守山の家S邸、4世代の大家族が暮らすための家!!

●設計事例の所在地: 
愛知県名古屋市守山区
●面積(坪): 
239.68㎡(72.63坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

光と風が気持ちいい和モダンな家。住み慣れた築80年の家を取り壊し4世代の大家族が暮らすための家です。自然素材の程よい呼吸が感じられ、木の香りが漂う明るく快適な空間となっています。既存の建物の素材も活用しながら、先祖代々続いていく流れを大切にし歴史を繋いでいます。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

既存の建物の耐震が心配。
四世代が独立した部屋を確保したい。
既存の建物の一部を活用したい。
在来の木造建築で、壁は土壁工法としたい。
長期優良住宅とし、耐震性や断熱性能のしっかりした家にしたい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

ホームページを見て声を掛けていただき、お会いして話をさせていただいたところ、真面目な人で、こちらの要望をしっかり聞いていただけるので安心してお任せしても大丈夫だということでした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

先祖が残してくれた家には思い入れがあり、この家族だけの歴史がそこあります。新しい家にその時の流れを断ち切ることなく新しい時代を過ごせる住まいを、この先また何世代も続いていける家族のための空間を創ることが大きなテーマとなりました。
既存の建物には東西に貫く長い地棟があり、それを切断して新しい家の吹き抜け空間に利用しています。それは上部のロフトを支える梁としての役割も果たしています。その吹き抜けの天井材には既存の床天の板を化粧して使用しました。玄関の式台は既存の構造材である梁を薄く化粧して使用しています。
外部のアプローにある大きな岩とそれに寄り添うワクラの木は元々そこにありました。今までこの家族を見守り、多くの来客を出迎えてきたであろうこの岩と木が真新しい玄関先でその歴史を引き継いでいます。また外部の土間の一部に既存の瓦を仕込んでいます。
今までこの家族とともにあった先祖の思いの詰まった既存の家の全てとはいかないまでもパーツをリノベーションすることで少しでも思いを次の世代へ繋ぐことができると思います。だからこそ場の空気感に奥深さや温かさがあり、家族が楽しく過ごしている風景がいつまでもここにある、そんな思いを共有しながら創造した住まいです。
そして光や風を取り入れ、木や土壁等の自然素材の程よい呼吸が感じられるの気持ちのいい空間となっています。
依頼主の希望で長期優良住宅の認定を取得し、耐震性や断熱性能、構造躯体の耐久性が高く維持管理が容易にできるよう一般住宅より優れた性能を持っていて、よりよい居住環境が確保されています。

依頼者の声: 

つい先日こんな声をいただきました。
以前から既存の建物の耐震が少々心配でした。それと四世代が独立した部屋を確保したいと願っていて建て替えを検討していました。
在来の木造建築で、壁は日本の四季にマッチした土壁工法としたい。
既存の建物(柱・梁・板等)の一部を活用し、庭(岩・木等)はそのままの形で残したい。
そんな要望を抱いて家族で住宅展示場巡りをしましたが、一長一短で特に決めてはありませんでした。ただ焦ることもないと思っていました。

程なく、長男夫婦がインターネットを検索していたら偶然にアンドウ設計事務所というところを見つけ、掲載内容(メセージ・仕事の進め方・作品紹介)から判断して一度お話を伺ってみてはどうかとなりました。
後日、安藤設計士さんにご足労いただき家族一同、色々とお話をさせていただきました。真面目な方で、こちらの要望をしっかり聞いていただきましたので安心してお任せしても大丈夫だと思いお願いすることにしました。

一ヶ月後、新築の計画図が出来上がりました。その内容は、木柱を基本に我々の要望が概ね網羅され大いに満足できるものでしたので、改めて安藤設計士さんにお願いして良かったと思いました。その後、打ち合わせを重ね3~4回の変更をお願いして最初のプランから約四か月後に設計・工事監理業務委託の本契約を経て本設計をしていただきました。

工事開始から安藤設計士さん立会いのもと、施工業者と毎週工事の定例打ち合わせが行なわれました。その際、作業工程表の基に進捗状況の確認や報告を受けたり、こちらの要望をその都度確認できました。設計士・施工業者・建築主の三者が、工事状況を共有することにより、事前に工法等の勘違いも是正できて非常に安心しました。
その結果、新居完成までに工事打ち合わせ会議記録簿が、資料を含めて4冊にもなりました。

本契約後、安藤設計士さんの設計された住宅を見学する機会がありました。
程なく施工業者の材料置き場で、新居に使用される大黒柱・通し柱等の主要建材を見て柱の太さに圧倒され耐久性を大いに確信することが出来ました。
多種の見学により、使用されると推測される資器材から新居の全体像を想像することが出来て新鮮な気持ちになり、改めて安藤設計士さんのこだわりを垣間見ることが出来ました。

風呂、キッチン、トイレ等の各メーカーのショールームの予約及び見学にも立ち会っていただきました。また、床暖房及び太陽光発電については適宜適切なアドバイスをいただき快適な居住環境が整い感謝しています。
  
新居は、和風モダンでしかも威風堂々とした素晴らしい家になったと大いに感じています。リビングは吹き抜け空間になっており、自然光が降りそそぎ明るくて開放感が増し部屋続きのキッチンと同様に家族の憩いの場所となっています。採光や風の取入れと床材の質感と相まって夏は涼しく、冬は暖くて最高です。
新築家屋ですが所々に、既存建物の丸太・梁・天井板を化粧して使用してあり、御先祖様が建てられた家への思い入れが、少しでも残して継承することになり心から感謝しています。
  
安藤設計士さんのモットーの一つである十数年先を見越した設計で、私達の夢が実現しました。天然の素材を使い、ぬくもりのある落ち着いた居住空間、四世代が一生涯満足できる家が完成して家族一同感謝しています。(満足度200%) 

その他の画像: 

ファサード
細長の織部の陶板と漆喰調の白壁のコントラストに栗板の木塀が加わり柔らかい表情になって
います。このようなさわやかな塀に囲まれている住宅です。

アプローチ
エントランスへと続く深岩石のスロープ、既存の瓦が仕込んであるところは来客用の駐車
スペースとなっています。そのバックにあるランダムな木柱は目隠しを兼ねています。
木格子はそれ自体デザインの一部となっていて17mに及ぶバルコニーの手摺です。

西面
日本瓦と土壁風の外壁で落ち着いたスッキリとしたフォルムとなっています。

アプローチからエントランス
深岩石の床と元々からそこにあった緑の岩とそれに寄り添うワクラの木が出迎えてくれます。

リビング
広い吹き抜け、高い窓と下の大開口窓から光と風が入り、外庭の緑と一体となってより豊かな
空間となっています。

リビングとダイニングキッチン
吹き抜けのリビングの奥にはダイニングキッチンがあります。たたみの部屋とも連続していて
広々とした空間を太い大黒柱がしっかり支えています。

大家族が集うダイニング
リビングの奥のダイニングでは北庭が見え、天井から自然光が降り注ぎ快適な食卓となって
います。

リビングと和室
リビングと和室は開け放して広い空間に、必要に応じて引き込みの襖戸で仕切ることもできま
す。

和室の縁側
障子の柔らかい光が溢れています。障子を開ければ美しい庭が広がり季節の移ろいを感じるこ
とができます。

広々とした栗板のデッキ
広いデッキはリビングから段差0となっていて、内外一体空間としてより広がりを感じること
ができます。

窯元の家N邸

●設計事例の所在地: 
岐阜県土岐市
●面積(坪): 
新設部分105.60㎡(32坪) 既設112.62㎡(34.13坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

漆喰の壁、軒の深い木造屋根等、和の要素は残しつつ、堅苦しくないお洒落で個性的な雰囲気の和モダンな外観、塀は陶器の織部の細長い陶板をアレンジしています。伝統的な日本家屋の形をしていながら、現代にもマッチしたデザインの住まいです。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

窯元という仕事柄、食事を土足でできるよう台所と食卓の床は土間となっていて
住宅のプライベートな部分が仕事と混在してとても落ち着かない。
冬は底冷えで寒く、夏は暑い。
お母屋の床と土間との段差が大きくとても不便。
新しい住まいは仕事とプライベートを上手く仕切り落ち着いた快適な住まいにしたいという希望でした。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

近くの人だということで生活内容が説明しやすいということ、相手の立場に立ってしっかり考えてもらえる人、そんな印象を持たれたそうです。それで最初のたたき台のプランをして動線もよく内容を気に入っていただきました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

プライベートを確保するため台所と食卓やリビングを上履きとましたが、仕事のことも考え直接仕事場の方へ行けるドアを設け段差も小さくすること、来客が来た時わずかに気配が感じられるよう小さな窓を設けました。
内装も家具も、木を基調とし、珪藻土の壁を設けるなど、自然素材で程よい呼吸をする品性のある空間としています。
基本的には依頼者の思いを積み重ねて住まいの形にしていきました。
築35年の母屋との融合もあって、その既設部分も耐震補強をし、全体に耐震性を持たせています。
この住まいは窯元という伝統を大事にしているクライアントの生活背景や和の良さをふんだんに取り入れつつも、現代のライフスタイルに合う様にアレンジした、個性的で和モダンな家となっています。

依頼者の声: 

4年経った先日こんな声をいただきました。

既設の住まいは木造の母屋と鉄筋コンクリートの増築部がありましたが、台所は鉄筋コンクリート造の方にあり窯元という仕事柄、食事や休憩を土足でできるよう床は土間になっていました。仕事面ではよかったのですが、住宅のプライベートな部分が仕事と混在していてとても落ち着いて居られない状況でした。それと土間と母屋の床の段差が異常に高いためとても不便なのと、冬は土間のため底冷えがあり夏は暑いという環境でした。
新しい住まいは仕事とプライベートを上手く仕切り落ち着いた快適な住まいにしたいという希望を抱いていました。

まず誰に依頼しようかということで、その方面で知っている方に同じ町の人で安藤さんという方がみえると聞き、早速お話を伺うため来ていただきました。いろいろ話をさせていただき、近くの人だということもあり生活内容が説明しやすいということ、相手の立場に立ってしっかり考えてもらえる人、そんな印象を持ちました。それで最初のたたき台のプランをしていただいたところ内容がよかったので依頼することにしました。

工事中、都合がつけば定例打ち合わせにも参加しました。
工事の進捗状況がよくわかったのと、その都度いろんな相談に乗っていただけたことは本当にありがたく感じました。

木造で増築ですが、無垢の木や土壁で落ち着いた快適な住まいになったと思います。既設の母屋も耐震補強も含め天井裏を広いロフトにするなど改造してもらい、新設との融合も自然なことのように全体の動線がとてもよく考えられていると感じています。
全体的に和モダンな雰囲気で特にリビングは木工家の早川さんに造っていただいたテーブルと壁のカウンターがベストマッチしていて、アイランドキッチンからリビング全体や掃き出し窓の外の庭が見えるのがとても気に入っています。
仕事とプライベートな仕切りもリビングやキッチンは上履きになったことで、プライベートな落ち着きは確保できつつそれでも仕事の関係上人の気配はわずかに感じられるなど微妙な関係性を確保できたと今も感じています。物理的にもわずかな段差で行き来ができるようにしてもらいました。
在来で造っていただいた浴室は洗場も使いやすく坪庭の照明を灯すと雰囲気がよく露天風呂感が味わえてとても快適です。

もう4年以上経ちますがその間、どんな些細なことでも電話一本で駆けつけてもらえます。
いろんな相談事にも乗っていただけるので、心強いと思います。そんな風にアフターもしっかりやっていただけるので、本当に感謝しています。

その他の画像: 

格式ばって重厚過ぎず、でも品があり落ち着いた佇まいです。
木格子の戸には、陶器の手掛が組み込んであり、窯元ならではのアイデアが生かされています。
夜は白塀の隙間から、住まいの光がもれて来て、幻想的な佇まいに変わります。

木や珪藻土を基調としたぬくもりを感じる雰囲気のリビングダイニングとなっています。
奥の壁に面して取り付けられた長い木のカウンターは、飾り棚だけでなく机としても利用が
出来ます。また、カウンターに面している白壁には掛け障子がありますが、それを外すと
開放できる窓が現れ風が通ります。その障子はインテリアのアクセントとにもなっており、
部屋全体に趣のある上品さが漂い、優しい雰囲気が部屋にもたらされています。

リビングから続いて設けられている和室スペースです。
敷かれているのはシンプルな縁なしの畳、壁は珪藻土、天井には簾にも利用されるイネ科の
葭を使っています。リビングと比べても違和感の無いよう、かっちりとした和室ではなく、
和の良さを生かしたモダンな畳の間としています。
伝統的な床の間の代わりに設けているのは、引き戸の収納がある飾り台。
また、カーブを描いた変則的な壁の後ろから障子を見せています。
天窓からは自然光が差し込み、全体的に明るい空間としています。

石を敷き、風情のある和風の中庭です。ガーデン部分の囲いには、既存の瓦を利用しており、
歴史を繋いでいます。栗板を使用した縁側を設け、ここに腰かけて日向ぼっこをしたり、
お茶を飲みながら季節の移り変わりを感じたり、小さいながらもこの中庭はホッとする
住まいの癒し空間となっています。漆喰の壁で囲まれているため、他人の目を気にする必要も
ありません。

木のぬくもりと、石のバランスが美しい和モダンのバスルーム。バスタブに面する開口からは、中庭を見ることができます。これによって、まるで和風旅館や温泉に来ている気分にもなれそうな、最高のリラックス空間となりました。木板の素材には、針葉樹のサワラを使っています。
和モダンの家にマッチした上品でお洒落なバスルームです。

夕暮れ時に猫も縁側でリラックスしています。

羽黒の家

●設計事例の所在地: 
愛知県犬山市
●面積(坪): 
34
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

森の銅板の小屋。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

依頼者の最初のメールを原文のまま掲載します。
「生活のテーマは、地球や人に優く、自然と共存したいです。その他、細かい希望が沢山ありましたが、宇野様のHPを拝見させて頂いたら、上記以外の希望はどちらでも良いと思うようになりました。今までいろんな雑誌やインターネットで建築家や施工会社を探していましたが、現実はこんなものなのかな…と、高額な買い物をこんなストレスを感じながら買わなければならないと思うことばかりでした。私は、素直な気持ちで家を建てたいです。」

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

具体的な要望は少なく、土地探しからだったので予算的な調整に苦心しました。
ひとつ希望があったのは、銅を使ってほしいというものでした。銅を小波に加工して屋根と壁
に使いました。

その他の画像: 

外観

アプローチ。

玄関アプローチから玄関テラスを見る。

玄関アプローチ。

玄関テラス

リビングからキッチンを見る。

バルコニー

トイレ

キッチン

洗面所

吉根の家

●設計事例の所在地: 
名古屋市守山区
●面積(坪): 
30
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

傾斜地に建つRC造3階建ての住宅。3階が玄関とLDKで2階が個室、1階が浴室などの水回り。壁の仕上げは内外ともコンクリとの上に漆喰塗りです。庭及び駐車場は自然石を敷き詰めました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

シンプルで機能的な家。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

「シンプルで素材の使い方などに共感できた。」から

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

施主が家具職人のため、彼の制作した家具を生かせられるような素材を選んだ。薪ストーブもオリジナルでデザインし作りました。

依頼者の声: 

「希望通りにシンプルで静で癒される家です。」「天窓などから入る光も季節によって様々で本当に飽きのこない愛着が増す家です。」

その他の画像: 

3階正面。平屋に見えますが、傾斜地のためこの写真は3階の玄関扉です。

斜面下からの写真。

玄関。間仕切り壁の向こう側がLDK。

ダイニングキッチンから玄関方向を見たもの。

ダイニングキッチン。

階段室.3階から下階を見る。

階段室.1階から上階を見る。

現在のダイニングキッチン。

インターホン。ハンドルや照明などもオリジナルで作っています。

光が射し込む木のクリニック -PICTORUいずも画像診断室-

●設計事例の所在地: 
島根県出雲市
●面積(坪): 
約150坪
●建物の種類(大分類): 
医療・福祉施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

神話の国・出雲に完成した画像診断クリニック「PICTORUいずも画像診断室」
MRIは大学病院や総合病院でのみに設置され、予約による長い順番待ちや紹介状のみでの対応など敷居が高いものとなっています。それらの高度な画像診断を地域にクリニックと連携し、より気軽に受診できる環境と迅速で的確な診断を提供することで”画像診断で地域の医療を支える”をコンセプトに計画されました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

同じ敷地内には既に建っているクリニックモールがありました。当クリニックは既存クリニックモールと隣接し、一体的な利用もなされることからスムーズな接続による使いやすさと既存クリニックと連続する他とは違う特徴あるクリニックを要望されました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

□計画にあたって
画像診断のためにここへ訪れる来院者は大きな不安を抱えています。機能優先・動線重視の病院施設において、暗くなりがちな待合スペース。そこで待つ来院者の不安を少しでも和らげることをテーマに「外光が射し込む明るい木造のクリニック」を目指しました。
□特徴ある親しみやすい外観
隣接する既存クリニックは、杉板型枠コンクリート打放外壁と波打つ鉄板屋根で構成された特徴ある建築でした。新しい画像診断専門クリニックはそれ自体独立したクリニックですが、渡り廊下で繋がった既存クリニックと一体的な利用もなされることから、杉板型枠コンクリート打放と杉板外壁と反り上がる木造屋根とし、既存クリニックとの親和性と特異性を同時に持たせる外観としました。また、片勾配の木造屋根は瓦のようなSUS亜鉛メッキ鋼板の採用し地域の環境との調和を図っています。
□光が射し込む明るい内部空間
MRI室等は機能上必要とされる高さを確保し、上部に屋外機械を設置しています。MRIの磁気・騒音・光などの遮蔽のため、屋上の有効利用のため遮蔽と耐力に優れるRC造を採用し、極力閉じられたコンクリートとなっています。特に隣地への機器騒音・景観に配慮し外周はコンクリート外壁を立ち上げています。
一方、待合スペースや診察室等は上部に向けて反り上がる木造屋根とし、隙間のハイサイドライトから光を取り込み、光が射し込む明るい内部空間を実現しました。
待合空間や渡り廊下の床材には石州瓦をリサイクルしたオリジナルの床材を使用しています。出雲地方で採掘される来待石(きまちいし)を釉薬として使用する石州瓦は山陰地方で見られる独特の屋根の町並みや集落を生み出す赤い瓦であり、テラゾーブロックの種石に使うことで地域の色を活かした優しい色味のある平坦で躓きにくい床材を実現しました。瓦屋根が減り苦戦する石州瓦メーカーが廃瓦の再利用を模索しているところ、建材としての製品化を目標に製作しています。
□わかりやすく機能的な平面
来院者の動線が1階で完結する計画となっています。待合スペースを中央に配置し、東側に事務室・診察室、西側にMRI室等とした利用しやすくわかりやすい計画としています。
操作室間と休憩スペースを直接接続したスムーズな医師・技師動線と事務室・診察室を連続配置した医師・看護師動線を確保しています。
また、将来の機器増設や更新・メンテナンスにも配慮し、搬入等の経路を確保しています。特にMRIの増設・更新について対応可能な設備スペース、経路、搬出入動線の確保に配慮しています。

依頼者の声: 

クリニックは2016年4月から順調に稼働しています。
竣工後、部分的な不具合などありましたがそれぞれについて順次対応させていただき、解決しています。
本建物引渡し後も、引き続き業務依頼をいただけています。

その他の画像: 

エントランスホールと待合スペース

待合スペース

エントランス

待合スペース

2F廊下

廃瓦テラゾブロック

サインとハイサイドライト

MRI室

エントランス(夜景)

渡り廊下(夜景)

西葛西の家

●設計事例の所在地: 
東京都江戸川区
●面積(坪): 
37坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

洗面台は造作で作成。10人分の洗面道具と洗い物を収納できる棚を設置しています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

約24坪の敷地に3世帯、計10人が暮らす計画で、広さの確保とプライバシーの確保が最低条件でした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

約24坪の敷地に3世帯、計10人が暮らす計画です。無駄を省き、より広さを確保し、プライバシーを考えた設計をしました。ホームエレベーターも設置しました。

その他の画像: 

小さな白いカフェ

●設計事例の所在地: 
北海道根室市
●面積(坪): 
12坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

外観としては、構造的にも安定し、周囲の住宅に溶け込む方行屋根を採用。壁、屋根ともに白とし、風景に溶け込む建物になるよう心掛けた。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

計画地は日本最東端の町、根室市の市街地から約30kmの位置にある人口300人程の集落。酪農が盛んで、周囲には大自然が広がる。冬は氷点下20度まで下がることもあり、寒さが厳しい地域である。
住民は高齢化が進み、ゆっくり休める飲食店も少ない。この現状を踏まえ、住民が気軽に足を運び、談笑できるような"憩いのスペース"を提供することを目的とし、計画を始めた。
 予算が650万円と少ない中で、コンセプトとして考えたことは、町と建物を"やわらかく繋ぐ"こと。住民に"開く"ことに対して、冬の寒さ等の外部環境には"閉じる"。その"開く"と"閉じる"を両立するための空間として中間的な領域、"やわらかく繋ぐ"空間を考えた。具体的にはテラス。店舗入口をテラス内に設け、店舗→テラス→屋外と空間を繋いだ。店舗の開口部はテラスに向けて大開口を取り、外気に対しては開口部を最小限にとどめた。テラスと屋外の間には間仕切りを設置し、その間仕切りを利用して、開店、閉店の区別をできる計画とした。そのことで、住民が営業時間を把握しやすい形状となった。
 内部仕上げとしてはクロスとOSB合板。面積が小さい為、広く感じさせるよう白いクロスを外周部に採用。厨房やカウンター、トイレなどの壁にはOSB合板を用い、コストカットをした。
 店舗の看板には廃校になる小学校の机の天板を使用。地域の思い出と共に、地域に根付く建物となるよう採用した。

その他の画像: 
ユーザー 西薗守 住空間設計室 西薗守 の写真

建物と一体化したパーゴラ。
隣地のさるすべりの花を借景!
簡易的に屋根を設けて…
リビングからも眺められる“愛車スペース”です。

キッチンに面した南側のパーゴラのあるデッキテラスは庭木の花や緑、光や風に包まれた もうひとつのオープンリビング。
キッチンからの配膳も後片付けもスムーズにできます。
休日には光や風が抜ける心地よさを感じながらカフェ気分でブランチ。
家族の絆を一層深めてくれます。

I-1066、古民家を「生活雑貨販売」ができるよう用途変更したい(青森県)

ユーザー sudatsu の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
青森県
現住所‐郡市区町村: 
弘前市
依頼内容: 

【依頼したい仕事】
市街化調整区域の築80年の古民家を用途変更したい。
【物件住所】
青森県弘前市***
【土地 建物の所有について】
自己所有 (事業資金融資を受け購入)
【建物についての希望】
用途を「生活雑貨販売」ができるようにしたい
【依頼内容】
最低限の費用で、用途変更をお願いしたい。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 
 





I-1065、アパートを用途変更しゲストハウスに転用したい(東京都在住・物件は北海道)

ユーザー ゆうみ1065 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
国立市
依頼内容: 

用途変更の手続きにかかる費用・期間の調査・見積もりをお願いします。
 
物件概要ページ
http://****
(建築家紹介センターより・・物件のURLが明記されていましたが、
              個人情報保護のため削除しました)
 
 
北海道札幌市白石区にある、駅徒歩3分のアパートです。2年後に用途変更しゲストハウスに転用したいと思います。
建築確認の検査済証、図面などあります。
宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 
 





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