檜とタイル。
こちらは、とある家の浴室の壁。
腰高までは、水周りなので、磁器質のタイル。
その上に檜の羽目板を採用しています。
この異素材が取り合うところって
どんな風にするかで、見え方が全く違ってきます。
こちらでは、檜の羽目板を
タイル面より少し出しているものの、見切りを入れずに
納めています。
ポイントは、檜を少し前に出していること。
それによって、上からの水滴を、ここで
切ることができます。
この段差がなければ、やはり水切りを入れます。
水切りを入れることで、スッキリとした見え方になりません。
こういったミニマルな表現を実現するためには、
機能的な側面を重視しながら、いろんな工夫をしていくことが
大事です。
つまり。
スッキリ見せることは、美しいのですが、
とても難しいんですよ。