当時まだ建材としては難しいと思われていました。しかしせっかく沢山のカラマツが手に入るのに使わない手はないということで、地元の建材会社(エルク)に協力していただき、切り出したカラマツをその建材会社に運び込み、何度も往復しながら、建材として生かすことが出来たのでした。

その他の画像: 

外は森、中は素晴らしいステンドグラスの窓を通して光が入って来る。吹き抜けのおおらかな空間が来館する方々を喜ばせています。

この部屋は図書室です。大勢の人が座れるように大きく長いテーブルが置かれています。窓から見える景色は森の中。そして信州の山の空気と晴れ渡る日は真っ青な青空が見えます。

ベランダに出れば一層カラマツ林を堪能できます。
都会から来る方々にとっては夢のような場所です。

和室もあります。八帖間です。

2階のバルコニーから見たステンドグラス。

らいてうさんの事が展示されている展示室。沢山の資料が展示されています。

2階のバルコニーから見下ろした展示室。

展示会から見たアプローチとメイン道路。

展示室。上部に2階のバルコニーの手すりが見えています。
映っているのは私の家族です。私と息子二人です。

9人のメンバーです。

第二章・傾斜地

傾斜地

傾斜地は造成工事や擁壁などに費用がかかるため、安くなっていることが多いです。
この章では傾斜地に住みやすい家をたてる方法を紹介していきます。

第一章・家作りの費用を節約したいあなたへ

住宅ローン
 
安い土地に家を建てる事で家作りの費用を節約することができます。
この章では安い土地が安い理由、ハウスメーカーが悪条件の土地を苦手とする理由、安い土地の意外なデメリットなどを紹介していきます。

いい土地がすぐに売れてしまう理由

土地

いい土地がすぐに売り切れてしまう理由

 
当サイトでは土地探し中の方からの相談や依頼がたくさん寄せられます。
土地探し中の方は下記のようなお悩みを抱えている方が多いようです。
 
・いい土地が見つからない
・見つかったけど条件が悪い
・いい土地はすぐに売り切れてしまう
・不動産サイトを見てもなかなか条件の良い土地はない
 
どうして条件のいい土地はすぐに売り切れてしまうのでしょうか?
なぜなら条件のいい土地は不動産サイトなどに掲載する前に、自社の知っている建売業者・ハウスメーカーなどに声をかけて仲介してしまうからです。
 
できるだけ高く土地を売るためにはレインズやインターネットの不動産サイトに登録してできるだけ多くの方に土地情報を知ってもらったほうがいいのですが、自社の利益を最大化するためにそうすることはありません。
 
まずはレインズ・片手仲介・両手仲介・元付業者・客付業者・囲い込みという用語について説明します。
 

レインズとは

 
レインズとは、Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)の略称です。
国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピュータ・ネットワーク・システムの名称です。
指定流通機構の会員不動産会社が不動産情報を受け取ったり情報提供を行うシステムで、会員間での情報交換がリアルタイムで行われています。
 
不動産業者は売主と専任媒介契約、専属専任媒介契約を結んだ場合、レインズというシステムに5~7日以内に登録する義務が生じます。
 

元付け業者・客付け業者

 
元付け業者とは不動産の売主と契約している不動産業者のことです。
元付業者に対して買主を紹介する不動産会社のことを客付け業者と言います。
 

片手仲介・両手仲介とは?

 
売主または買主だけから仲介手数料をもらうことを片手仲介と言います。
両手仲介とは売主からも買主からも仲介手数料をもらうことです。
不動産の仲介手数料はもらえる仲介手数料の上限が法律で定められています。利益を最大化するためにはできるだけ両手仲介することが大切なのです。
 

囲い込みとは?

 
元付業者はできればレインズやインターネットやレインズに登録する前に自社で知り合いの業者に売ってしまえば両手仲介になって儲かる仕組みになっています。
 
そこでできるだけレインズや不動産サイトに登録する前に自社で知り合いの建売業者・ハウスメーカーに売ろうとします。
もし、そこで売れない場合はレインズやインターネット上の不動産サイトに登録する必要がでてきます。
 
レインズやインターネット上の不動産サイトに登録すると客付業者からの問い合わせがある場合があります。
客付業者からの問い合わせには「その土地はすでに商談に入っています」などの理由をつけて問い合わせを受けつけません。
しかし、客付業者を通さず直接、自社に問い合わせてきた買主には問い合わせに応じて商談に入るのです。
両手仲介をするために客付業者からの問い合わせに応じない事を「囲い込み」と呼んでいます。
 

条件のいい土地は武器である

 
建売業者やハウスメーカーにとって条件のいい土地は自社の建物を売るための強力な武器になります。
建売業者やハウスメーカーは建て売り住宅にしたり、建築条件をつけたりして土地と建物をセットにして売り出します。
どうしてもその土地が欲しい場合は、建売業者やハウスメーカーの建物が若干、気に入らない場合でもセットで買わざるを得ません。
 
土地にこだわっていると、気に入らない家に住まざるを得なくなる場合もあります。
そこで当サイトでは発想を転換して、あえて悪条件の安い土地での家作りを検討してみることをおススメしています。 
 

悪条件の安い土地でも工夫次第で住みやすい家

 
当サイトには多くの会員建築家が建てた設計事例が掲載されています。
私は、それを見ていて建築家の建てた家には悪条件の土地が多い事に気づきました。
悪条件の土地に普通に家を建ててしまうと住みにくかったり、暗かったり、不便な家になりがちです
しかし、建築家の建てた家は悪条件を克服する建築家の工夫が施されています。
様々な工夫で住みやすい家になっている事例をたくさん見つけました。
 
悪条件ということはネガティブなイメージを持たれてしまいますが、悪条件=安いということでもあります。
悪条件ということを逆手に取って、住みやすい家を建てることは可能です。
このコーナーでは建築家を上手に利用することで、安い土地に住みやすい家を建てる方法を解説していきたいと思っています。
 
なかには「建築家なんてどう探せばいいのかわからない」という方もいるかもしれません。
そんな方でも当サイトの建築家依頼サービスを利用することで、相性のいい建築家を見つけることができます。
 
また、「建築家に依頼すると設計料がかかって高くなってしまう」と心配している方もいると思います。
設計料がかかっても、それ以上に土地・建物が安くなる可能性もあります。
ぜひ、建築家に設計を依頼することも選択肢のひとつに入れてください。
 
次のページでは安い土地で建築費用がかかる理由について書いていきます。
 

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家創りの外観パース。
2台分のビルトインガレージのある家です。

紺色のガルバニウム鋼板に、ホワイトのサッシ。
清潔感のある、若々しい色合いです。
木目の玄関ドアがいいアクセントになっています。

シンプルでモダンなカタチ。
に見えますが、実は、奥に向かって狭くなっていく、
変形した敷地になっています。

それを感じさせない間取りやデザインを採用しました。

ガルバニウム鋼板を外壁に採用する機会は
結構多くなっています。

デザインだけでなく、定期的な塗り替えが必要にはなりますが、
とてもメンテナンス性の高い素材のひとつなので。

昨日、こちらの家へ。

家は竣工して、引き渡しは完了しているのですが、
もう少し工事があるんです。

大工さんとその打合せが目的でした。

紺色のガルバが、とても清潔感ありますよね。
パース以上に、きれいに仕上がっています。

2台分のビルトインガレージ。
羨ましいですよね。

この家。
しっかりと構造計算しています。
しかも詳細計算です。

ビルトインガレージが2台分もあるので、
壁がしっかり確保できにくいですし、
それだけスパンがとんでいるので、
しっかりとした根拠に基づいたものでないと、
地震の時に安心できません。

耐震等級はしっかり確保して、かつ
ねじれに強い家にしてあります。

ビルトインガレージを創る時には、
構造をしっかり確保してください。

しかも、
しっかりとした根拠のある内容でね。

ユーザー アトリエそらまめ 落合晋也 の写真

住宅は、地震、暴風、積雪など自然の様々な力を受けます。
 
これらの力の影響が大きくなると、建物は損傷したり、最後には壊れたりすることがあります。
どんなに大きな力の影響を受けても傷一つない建物というのが理想ですが、大震災に対して全く損傷しない建物を作ろうとすると、現在の技術では非常に難しく、仮にできたとしても莫大な費用を要するものとなるなど、どうしても無理が生じてしまいます。
 
そこで、良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられた住宅性能表示制度において、建築基準法レベルを最低等級である等級1として設定し、地震に関しての項目である耐震等級は、次のように倒壊防止と損傷防止に分けて考えられています。

① 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)
・地震に対する構造躯体の倒壊、崩壊等のしにくさを表すもの。
・極めて希に(数百年に一度程度)発生する地震力が建築基準法で定められており、性能表示制度ではこれに耐えられるものを等級1と定めています。
・想定する地震の揺れの強さは、地域により異なりますが、この揺れは、東京を想定した場合、震度6強から7程度に相当し、関東大震災時の東京、阪神淡路大震災時の神戸で観測された地震の揺れに相当します。
・等級は1から3まであり、等級2は等級1で耐えられる地震力の1.25倍の力に対して倒壊や崩壊等しない程度を示しており、等級3では1.5倍の力に耐えることができます。
 
② 耐震等級(構造躯体の損傷防止)
・地震に対する構造躯体の損傷のしにくさを表示します。
・希に(数十年に一度程度)発生する地震力が建築基準法で定められており、性能表示制度ではこれに耐えられるものを等級1としています。
・想定する地震の揺れの強さは、地域により異なりますが、この揺れは、東京を想定した場合、震度5強に相当します。
・等級は1から3まであり、等級2は等級1で耐えられる地震力の1.25倍の力に対して損傷を生じない程度を示しており、等級3では1.5倍の力に対して損傷を生じない程度のものとなります。

RCと木造を組み合わせて傾斜地に対応する

傾斜地に住宅を建てる場合、一般的に擁壁を造ります。
そこに盛土をして平坦にならします。
その上にごく一般的な家を建てるという場合が多いようです。
 
この場合、造成工事はとても高くついてしまいます。
 
できるだけ傾斜地をそのままにして家を建てるほうが工事費は安くなります。
傾斜地にそのまま家を建てようとする場合、平坦な地盤に比べて建物と地面が接する部分が大きくなります。木造部分が地面と接すると、防水面や耐久性で問題があります。
 
必然的に傾斜地では土に触れる部分がRC造・それ以外の部分を木造というふうに組み合わせて対応することが多いです。
このように違う構造を組み合わせた構造を混構造と呼んでいます。
混構造に標準で対応しているハウスメーカーは私の知る限りありません。
  
このページではRC造と木造を組み合わせて傾斜地に対応した事例を紹介します。

 

磯村建築設計事務所の「傾斜地の家」

 

 
磯村建築設計事務所の「傾斜地の家」は高低差5メートルの傾斜地に建っています。
法的には地下一階・地上1階建てになっていますが、南側からみた外観は2階建てのように見えます。

敷地は北側・東側が道路に面しています。
北側の道路は階段になっていて出入りすることが難しいため、東側から出入りし駐車場も東側に設けられています。
 
道路側から見ると木造の平屋建てに見えるような作りになっています。
地階部分は傾斜地に建っているため西側には開けています
 
地階の基礎部分と地面に接する背面のみをRC造としています。
コストがかかるRC造部分をできるだけ減らすような設計になっています。
 

河原泰建築研究室の「ガレージハウス」

 

河原泰建築研究室の「ガレージハウス」は奈良県奈良市の傾斜地に建つ住宅です。
北側と南側で約3メートルの高低差があります。
 
もともとハウスメーカーの建築条件付の土地でしたが、ハウスメーカーのプランが気に入らず、河原泰建築研究室に提案を求めたところ、要望に適う提案を得ることができました。
 
高低差を活かして南側道路から入れるRC造の地階のガレージとしています。
ガレージにはなんと7台の車が置けるようになっているそうです。
1~2階を木造としています。
ガレージの横を通り抜けてアプローチするようになっています。
 
 

DENアーキテクツ一級建築士事務所の「傾斜地の家」

 

 
DENアーキテクツ一級建築士事務所の「傾斜地の家」は神奈川県の鎌倉山に建つ住宅です。
この敷地は道路から裏まで傾斜が続きます。
 
DENアーキテクツ一級建築士事務所の山内さんは建物の地盤面を斜面の中腹の平らな部分に設定しました。
道路面の小高い部分を利用した基礎の上に建物を乗せ、玄関へは家の下をくぐってアプローチするという建物です。
この工夫によって大きな造成をすることなく、家を建てることが可能になりました。
1階部分が道路より高くなっているため、道路面からのプライバシーを確保しながらも、眺望の良さを享受することができます。
 
 

三村邦彦建築設計事務所の「横浜市大田 斜面地の家」

 

 
敷地内は擁壁があったり、擁壁には亀裂が生じていたりと色々と難しい敷地だったようです。
依頼者は多くのハウスメーカーや工務店・設計事務所とお話を進めましたが、予算が合わず契約に至りませんでした。
 
三村邦彦建築設計事務所の三村さんは敷地を見た瞬間に、平面プラン、外観が頭の中に浮かびました。
地下室をRC造で作りその上に木造3階建てとする案を提案しました。
最下層のRC造部分は、3面が地中に埋もれているので建築基準法上は地下室になります。
しかし、南面が開放されているので日当り・通風などは良好です。
 
 

(株)アーキテクト憧の「I-house 水平線の家」

 

 
敷地は長崎佐世保市内の佐世保湾沿いに走る道路に面しており、前面道路と高低差がある海に向かって開かれた傾斜地です。
佐藤さんは敷地の形状を生かして建築するために傾斜地に合わせて建築の計画を進めました。
敷地の形状を造成工事などで変えずに調和させる為に1階部分は壁式鉄筋コンクリート造とし、前面道路より低い傾斜地に配置して、その上に2階と3階を在来木軸組面剛性工法で住宅が海と空に突出す様なフロアー構成としました。
 
道路側の2階、3階部分は極力開口部を造らずにデザインし、青い海と青い空を背景に造形的に見えて、自然の背景の中でシンプルで、かつ大胆なデザインを目指しました。
また、オートバイと自然の風景を見ながら生活したいというI様の為に1階のRC造部分にオートバイでそのまま室内に進入できるホビールームを設け、天候に左右されることもなく趣味に没頭できる部屋を計画しました。
住宅に訪れた人たちの視界は海側に解放された窓から広がる青い海と青い空に誘導され、豊かな自然を感じ、開放感のある空間で緩やかなひとときを満喫できる住宅になっています。
 

どの事例もRC造と木造を上手に組み合わせることで傾斜地に対応しています。
 

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