●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
らいてうの会はこの土地をらいてうさんの家族から寄贈されていたのでした。らいてうさんは老後はこの山奥の自然の中でのんびり暮らしたいと願って、学者村のような形で売り出されていたこの土地を買われていたようです。しかし、らいてうさんは一度もこの土地に足を運ぶことのないまま逝ってしまわれたのでした。そんならいてうさんの夢を叶える為もあり、敷地のカラマツをふんだんに使った木の家を渇望されていました。
カラマツは当時まだ建材としては難しいと思われていました。しかしせっかく沢山のカラマツが手に入るのに使わない手はないということで、地元の建材会社(エルク)に協力していただき、切り出したカラマツをその建材会社に運び込み、何度も往復しながら、建材として生かすことが出来たのでした。